イサキの美味しい食べ方を知りたい！みんなのおすすめはこれ

イサキはスズキ目のスズキ亜目イサキ科イサキ属に分類され、日本周辺に多い魚である。味は大きいほど美味しいとされるため、まるみを帯びたイサキを選ぶのがおすすめだ。白身魚であるイサキの食べ方にはさまざまなものがある。

まずはおすすめの和食料理を紹介する。イサキの旨みをそのまま堪能できる刺身や、ごはんのおかずにも酒のアテにもなる塩焼き、甘辛く味付けたりあっさりと塩と酒で味付けたりできる煮つけなどが代表的である。またしゃぶしゃぶとして食べても美味しいし、竜田揚げにすれば子どもも食べやすいだろう。

和食以外の食べ方ではイタリアンがおすすめだ。大きなイサキが手に入れば、アクアパッツァでまるごと堪能してみよう。また刺身にしても美味しいイサキは、もちろんカルパッチョにして洋風のアレンジを楽しめる。また、脂がしっかりのっているものは、皮目をカリっと香ばしく焼き上げて、ソースに白ワインを使用したポワレにするとイサキの甘みが感じられる逸品になる。このように、イサキは多様な食べ方ができる魚である。

10cm前後の小さいイサキには、猪の子どものような縦縞模様があることから「うりぼう」と呼ばれることもある。イサキはサイズが大きいほど美味しいといわれているが、小さいイサキの味もあなどってはいけない。小さいサイズのイサキの食べ方でおすすめはやはり刺身で、豊かな味わいが口の中に広がり、味のよさがよくわかる。

そのほかの食べ方として、皮も美味しく食べられるのが特徴である。三枚おろしにして皮引きをし、皮を素揚げにして少し塩をふっておき、からっと揚げれば、酒にもよく合う逸品ができあがる。この食べ方のポイントは、皮のウロコを落とさないことだ。ウロコを落とすことで小さいイサキの身を傷つけてしまいがちなことと、ウロコも美味しく食べられるという理由からだ。

イサキが大量に手に入ったときは一気に食べられないこともあるだろう。その場合は冷凍しておくと便利だ。冷凍はイサキを袋や容器に入れ、水を張って冷凍する方法がある。冷凍する際には、内臓を取り出すといった下処理はしなくてもよい。

まるごと冷凍したイサキの食べ方としては、塩焼きがおすすめだ。ウロコやえら、はらわたを取り除いて水洗いをして、水分をしっかり拭き取る。厚みがあれば、切れ目を入れておくとよい。全体に塩をふり、しばらく置いてからさらに水気をふきとり、焼き上げよう。

また、イサキを三枚おろしにして空気に触れないよう密封して冷凍しておくと、解凍後の調理も手間が省ける。その場合のおすすめの食べ方には、煮つけや唐揚げ、フライなどがあり、食べ方を変えればいくらでもイサキを堪能できそうだ。

イサキの身や皮についての食べ方を紹介してきたが、実は白子や肝、卵といった内臓も美味しく食べられる。とくに旬の時期のイサキの白子は絶品で、焼いたり、ソテーしたり、あぶったりとさまざまな調理法にも合うのだ。

また、卵と白子は酒を少量加えた湯に通して、ポン酢で食べる方法がある。卵は煮つけても美味しく、つまみにもおかずにもなる。この食べ方でポイントとなるのは、強火で火を通さないことだ。卵が割れてしまう原因にもなるので、注意してもらいたい。新鮮なイサキの白子や卵などは捨ててしまわずに、好みの食べ方で味わってほしい。