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エアコン

エアコンの暖房が効かない原因とは?チェック項目と対処法を解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2023年5月 1日

エアコンの暖房を使っても部屋が暖まらない場合は、効かない原因を特定することが大事だ。故障以外が原因の可能性もあり、自分で直せるケースは多い。この記事では、エアコンの暖房が効かない原因をまとめた。リモコンと室内機、室外機、その他に分けて、原因と対処法を解説しよう。

  

1. エアコンの暖房が効かない原因 | リモコン編

暖房
エアコンの暖房が効かない原因の一つとして、リモコンが考えられる。まずはリモコンに異常がないか、チェックしてみよう。

リモコンで考えられる原因と対処法

【設定や操作を間違えている】
リモコンの温度や風量の設定が、効かない原因になっているケースだ。設定温度に達すると暖かい空気がでなくなり、風量が「弱」や「微」だと暖まりにくい。設定温度を上げる、風量を「強」や「自動」に変えるなどの対処法を試してみよう。
また、運転モードが「冷房」「送風」「ドライ(除湿)」になっていないかも確認してほしい。風向きが上だと床の温度が上がりにくいので、「自動」や「下向き」に変えるのも効果的だ。

【リモコンが故障している】
リモコンが故障しているとエアコンの暖房は作動しない。まずは電池を変えてみて、リモコンが動くか確認してみよう。電池を交換してもリモコンが正常に作動していないときは、リセットボタンを押すとよい。
リモコンが原因でない可能性もあるので、エアコン本体の電源を入れてエアコンが作動するかも確認してほしい。本体が正常に作動するなら、リモコンの修理や交換を検討しよう。なお、リモコンに電池を入れっぱなしにすると液漏れする恐れがあるので、シーズン以外は抜いておくとよい。

2. エアコンの暖房が効かない原因 | 室内機編

エアコン
エアコンの暖房が効かない原因が室内機にあるケースを紹介する。5つの原因を紹介するので、対処法を試してみてほしい。

室内機で考えられる原因と対処法

【霜取り運転になっている】
「霜取り運転」とは、室外機に発生した霜を取る機能のことだ。暖房を使用すると室外機の熱交換器が冷たくなり、空気中の水分が凍ることで霜がついてしまう。霜がつくと空気を暖める力が弱くなるため、除去するために一時的に運転を中止するわけだ。
霜取りが終われば暖房が再開するので、そのまま放置しても問題ない。なお、霜取り運転を頻繁に繰り返す場合は、設定温度を1~2度ほど下げると霜がつくスピードを遅くできる。

【暖かい空気が上部にたまっている】
暖かい空気が上部にたまると足元が冷えやすい。暖かい空気は上部、冷たい空気は下部にたまるため、上手に循環させよう。「エアコンの風向きを下向きにする」「サーキュレーターを使って空気を循環させる」などの対処法が効果的だ。

【エアコンが汚れている】
エアコンのフィルターが汚れていると、室内機の内部に空気を取り込みにくくなる。風量が弱くなることで、部屋が暖まりにくくなるわけだ。
パネルを開けたらフィルターを取り外して、掃除機でホコリを吸い取ろう。酷い汚れは液体中性洗剤とぬるま湯で落とすとよい。詳しい取り外し方や洗い方は説明書で確認してほしい。

【吹き出し口や吸い込み口が塞がっている】
吹き出し口や吸い込み口の近くに障害物があると、暖かい空気が循環しにくい。カーテンや家具など、エアコンの暖房が効かない原因になるようなものがないか確認しよう。

【エアコンのパワーが不足している】
部屋の広さにあったエアコンを使用しないと、パワー不足により暖まりにくくなる。使用している機種の適用畳数をチェックしてみよう。
冷房より、暖房の適用畳数の方が小さくなるので注意が必要だ。北向きの部屋や天井が高い部屋は暖房負荷が高いため、部屋の広さよりやや上の適用畳数を選ぶとよい。

3. エアコンの暖房が効かない原因 | 室外機編

室外機
エアコンの暖房が効かない原因が、室外機にある可能性もある。3つの原因と対処法を紹介しよう。

室外機で考えられる原因と対処法

【室外機周辺にゴミがたまっている】
室外機の吹き出し口を塞いでしまうので、室外機周辺にゴミやものを放置するのはNGだ。ホコリやゴミはキレイに掃除して、植木鉢などを置く場合は30cm以上離そう。雪がつもったときは、暖房を使用する前に雪かきをしてほしい。

【ガスが漏れている】
室外機と室内機をつなぐパイプに流れている冷媒ガスが漏れると、暖房が効かなくなる。設置や移設から時間がたっていない場合、施工不良によるガス漏れが発生しているケースが考えられるだろう。ほかには、室外機を自分で動かしたときに、ガス漏れが発生することもある。

【直射日光にさらされている】
夏に室外機が直射日光にさらされると、冷房の効率が悪くなるので注意しよう。一方で冬に暖房を使用するときは、日差しをあてたほうがよい。夏に室外機用の日除けを設置している場合でも、冬は外したほうがよいだろう。

4. エアコンの暖房が効かない原因 | その他編

エアコン
上記で紹介した以外の、エアコンの暖房が効かない原因を解説しよう。2つの原因とその対処法をまとめたので参考にしてほしい。

その他に考えられる原因と対処法

【隙間から部屋に冷気が入っている】
隙間から部屋に冷気が入ると、暖めた空気が冷えてしまう。隙間テープを使用して、しっかりと塞ぐことが重要だ。
ほかにも窓に断熱シートを貼る、厚手のカーテンを使用するなどの対策で窓からの冷気を防げる。夜は隙間がないようカーテンを閉めてほしい。

【外気温が極端に低い】
外気温が極端に低いと熱交換器に霜がつきやすく、霜取りを繰り返すことになる。霜取りのたびに暖房を中断するので部屋が暖まりにくい。
寒い地域に住んでいるなら寒冷地用エアコンがおすすめだ。パワフルで霜がつきにくいため、外気温が低いときも十分に部屋を暖められる。

結論

エアコンの暖房が効かない原因はさまざまだ。リモコンと室内機、室外機、その他にわけてチェック項目を紹介したので、原因の特定に役立ててほしい。ただし、上記の対処法を試しても部屋が暖まらない場合、エアコンが故障している可能性がある。その場合は、業者への修理依頼や買い替えの検討をしてほしい。
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  • 更新日:

    2023年5月 1日

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