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物件を決めるポイント | 部屋を賃貸する際のチェック項目を解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2023年6月14日

賃貸物件を決める際には、基本的なポイントを確認しておきたい。契約してから後悔しないために、あらかじめチェックしておこう。この記事では、物件を決める際に確認しておきたいポイントをまとめた。内見前と内見時、周辺環境にわけて紹介しよう。

  

1. 物件を決めるポイント | 内見前

設計図
物件を決める際にチェックしておきたいポイントをまとめた。5つのポイントについて解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

物件を探す際のチェックポイント

【家賃や共益費】
物件を決める場合、家賃は手取り収入の1/3を目安にしよう。手取り収入とは給与(額面収入)から、税金や社会保険料を天引きしたものだ。家賃が高すぎて支払いが困難になり、引っ越してしまうケースは多い。
集合住宅の場合、物件の維持やメンテナンスに必要な共益費・管理費をあわせてチェックする。だいたい家賃の5~10%が一般的だ。中には共益費や管理費込みの物件もあるので、家賃とあわせて確認しておこう。
【敷金や礼金の有無】
敷金とは、賃料の不払いや原状回復費用の未払いに備えて貸主が預かる費用だ。一方の礼金は貸主に謝礼として支払う費用のことを指す。それぞれ賃料の1~2ヶ月分くらいが目安だ。
敷金と礼金が不要な物件なら初期費用を節約できる。ただし、敷金が無い場合、退去時に原状回復やハウスクリーニングの費用を請求される恐れがあるので、注意してほしい。
【保証会社への加入の有無】
賃貸契約をする場合、連帯保証人または保証会社への加入が必要になる。借主が家賃などを滞納したときに、代わりに貸主への支払いをする仕組みだ。連帯保証人が不要でも、保証会社への加入が求められる物件は多い。
保証会社に加入する場合は保証料が必要だ。初期費用として家賃の20~100%ほどかかったり、月々の家賃に数%上乗せされたりする。保証契約更新時に更新事務手数料がかかるケースもあるので、詳しい条件を確認しておくのがポイントだ。
【築年数】
築年数が浅い物件は新しく設備も整っているが、家賃は高い傾向がある。一方で古い物件は設備も古く劣化もしている一方で、比較的家賃が安い。
一方で古くても住みやすくリノベーションされている物件も多い。物件を決める際に、築年数と家賃のどちらを優先するのか考えておくとよいだろう。
【部屋の階数】
集合住宅の場合は、部屋の階数は重要なポイントだ。たとえば1階なら部屋と外との行き来がしやすい。下の階に住人がいないため、足音など生活音をあまり気にしなくてよいだろう。
一方で1階は侵入されやすく、高い階数と比較して防犯面でリスクが高い傾向がある。それぞれのメリットとデメリットを比較したうえで、物件を決めるのがポイントだ。

2. 物件を決めるポイント | 内見時

部屋
内見時にチェックしておきたいポイントを紹介する。住みやすい物件を見つけるために、事前に確認しておこう。

物件を内見する際のチェックポイント

【部屋の間取り】
家具や家電のレイアウトをイメージするのがポイントだ。荷物の量を把握して、生活に十分な広さや動線が確保できるかを確認する。お子さんがいる場合は、成長と共に増える荷物のことを想定しておこう。
大きな家具や家電は、内覧の前にサイズを測っておく。間取り図に簡単なレイアウトを書き込めるように、筆記用具を用意しておくとよい。メジャーアプリや3D家具配置アプリがあると便利だ。
【設備】
物件を決める際には、設備の有無や内容をチェックしておこう。キッチンのシンクやコンロは、使いやすさを確認する。シンクの大きさやコンロの種類・数、掃除のしやすさが重要だ。
浴室では浴室乾燥機や追い焚き機能、シャワーの水圧を確認する。トイレならウォシュレットの有無を調べよう。自分の生活スタイルに必要な設備をピックアップしておくとよい。
なお、安い物件の場合、設備が劣化しているケースがあるので注意が必要だ。トイレやお風呂場なら排水の流れ、シンク下の配管の水漏れというように、細かく確認する必要がある。
【収納の数や大きさ】
すべての荷物がスッキリと収まる収納スペースを確保したい。大きい荷物がある場合、サイズを測っておくと確認しやすくなる。クローゼットに収納ケースに置くなら、高さや奥行きを測っておくとよい。出し入れのしやすさもあわせてチェックしておこう。
【コンセントの数や位置】
コンセントの位置を確認して、家電のレイアウトを考える。間取り図に書き込んでおくとわかりやすい。掃除機やドライヤー、スマホの充電器を差し込む場所までイメージしておこう。テレビのアンテナ端子も、あわせてチェックしておくと安心だ。
【騒音やネット回線】
集合住宅なら、エントランスの掲示板に騒音トラブルに関するお知らせがないかチェックする。床に足音が響かないかも重要なチェックポイントだ。
Wi-Fiを使用したい場合は、ネット回線が使用できるかも確認してほしい。ただし、プロバイダとの契約が必要だったり完全無料で使えたりと、詳しい条件は異なるので事前に調べておこう。

3. 物件を決めるポイント | 周辺環境

マンション
物件を決める際には周辺の環境も重要だ。物件選びで失敗しないために、3つのポイントを確認しておきたい。

物件周辺のチェックポイント

【アクセスの良さ】
スーパーやドラッグストア、コンビニ、病院へのアクセスを確認する。帰宅時間が遅い場合は、営業時間や診療時間もチェックしておくとよい。
職場や学校へのアクセスのしやすさも重要だ。必要に応じて最寄り駅やバス停、貸駐車場の場所も調べておこう。お子さんがいるご家庭なら、小児科や休日・夜間診療がある病院が近くにあると安心だ。
【共同スペース】
集合住宅の場合は、共用スペースは物件を決めるための重要なポイントだ。汚れていたり散らかっていたりする場合、管理状態や周辺住民のマナーが悪い可能性が高い。
ゴミ捨ての手間に関わるので、ゴミ捨て場の場所も確認しておく。鍵付きだったりネットだったり、カラス対策がされていれば清潔に使用できる。
【治安の良さ】
周辺を歩いて治安の良さをチェックしよう。人通りや車の量、街灯の数・位置、交番の有無を確認する。時間帯によって雰囲気が変わるので、昼間と夜の両方で歩いてみるとよい。
お子さんがいるご家庭の場合は、通学ルートの安全性が物件を選ぶ重要なポイントになる。歩道の広さや交差点の見通しを自分の目で見て、安心して登校できる物件を選んでほしい。

結論

物件選びで失敗したくないなら、ポイントをチェックしておくことが重要だ。まずは内見前に家賃に敷金、築年数などを確認する。内見時には間取りや設備、コンセントの位置を把握しておくことが大事だ。アクセスや治安の良さなど周辺環境も物件を決める重要なポイントになるので、自分の目で確かめてほしい。
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  • 更新日:

    2023年6月14日

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