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パソコンの寿命は何年?長持ちさせる方法や買い替えの時期を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年5月24日

パソコンを使用していて動きが悪くなったり、変な音がしたりすると、寿命なのか、故障なのか判断がつかない場合があるだろう。今回は、パソコンの寿命が何年なのか、長持ちさせたい場合の注意点、寿命が近づいたときのサインを解説していく。大切なデータが消えてしまわないように、パソコンからのサインをしっかり覚えて、いざというときに対応してほしい。

  

1. パソコンの寿命は何年?

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パソコンの寿命をタイプ別に見ていこう。

パソコンのタイプ別の寿命

【デスクトップパソコンの寿命】
デスクトップパソコンの寿命は、搭載しているストレージによって変わる。HDDの場合は5年程度、SSDの場合は10年程度が一般的だ。
【ノートパソコンの寿命】
ノートパソコンはデスクトップパソコンより寿命が短い。およそ3~5年といわれている。

パソコンの部品別の寿命

パソコンにはたくさんのパーツがあり、それぞれに寿命がある。それぞれの寿命の目安を見ていく。
【ハードディスクの寿命】
ハードディスクの寿命は、使用頻度によって大きく変わる。使用頻度が高い場合、平均寿命は3~4年だ。しかし、3日に1回、数時間の使用程度であれば、10年以上持つこともある。
【バッテリーの寿命】
毎日充電するバッテリーも、使用頻度や温度によって変わってくるが、基本的に寿命は約2年だ。ACアダプターとの併用で、2~3年使用すると、初期の容量の約半分になる。
【内蔵ドライブの寿命】
OSやアプリファイルが保存される内蔵ドライブの寿命は、およそ4年だ。回転するうちにディスクの表面がすり減っていく。起動時が一番劣化するため、頻繁に使用していると寿命も早くなるだろう。
【ファンの寿命】
パソコンの熱を下げてくれるファンの寿命は、およそ7年だ。時間にすると6,000~10,000時間となる。パソコンを使用している間はずっと回り続けるので、使用頻度が高ければ寿命は短くなってしまう。
【マザーボードの寿命】
マザーボードはパソコンで一番重要ともいわれる電子回路基板で、およそ5年だ。マウスやキーボード、CPUに電力を供給しているため、マザーボードの寿命が来るとパソコン自体が使用できなくなる。
【グラフィックボードの寿命】
パソコンに画像や映像を映し出すグラフィックボードの寿命は、5年程度だ。使用頻度が高ければ3年程度で寿命が来ることもある。
【電源ユニットの寿命】
電源ユニットの寿命は、パソコンに電源を入れるパーツだ。使用頻度が高いため、寿命は5年程度といわれている。
【ディスプレイの寿命】
ディスプレイの寿命は、時間にすると15,000~30,000時間となる。仕事などで1日8時間程度の使用でも5~10年は使用できる計算だ。
【キーボードの寿命】
キーボードの寿命は、ボードの種類によって異なる。ノートパソコンで使用されている「パンタグラフ方式」は比較的寿命が長く、10年以上使用が可能だ。キーボード全体で1枚のスイッチを共有する「メンブレン方式」は5年程度といわれている。デスクトップパソコンで使用されることが多い「メカニカルキーボード」は1つ1つが独立しているため耐久性が高く、一般的な使用で10年以上だ。

2. パソコンの寿命を知らせるサイン

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パソコンを使用していると、寿命を知らせるサインが出ていることがある。サインに気づき、寿命を迎える前に部品の交換などを行えば、長く使えるだろう。どのようなサインがあるのかを紹介する。

