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ガスファンヒーターの燃費を他の暖房器具と比較して詳しく紹介

ガスファンヒーターの燃費を他の暖房器具と比較して詳しく紹介

投稿者:ライター ブルーナ明子 (ぶるーなあきこ)

鉛筆アイコン 2021年2月16日

ガスファンヒーターの購入を検討する場合には、燃費を確認してから購入したいという方も多いことだろう。今回は、ガスファンヒーターの燃費を他の暖房器具と比較して詳しく解説しよう。おすすめの新機種についても紹介するので、ぜひ参考にしていただきたい。

  

1. ガスファンヒーターと他の暖房器具の燃費を比較!

家庭で使用する暖房器具には、ガスファンヒーターをはじめガスストーブや石油ストーブ、石油ファンヒーター、エアコンなどさまざまある。そして、それぞれの暖房器具には稼働の仕方だけでなく燃費にも違いがあるのはご存じのことだろう。
そこでこちらでは、ガスファンヒーターと他の暖房器具の燃費を比較して解説しよう。

燃費は、ガスや石油などの燃料や電力の提供会社、使用する暖房器具の機能によっても違いがみられるため、あくまでも目安として参考にしていただきたい。
電気代は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会(※1)の規定である27円/kWhにて算出している。また、灯油代は石油情報センター(※2)の2021年1月15日の調査結果による東京都の店頭価格1L約102円と想定して計算したものである。

大阪ガス(※3)の2020年5月時点の都市ガス単価を元に試算した木造住宅6畳向けのガスファンヒーターの燃費は、1時間あたり約11円である。プロパンガスの場合は、都市ガスよりもガス代金が1.5倍から2倍ほど高価な場合があることに注意いただきたい。

石油ストーブの燃費は、木造住宅8畳向けの製品では、1時間あたり0.279Lの石油を消費するため約28.5円である。

石油ファンヒーターの燃費は、木造住宅7畳向けの製品では、1時間あたり0.064Lから0.243Lの石油を消費するため約6.5円から約23.9円になる。

エアコンの燃費は、稼働中であっても電力の使用量が異なるため、環境によっても差がみられる。目安としては、8畳向けの製品では1時間当たり約2.8円から40円といわれている。

2. ガスファンヒーターv.s.石油ファンヒーターの燃費

こちらでは、ガスファンヒーターと石油ファンヒーターのそれぞれの特徴と燃費を比較して詳しく解説しよう。

ガスファンヒーター

ガスファンヒーターは、他の暖房器具よりも立ち上がりが早いため、部屋全体をスムーズに暖めることに優れているのが大きな特徴である。また、ガス栓にガスホースをつないで使用するタイプのものでは、燃料を補充する必要がなく維持や管理も簡単である点も特徴といえる。
ガスファンヒーターは、ガスを燃料にして発熱するが、温風を送風するためや温度調整などの機能を維持するために電力も必要になる。
電力は20Wから30Wを消費するため、電気代は1時間あたり約0.6円から約0.8円といわれている。それゆえ、ランニングコストは1時間あたり約11円の都市ガス使用時の燃費を加えると、約11.6円から約11.8円が目安になる。

石油ファンヒーター

石油ファンヒーターは、燃料を内蔵されたタンクに収めるため、配管などを気にかけずに必要な場所で使用することができるのが特徴だ。石油を燃料に使用するため、独特の臭いを感じる場合もあるが、暖房出力が高いためわずかな時間で部屋全体を暖めることができる点も特徴になる。
石油ファンヒーターも燃料とは別に、温風を送風するためや温度調整などの機能を維持するために電力も必要である。
電力は52Wから98W消費するため、1時間あたりの電気代は約1.4円から約2.6円になる。ランニングコストは1時間あたり約6.5円から約23.9円の灯油の燃費を加えると約7.9円から約26.5円が目安になる。

3. 低燃費に注目!ガスファンヒーター新機種3選

こちらでは、ガスファンヒーターの人気新機種を特徴とあわせてご紹介しよう。

東邦ガス「ガスファンヒーター RC-41FSG 都市ガス用」

こちらは、都市ガス専用のガスファンヒーターである。特徴は、室内を暖め過ぎずに自動調整するエコ運転機能、必要な場所周辺を5段階で暖めることができるスポット暖房機能が搭載されている点だ。効率よく必要な場所を暖めることができるため、燃費も経済的なおすすめ製品である。

ノーリツ「ガスファンヒーター GFH-4005S プロパンガス/LPガス専用」

こちらは、プロパンガス・LPガス専用のファンヒーターである。特徴は、パワーセーブ機能付きエコ運転が搭載されているため、室内の暖め過ぎを防止しながら効率的に暖房機能を発揮する点だ。消し忘れ防止タイマーやフィルター掃除サイン表示機能などが搭載されているため、安全かつ燃費を抑えながら使用できる点もおすすめポイントである。

リンナイ 「ガスファンヒーターSRC-365E 都市ガス用」

こちらは、都市ガス専用のガスファンヒーターである。特徴は、エコ機能が搭載されているため、室温を高め過ぎることなく効率よく暖めることができる点や、待機時消費電力を削減できる構造となっている点だ。燃費や電気代を抑えながら、ガスファンヒーターを使用したい方におすすめの製品である。

結論

ガスファンヒーターは、ガスの種類によって使用できる製品が異なるため、適切な暖房器具を選び、安全に使用してほしい。現在では、燃費や待機電力など省エネにも配慮された製品が販売されているため、それぞれの特徴を理解した上で納得のいくものを選び、寒い季節を快適に過ごしていただきたい。
(参考文献)
(※1)出典:公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問 Q&A Q.カタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?」
https://www.eftc.or.jp/qa/
(※2)出典:一般財団法人日本エネルギー経済研究所「石油情報センター 一般小売価格 民生用灯油(給油所以外) 月次調査(毎月15日調査)」
https://oil-info.ieej.or.jp/price/price_ippan_minsei_getsuji.html
(※3)出典:大阪ガス「FAQ(よくあるご質問)」
https://home.osakagas.co.jp/search_buy/fanheater/faq/index.html
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  • 更新日:

    2021年2月16日

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