このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
キャベツ

キャベツに虫がいたら食べる?取り除く方法や洗い方を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年2月 8日

炒め物やスープなどさまざまな料理で活躍するキャベツだが、調理する際に虫が付いていた経験はないだろうか。基本的にはすべて取り除いてから店頭に並ぶが、内側について取り切れない場合もある。そこで今回は、キャベツに虫が付いていた時の対処法や洗い方について解説していくので、ぜひ参考にしてみてほしい。

  

1. キャベツは虫にとっても美味しい野菜

キャベツ
キャベツを調理する際に、葉に虫が付いておりびっくりした経験がある人もいるだろう。キャベツは虫にとっても美味しい野菜なのである。ここでは、キャベツに付く主な虫の種類について解説していこう。

主な虫の種類

キャベツに付く代表的な虫はモンシロチョウの幼虫のアオムシだ。アオムシは草食でキャベツが大好物なため、放っておくと葉のほとんどを食べてしまうほどだ。店頭に並べられる際は店員がキレイに虫を取り除いているが、本来はキャベツだけではなく野菜全般に虫が付いているのは当たり前だそうだ。アオムシは地域によっては、たんぱく源として食べられることもあるため、あやまって食べてしまっても健康に問題はない。また、ミミズが付着している場合もあるが、アオムシと同様であやまって食べてしまっても問題はない。しかし、アオムシ以外に、ナメクジが付いている場合がある。ナメクジは広東住血線虫という寄生虫を保有していることがあるので、あやまって食べてしまわないよう注意が必要である。購入する際はなるべくなら、虫食いのないものを選ぶのもよいだろう。(※1)

2. キャベツに虫がいたときの対処法

キャベツ
キャベツは店頭に並べられる際はキレイにされているが、虫が付着している場合もある。アオムシなどはあやまって食べてしまっても問題はないが、ナメクジには寄生虫がいるため注意が必要だ。ここでは、虫がいたときの取り方や対策について解説していこう。

取り除く

アオムシやミミズは食べても問題はないため、取り除けば普通に食べても問題はない。割りばしや、手袋などをして取り除くのがよいだろう。また、虫が付着していなくても、虫食いがある場合は卵や糞が付着している場合があるので、流水でしっかり洗おう。

ナメクジの取扱いは注意

アオムシなどは食べても健康に問題はないが、ナメクジには広東住血線虫という寄生虫を保有している。生や生焼けで食べると、住血線虫症になる可能性があるため注意が必要だ。住血線虫症の症状は、吐き気・嘔吐・微熱などがあり、酷くなると麻痺や失明などの後遺症が残る可能性がある。キャベツを調理する際は流水でよく洗い、ナメクジを取り除く際には使い捨て手袋を着用し、終わったらよく手を洗うようにしよう。(※2)

3. キャベツの虫を落とす洗い方

キャベツ
キャベツに付着する虫の種類や対処方法が分かったところで、今度はキャベツについた虫の洗い方を詳しく見ていこう。

一枚ずつ洗う

外側の葉から1枚ずつはがしていき、こすりながら流水で洗い流していく方法。もっとも洗いやすい方法なのでおすすめだ。千切りなどにして使う場合も、1枚ずつ洗うため洗い残しがないのがよいところだ。

カットして洗う

キャベツをカットしてから洗う方法は、ボウルの中にザルを重ねて、カットしたキャベツを入れ流水で洗う。水を何回か替えてしっかりと汚れを落とすようにしよう。カットしてしまうと、断面から水溶性のビタミンなどが溶け出しやすくなってしまう。栄養の流出を防ぎたい場合はカットせずに、1枚ずつ洗ってから切るのがよい。

振り洗いをする

振り洗いはくし切りにしたキャベツを洗うときにおすすめの洗い方だ。振り洗いする方法は、ボウルの中に水を張って、くし切りにしたキャベツを水の中で左右に振りながら洗う。葉の間に水が入り汚れが落ちていく。また、水を何回か取り替えてキレイになるまで洗うようにしよう。

結論

キャベツは虫にとって美味しい野菜であり、アオムシ・ミミズ・ナメクジなどの虫が付着している場合がある。アオムシやミミズは誤って食べても健康に害はないが、ナメクジには寄生虫がいるため注意が必要だ。虫が付着していた場合は、取り除いたり流水で洗ったりしてキレイにしてから食べるようにしよう。この記事を参考にキャベツに付着した虫を取り除く際の参考にしてみてはいかがだろうか。
(参考文献)
※1参照:愛知県衛生研究所「「広東住血線虫(Angiostrongylus cantonensis)とはどんな寄生虫?」
※2参照:厚生労働省「住血線虫症」

監修管理栄養士:黒沼祐美

経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士、健康運動指導士資格を取得。企業給食管理、食品メーカーでの商品開発、医療機関での栄養指導、健保組合での特定保健指導などを経験。その後、食文化や料理技術を学ぶためイタリアにて1年間料理留学を経験し、2012年より在住。これまでの経験を活かし、現在はオンラインでの特定保健指導や食・栄養関係の記事監修などを行う。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2023年2月 8日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