寿命が近づいたときに出る症状

寿命が近づいたときに出るサインを細かく見ていこう。
【異音がする】
いままでに聞いたことのない音がするようになったら、寿命のサインだ。キュイーンやカチンカチンなどの異音がする場合、HDDの寿命のサインである場合がある。ほかには、冷却ファンの寿命のときにも異音がする。
【焦げたにおいがする】
焦げたにおいがした場合は、電源ユニットや内部回線、冷却ファンなどの故障が考えられる。使用を続けると発火する恐れがあるので、すぐに使用を中止することが大切だ。冷却ファンや電源まわりにほこりがついていないかも確認してほしい。
【よくフリーズする】
フリーズする場合に考えられるのは、メモリ不足、HDDの故障や容量の不足、冷却ファンの故障などだ。HDDの故障の場合は、保存されているデータが消える恐れがあるため、フリーズする頻度が高くなったら注意が必要だ。
【急に電源が落ちる】
急に電源が落ちる場合は、冷却ファンの故障や電源ユニットの故障が考えられるだろう。熱に弱いパソコンが冷却ファンの故障によって負荷がかかり、電源が落ちる場合があるためだ。ほかにもHDDやマザーボードの故障が考えられる。急に電源が落ちることが増えた場合は、修理や買い替えを検討しよう。
【起動しない】
電源を入れてパソコンが起動しない場合も、マザーボードやHDDの故障が考えられる。電源が落ちる同様に、症状が出たら修理や買い替えを検討してほしい。
【充電ができない】
充電ができない場合は、バッテリーの寿命だろう。消耗品なので、2~3年でバッテリーの交換が必要だ。ACアダプターとの併用で、2~3年使用すると、初期の容量の約半分になる。リチウムイオンバッテリーの場合、ACアダプターを差したままの長時間使用や、充電完了後にACアダプターを接続したままフル充電にしてしまうと、劣化が早まるので気を付けよう。バッテリー充電中にランプがつかないなど、パソコンに反応がない場合は、パソコンに何らかの原因があり充電できていない可能性がある。充電ランプを確認してほしい。

3. パソコンの寿命を延ばすコツ

パソコンを扇風機で乾かしている様子
突然の故障でデータが消えてしまうことがないよう、大切に使用したいものだ。パソコンの寿命を延ばすにはいくつかのコツがある。

適切な環境で正しく使う

パソコンは精密機器だ。正しく使わないと故障を早めたり寿命を縮めたりする。きちんとパソコンに適した環境で使用してほしい。
【熱対策をする】
パソコンは熱に弱い。そのため、直射日光が当たる場所や温度が高い部屋での使用は避けよう。温度が高くなってくると動作が不安定になる場合がある。突然電源が落ちるなどのトラブルも起こりやすくなるため注意しよう。冷却台を使用するなどの対策を取ってほしい。
【こまめに掃除する】
吸排気口にゴミやホコリが溜まると、パソコンの熱がうまく逃げられず熱がこもる原因となる。吸排気口周辺に物は置かず、ホコリを溜めないようにこまめに掃除をすることが大切だ。
【水分に注意する】
飲み物をこぼしてしまうなど、パソコンに水分がかかると故障の原因となる。もし飲み物をこぼしてしまったら、慌てずに電源を落とし、電源ケーブルを抜くことが大切だ。そのあと、しっかり水分をふき取ってから、電源を入れて動作確認をしよう。冬は結露にも注意してほしい。結露がついている場合は、まず結露を拭いたあと、部屋の温度に慣れさせてから電源を入れることをおすすめする。
【衝撃を与えないようにする】
精密機械であるパソコンは、衝撃に弱い。データの読み書き中に衝撃を受けると、データが消える場合がある。持ち運ぶ場合は、ケースに入れて運ぶなど、衝撃から守るように心がけよう。
【ディスクのクリーンアップをする】
定期的にクリーンアップをしよう。不要なファイルを削除すると、動作環境の改善につながり、快適に使えるだろう。
【長時間電源を付けたままにしない】
長時間使用しない場合は、電源を落とすのがおすすめだ。しかし、頻繁に電源のオンとオフを繰り返すとHDDに負荷がかかってしまう。1時間以内に作業を再開する場合は、スリープがよいだろう。

4. パソコンが寿命を迎えたときの対処法

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パソコンが寿命を迎えた場合、修理と買い替えのどちらがよいか迷うこともあるだろう。修理と買い替えの目安を覚えておこう。

3年未満なら修理を依頼する

パソコンの寿命は、使い方にもよるが約5年だ。買ってから3年未満で不具合が発生した場合は、寿命というよりは故障の可能性が高い。購入したお店に相談してみるのがよいだろう。

4年以上なら買い替える

購入から4年以上経過していたら、寿命の可能性がある。部品によっては寿命を迎えている場合があるからだ。故障個所を修理しても、また次のパーツが寿命を迎えると修理を繰り返してしまうため、買い替えを検討したほうがよいだろう。

結論

パソコンの寿命は、ノートパソコンの場合は約3~5年だ。各パーツにも寿命がある。部品の交換で対応できるものや、買い替えをしたほうがよいものもあるため、パソコンの寿命のサインは見逃さないようにしよう。焦げ臭いにおいがした場合は、発火の可能性があるためすぐに使用を中止してほしい。衝撃が加わると大切なデータが消えてしまう場合がある。後悔しないためにも丁寧に取り扱おう。
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  • 更新日:

    2023年5月24日

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