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紅茶のカップ

紅茶の飲み過ぎと身体への影響!1日に飲める量について解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤井千晃(ふじいちあき)

鉛筆アイコン 2022年4月 7日

寒い時期の飲み物といえば、紅茶と答える人も多いだろう。そんな人気のある紅茶だが、飲み過ぎると身体によくないということを聞いたことはないだろうか。そこで今回は紅茶の飲み過ぎによって起こる症状やリスクなどが上がる病気について解説していこう。また、飲み過ぎと呼ばれる量はどのくらいなのかも見ていくので、ぜひ参考にしてみてはいかがだろうか。

  

1. 紅茶の飲み過ぎで起こりやすい症状

ホットレモンティー
ここでは、紅茶の飲み過ぎで起こりやすい症状について解説していこう。

貧血

紅茶に含まれる「タンニン」には鉄分と結合して、鉄分の吸収を阻害する性質がある。そのため、紅茶を飲み過ぎると貧血を引き起こす危険性があるのだ。特に女性の場合は生理などで鉄分が失われるので飲み過ぎには注意しよう。(※1)

めまいや吐き気

紅茶にはカフェインが多く含まれている。カフェインは適量であれば、眠気を冷まし頭を冴えさせる効果などがあるが、過剰に摂取すると吐き気・めまい・下痢などの症状が現れる場合がある。(※2)

2. 紅茶の飲み過ぎでリスクが上がる病気

台湾のミルクティー
ここでは紅茶の飲み過ぎによってリスクが上がる病気について見ていこう。

尿路結石症

紅茶にはカフェインやタンニンのほかにシュウ酸が多く含まれている。シュウ酸は過剰に摂取すると尿路結石症の原因になるといわれている。カルシウムと一緒に摂取するとシュウ酸と結合して吸収されずに体外に排出されるので、ミルクティーにして飲むのもよいだろう。(※3)

歯や骨に悪い影響

ティーパックの紅茶を、日常的に多く飲んでいる人は骨や歯の健康を害する恐れがある。ティーパックの紅茶にはフッ化物が多く含まれており、1日に1Lほどのティーパックの紅茶を飲む場合で、約6mgのフッ化物を摂取することになる。成人が1日に摂取してもよいフッ化物の上限は3~4mgで上限を超えるため、歯や骨のフッ素症になる恐れがあるのだ。(※4)ティーパックの紅茶や緑茶には、古い茶葉が使われることが多いのでなるべく品質のよいものを飲んで、ティーパックを飲む回数を減らすのがよいだろう。

3. 紅茶は何杯からが飲み過ぎ?

冷たいレモンティー
ここでは、紅茶の飲み過ぎとはどのくらいの量なのか解説していこう。

カフェインの摂取量

紅茶に含まれるカフェインの量は、100ml(浸出液)あたり30mgである。農林水産省の資料によれば、カフェインの摂取量は体重×3mgまでは健康的に問題ないと記載されている。しかし、カフェインの摂取許容量は個人差が大きいため、はっきりとした数字が定められていないのが現状だ。国際的な最大値は400mlまでとされている。(※5)(※6)

結論

紅茶にはタンニン・カフェイン・シュウ酸などが多く含まれている。それぞれ過剰に摂取する貧血、吐き気やめまい・尿路結石症などといった健康リスクの増加につながる。またティーパックの紅茶にはフッ化物が多く含まれているため、飲み過ぎると歯や骨などにも悪影響がでる恐れがある。この記事を読んで、紅茶を飲む際の参考にしてみてはいかがだろうか。
(参考文献)
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  • 更新日:

    2022年4月 7日

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