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通気口

通気口を閉めてはいけない理由とは?閉めたいときの対処法も解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年6月 1日

部屋の温度を暖かく保ちたい、外の騒音を遮断したいなどの理由で、家の通気口を常に閉めている人もいるだろう。しかし通気口には重要な役割があり、閉めっぱなしにしてはいけない。この記事では、通気口を閉めてはいけない理由を解説する。どうしても閉めたいときの対処法も解説するので、お悩みの人は参考にしてほしい。

  

1. 通気口の役割とは?

通気口
通気口には、室内と屋外の空気を循環させる役割がある。部屋にたまった空気を排出し、同時に外から空気を取り込むことで、室内の空気を常に新鮮な状態でキープできるのがメリットだ。さらに室内の生ゴミ・ペット・タバコによるニオイも排出できる。また、建物の塗料や断熱材に含まれる有害な化学物質を空気と一緒に外に出し、健康被害を防ぐといった役割もある。

通気口は24時間換気システム

最近の住宅には通気口がついている。それは2003年の建築基準法改正により、新築住宅には「24時間換気システム」を導入することが義務付けられているためだ。近年は気密性の高い住宅が増えていて、通気口がないと室内の空気がこもりやすくなってしまう。この24時間換気システムの一部として、通気口は重要な役割を担っている。

2. 通気口を閉めてはいけない理由

通気口
建物の通気口を閉めてはいけない理由は主に2つある。空気がうまく循環しなくなると、どのようなリスクが起こり得るのか見ていこう。

有害物質が排出されない

通気口を閉めると室内に空気がこもりやすいため、有害物質が原因のシックハウス症候群を招く可能性がある。シックハウス症候群になると頭痛やめまいといった健康被害が見られるので、これを防止するためにも通気口で空気を入れ替えることが大切だ。
さらに呼吸によって二酸化炭素が排出されることから、通気口を閉めると部屋の空気中の二酸化炭素濃度が高くなるというのも、理由のひとつに当たる。

カビやダニの原因になる

通気口は室内で発生した水蒸気も排出している。通気口を閉めた場合、水蒸気が排出されずに結露を引き起こし、カビの原因になることがある。さらに湿気の多い環境ではダニが繁殖しやすく、大量発生を招く可能性も考えられる。

3. 通気口をどうしても閉めたいときの対処法

通気口
前述の通り、通気口は基本的に閉めてはいけない。しかし冬場で部屋が寒いとき、虫や花粉の侵入が心配なときなど、通気口をどうしても閉めたいときはあるだろう。状況ごとの対処法をまとめたので、お悩みの場合はチェックしてほしい。

状況別のおすすめの対処法

【寒い場合】
通気口から屋外の冷気が入り込んでくる場合は、通気口を一時的に閉めても問題ない。しかし石油ストーブなどの暖房器具を使っている場合、一酸化炭素が発生するおそれがあるので換気には気をつけよう。1時間のうち10分ほどは通気口を開け、空気を循環させたい。
【虫が侵入してくる場合】
通気口から小さな虫が侵入してくるなら、通気口用の防虫ネットを使うとよいだろう。または防虫スプレーを吹きかけるのも適している。大きな虫が入ってくるなら、フィルターが外れている可能性もあるので確認しよう。
【外がうるさい場合 】
屋外の騒音が通気口から聞こえてくる場合もあるだろう。一時的な騒音なら通気口を閉めても問題ないが、車通りが多いなどで常時うるさい場合は、防音材の活用がおすすめだ。ただし、通気口の形状によっては取り付けられないケースもある。
【ホコリや花粉を除去したい場合】
外から入ってくるホコリや花粉が気になるなら、通気口のフィルターを目の細かいものに取り替えよう。花粉やPM2.5をシャットアウトできるタイプなら、室内にそれらが入ってくるのを防げる。とくに通気口から入ってきたホコリは壁を黒く汚す場合があるので、定期的に掃除してホコリを払っておこう。

結論

通気口は24時間換気システムの導入義務化によって、新築物件では必ずといっていいほどつけられている。生活臭の軽減やシックハウス症候群の防止のためにも、通気口は常に開けておこう。寒さや騒音対策でどうしても閉めたい場合は一時的に閉めつつ、落ち着いたらまた開けて換気することが大切だ。
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  • 更新日:

    2023年6月 1日

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