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洗面所

チョウバエの幼虫の駆除方法 | 発生場所や予防対策も解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2022年8月12日

チョウバエは幼虫のうちに駆除することが大事だ。発生しやすい場所をチェックして、すぐに対処してほしい。この記事では、チョウバエの幼虫の基礎知識と駆除方法を紹介する。発生場所や放置した場合のリスク、予防方法とあわせて解説しよう。

  

1. チョウバエの幼虫とは?

シンク
まずはチョウバエの幼虫について、基礎知識を紹介しよう。幼虫の見た目やチョウバエの一生をまとめたので参考にしてほしい。

見た目や大きさ

チョウバエの幼虫は、細長いナメクジのような見た目をしている。オオチョウバエは褐色で大きさは9mmほど、ホシチョウバエは灰色がかった白で8mmくらいだ。このようにチョウバエの種類によって、大きさや見た目は少し異なる。

チョウバエの一生

チョウバエが産卵する卵の数は200~300個だ。産み付けられた卵は2日ほどで孵化して幼虫になる。幼虫は14日ほどで蛹になり、3~4日で羽化して成虫になるのが基本的なサイクルだ。成虫の寿命は4~14日くらいで、その間にまた卵を生む。卵から死ぬまでの日数は20~30日くらいと考えよう。

2. チョウバエの幼虫の発生場所

風呂場
チョウバエは石鹸カスや皮脂、ヌメリを好み、主に水回りで繁殖する。幼虫の発生場所を4つ紹介するので、駆除や対策に役立ててほしい。

お風呂

石鹸カスや皮脂汚れが溜まる排水口や排水管が主な繁殖場所だ。また、お風呂場と浴槽が一体型ではなく分かれている場合、汚水が溜まって幼虫が繁殖する可能性がある。浴槽の側面カバー(エプロン)を外してチェックしてみよう。

洗面所

汚水が流れる排水口と排水管で繁殖する。洗面台から水があふれるのを防止する、洗面ボウル上部の穴(オーバーフロー)にも注意が必要だ。洗面所に洗濯機を置いている場合は、防水パンの排水口を確認してほしい。

キッチン

油汚れや生ゴミを流すシンクの排水口は、チョウバエの幼虫がとくに発生しやすい。ほかにも三角コーナーの生ゴミや、汚れたまま放置した食器が発生の原因になるので注意が必要だ。

トイレ

水を溜めるトイレタンクの中に、チョウバエの幼虫が発生することが考えられる。自分で開けられないトイレタンクの場合は、業者に依頼してほしい。また、トイレが汚れていると、においで成虫が寄ってくることがあるので注意が必要だ。手洗いが設置されているトイレなら、そちらの排水口もチェックしておこう。

3. チョウバエの幼虫を放置するとどうなる?

食べ物
チョウバエは200~300個の卵を産み、孵化すれば幼虫になる。放置すれば成虫になって、水回りを飛び回ることになるだろう。さらにその成虫が卵を産み付けることで、チョウバエが大量発生するケースは多い。
チョウバエはヘドロで繁殖するため、食品にとまれば非常に不衛生だ。食品への混入や微生物汚染といったリスクもあるだろう。幼虫が体内に侵入することで発生する「ハエ症」も、稀ではあるが確認されている。

4. チョウバエの幼虫の駆除方法

殺虫スプレー
チョウバエの大量発生を防ぐためには、幼虫のうちから駆除しておきたい。効果的な2つの方法を紹介しよう。

熱湯をかける

チョウバエの卵や幼虫は、60~70度の熱湯をかければ駆除できる。排水口に沸かしたお湯をたっぷりと流せばOKだ。ただし、熱が伝わらないと幼虫が死なないので、後でしっかりと殺虫剤で駆除しよう。また、幼虫は冷たすぎる環境でも生きられない。熱湯だと排水管を傷める恐れがあるので、心配なら大量の氷を排水口の上に置いて溶かすとよいだろう。

幼虫用の殺虫剤を使う

成虫用の殺虫剤は、幼虫に効果がない可能性があるので注意が必要だ。必ずチョウバエの幼虫に対応した殺虫剤を用意してほしい。排水口などの内部に届くよう多めに吹きかけよう。
また、効果が持続するタイプの殺虫剤は、チョウバエの予防に便利だ。チョウバエが発生しやすい場所にスプレーしておけば、幼虫の発生を防げる。

5. チョウバエの幼虫の予防方法

パイプクリーナー
チョウバエの幼虫の発生を防ぐためには、日頃からの対策が重要だ。効果的な3つの予防法をぜひ実践してほしい。

水回りをこまめに掃除する

チョウバエ発生の原因になる水回りの汚れは、こまめに掃除したい。汚れた水は溜めないようにして、ヌメリやヘドロはしっかりと除去しよう。洗面ボウルのオーバーフローやお風呂のエプロンの中、トイレのタンクなど、見えない場所もしっかりと掃除してほしい。

排水管を清掃する

チョウバエの幼虫が発生しやすい排水管は、パイプクリーナーを使って掃除しよう。排水口に適量を注いだら、説明書に従って一定時間放置するだけだ。あとは水で流せば、内部のヌメリやヘドロがスッキリと落ちるだろう。排水口に網をかける、食器や調理器具の油汚れを拭き取ってから洗うなど、排水管を汚さないための対策も有効だ。

成虫を侵入させない

成虫が卵を産み付けるのを防げば幼虫は発生しない。水回りに近い窓や網戸はしっかりと閉め、隙間があれば隙間テープでふさごう。効果が持続するタイプの殺虫剤を吹きかけておくとより効果的だ。換気扇や換気口には、網を取り付けておくとよいだろう。

結論

チョウバエの幼虫は汚れた水回りから発生する。お風呂や洗面所、キッチン、トイレを確認して、発生場所を突き止めよう。熱湯をかける、幼虫用の殺虫剤を使うなど正しい方法で駆除してほしい。また、チョウバエの幼虫の発生は日頃からの対策で予防できる。水回りや排水管はこまめに掃除する、成虫の侵入経路をふさぐといった方法が効果的だ。
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  • 更新日:

    2022年8月12日

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