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鯉のぼり

鯉のぼりを飾る時期はいつからいつまで?何歳まで飾っていいの?

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2023年6月30日

鯉のぼりを立てるなら飾る時期を確認しておきたい。端午の節句を迎える前に、基本的な知識や飾る時期をチェックしておこう。この記事では、鯉のぼりを飾る時期としまう時期を紹介する。鯉のぼりを飾る意味や、飾る際の注意点とあわせてまとめた。

  

1. 鯉のぼりを飾る意味や由来とは?

鯉のぼり
まずは鯉のぼりをなぜ飾るのか、意味や由来を解説しよう。飾る時期とあわせて基本的な知識を確認しておけば、新鮮な気持ちで「端午の節句(たんごのせっく)」をお祝いできる。

鯉のぼりを飾る意味

鯉のぼりとは、端午の節句(菖蒲の節句)に飾る鯉の吹き流しのことだ。端午の節句は男子の健やかな成長を祈願する行事で、5月5日に行われる。奈良時代に中国から伝わり、当時は5月の最初に菖蒲を飾って祝うものだった。
戦国時代に武将が戦で立てる、「旗指物(はたさしもの)」が鯉のぼりの元であると考えられる。武家の間で端午の節句に、家紋付きの旗指物や幟(のぼり)、吹き流しなど武家飾りを飾る風習があった。これに対抗して町人が飾ったものが、鯉のぼりの原型とされている。
滝を登ると竜になるという中国の「竜門伝説」から、鯉は立身出世の象徴とされてきた。当時は紙で作った鯉の幟を飾って、男児の誕生や健やかな成長を祝っていたとされる。現在では吹き流し、真鯉(黒)、緋鯉(赤)の順番で流すのが基本だ。

2. 鯉のぼりを飾る時期はいつからいつまで?

鯉のぼり
鯉のぼりを立てるときに気になるのが飾る時期だ。飾り始める時期としまう時期、飾る年齢をそれぞれ紹介しよう。

鯉のぼりを飾り始める時期

鯉のぼりを飾る時期にはとくに決まりがない。5月5日の前の、出しやすいタイミングでOKだ。一般的には3月末から4月中旬に飾り始めるケースが多い。天候が不安定な時期なので、天気がよい日を選んで飾るのがおすすめだ。

鯉のぼりをしまう時期

鯉のぼりをしまう時期にも決まりはないが、端午の節句が終わったあと、なるべく早く片付けよう。雨でぬれないように、梅雨の時期までにはしまいたい。晴れた日に汚れを落として、しっかりと乾燥させてから保管する。

鯉のぼりを飾る年齢

鯉のぼりを飾る年齢にはとくに決まりはない。何歳でも飾ってよいが、一般的に10歳くらいでやめるご家庭が多いようだ。「子どもが喜ぶ年齢まで」というように、お子さんと相談したうえでいつまで飾るか決めるとよいだろう。また地域差もあるため、気になる方は確かめておくと目安になる。

3. 鯉のぼりを飾る際の注意点

鯉のぼり
鯉のぼりを飾る前に確認しておきたい注意点を紹介する。鯉のぼりの基礎知識や飾る時期とあわせて、チェックしてほしい。

天候が悪い日はしまう

雨に当たると生地が劣化する可能性があるので、雨の日に出しっぱなしにするのはNGだ。素材によるが、ぬれると色落ちする恐れがある。大事な鯉のぼりを長持ちさせたいなら、朝にあげて夜はしまうのがおすすめだ。

汚れたら洗濯して乾燥させる

鯉のぼりが汚れたら、まずは洗濯表示や取扱説明書を確認する。現在ではポリエステルやナイロン素材が一般的で、水洗いできるものが多い。
一方で金箔の部分が剥がれたり傷んだりするので、洗濯機でまわすのはNGだ。おしゃれ着洗い用の中性洗剤を入れたぬるま湯(40度)で、30分ほどつけ置きする。金箔やシールに触らないように優しく押し洗いをしよう。
洗剤が残らないようにすすぎ、水をきって形を整えたら陰干しする。しっかり乾燥したのを確認してから保管しよう。なお、洗えない素材の鯉のぼりは、ぬらしてよく絞ったタオルで優しく拭く程度にしてほしい。

結論

鯉のぼりを飾る時期にはとくに決まりがない。3月末から4月中旬を目安に飾り始め、端午の節句が終わったら早めにしまうのが一般的だ。鯉のぼりをどの年齢まで飾るかはお子さんと相談して決めてほしい。その他に鯉のぼりの由来や飾る際の注意点も、飾る時期とあわせてチェックしてこう。
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  • 更新日:

    2023年6月30日

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