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洗濯物が乾かないのはなぜ?乾く仕組みと上手な干し方を解説

洗濯物が乾かないのはなぜ?乾く仕組みと上手な干し方を解説

投稿者:ライター 松本マユ(まつもとまゆ)

鉛筆アイコン 2021年12月10日

寒い冬やジメジメした梅雨の時期などは、なかなか乾かない洗濯物に苦労している方も多いのではないか。この記事では洗濯物が乾かない理由を探り、洗濯物を乾きやすくする上手な干し方を解説しよう。部屋干しした洗濯物の生乾き臭を抑えるコツも紹介するので、日々の洗濯にぜひ取り入れてほしい。

  

1. 洗濯物がなかなか乾かない理由とは

寒い日や湿度の高い時期は、洗濯物が早く乾かないことも多い。とくに冬や梅雨の時期はその傾向が顕著で、「何日も干しているのに洗濯物がまだ乾かない」と頭を抱える方もいるだろう。

そもそも洗濯物が乾く仕組みは、洗濯物に含まれる水分が空気中に蒸発するためだ。
洗濯物の水分は、蒸発すると洗濯物の周りに水蒸気の層を作る。その水蒸気の層が風で動いて吹き飛ぶことで、洗濯物の水分がさらに蒸発していく。これを繰り返すことにより、洗濯物は徐々に乾いていく。

つまり、洗濯物を乾かすには風を取り入れることが大切といえる。風を取り入れることで洗濯物の周りの湿度を低くし、水蒸気の層が乾きやすくすることが重要だ。
なかなか乾かない洗濯物は、「風」と「湿度」を工夫することで早く乾かせる。

2. 洗濯物が乾かないときの上手な干し方

外干しした洗濯物が乾かないときは、干し方を工夫してみよう。
上で紹介したように、洗濯物が乾く仕組みは、水分が蒸発してできた「水蒸気の層」が風で動くことだ。うまく乾かすコツは、洗濯物にほどよい風を当てつつ、風に触れる面積が大きくなるように干すことだ。
また、なかなか乾かない洗濯物はハンガーにかける前に一度ふり、余計な水分を飛ばすといい。

ハンガーで干すシャツ類は、ハンガーごとの間隔をあけて空気を通りやすくしよう。ジーンズなど厚手のなかなか乾かない衣類は、ピンチハンガーでウエストの部分を留め、筒状に吊るすことで空気に触れる面積が大きくなる。
バスタオルは、ピンチハンガーの周りを1周するような「囲み干し」がおすすめだ。2本の物干し竿にバスタオルをかけ、真ん中をたるませる「M字干し」も早く乾きやすい。

外干しした洗濯物が乾かない場合は、これらの干し方を試してみてほしい。

3. 部屋干しの洗濯物が乾かないときは?

冬に洗濯物を外干しすると、洗濯物が冷たくなったり雪で濡れたりして、なかなか乾かないことも多いだろう。そこで冬場は部屋で暖房をつけ、洗濯物を部屋干しするのがおすすめだ。

部屋干しした洗濯物が乾かないときは、エアコンや扇風機、サーキュレーターなどを使い、風を循環させよう。風を動かすことで、洗濯物の周りにできた水蒸気の層が吹き飛びやすくなる。
扇風機やサーキュレーターを使う場合は、洗濯物の下にセットするといい。洗濯物の水分は重力により下のほうへとたまるので、下から風を当てて水分を飛ばそう。

また、洗濯物を早く乾かすには湿度も大きく関係してくる。部屋の湿度が高くなりすぎていないかチェックしよう。
乾かない洗濯物には、衣類乾燥除湿機を使うのも非常に有効だ。除湿機は風を送るだけでなく、洗濯物の周りにたまりがちな湿気も取ってくれるため、乾かない洗濯物への対策になるだろう。

4. 部屋干しした洗濯物の生乾き臭を防ぐコツ

洗濯物を部屋干しすると、生乾き臭が発生して不快だ。この嫌なにおいは、長時間乾かない洗濯物に雑菌が繁殖したことが原因だ。雑菌はジメジメして汚れた場所を好むため、汚れが完全に落ち切らずに乾かない洗濯物に発生しやすい。

生乾き臭を抑えるには、洗濯物をとにかく早く乾かすことが肝心といえる。エアコンや除湿機を使う以外にも、以下の方法が効果的なので試してみてほしい。

風通しと日当たりのいい場所に干す

室内で洗濯物を干す場所は、できるだけ風通しがよく太陽の光が当たる場所がおすすめだ。部屋の中央は風が動きやすいため、物干しは日当たりのいい部屋の中央付近に置いておくといい。

洗濯物の間隔をあけて干す

洗濯物どうしが濡れたまま重なっていると、なかなか乾かないため雑菌が繁殖しやすくなる。洗濯物の間はこぶし1個分を目安にあけよう。

乾燥機を使う

高温の風を当てながら洗濯物を乾かす乾燥機では、洗濯物が短時間でカラッと乾くため生乾き臭が発生しにくい。
ただし、乾燥機にかけた服は縮んでしまうこともある。心配な場合は洗濯物をお風呂場に干し、浴室乾燥機をつけても早く乾くだろう。

部屋干し用の洗剤を使う

部屋干し専用の洗剤を使うことでも、生乾き臭を防止できる。部屋干し用の洗剤は除菌効果のある成分を含んでいるので、洗濯物が乾かないことが原因で発生する不快なにおいを抑えられるのだ。

結論

なかなか乾かない洗濯物だが、干し方を工夫したり、エアコンや除湿機を活用したりすることで、乾燥時間を短縮できる。洗濯物が乾かずにいると不便なばかりか、生乾き臭の原因にもなってしまうので、冬や梅雨の時期でもできるだけ早めに乾燥させよう。
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  • 公開日:

    2020年2月28日

  • 更新日:

    2021年12月10日

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