- 1. 延長コードの配線は雑多に見えて困る
- 2. 延長コードの配線を隠す前に知っておきたい注意点
- 3. 延長コードや配線を隠すための基本のアイデア
- 4. 延長コードや配線を100均アイテムで隠すアイデア
- 5. 延長コードや配線をDIYでオシャレに隠すアイデア
- 6. 延長コードや配線を隠すおすすめアイテム3選
1. 延長コードの配線は雑多に見えて困る
部屋の巾木などに沿って1本、かつピンとキレイに伸びている延長コードの配線であれば気にならないかもしれない。だが延長コードは得てして、曲がったりたるんだり、キレイに真っ直ぐ伸びなかったりして雑多に見えてしまうことが多い。
複数箇所、あるいは1箇所でも複数本の延長コードを使用しているご家庭であれば、至るところで配線が丸見えになり、ごちゃごちゃ間がすごい、掃除がしづらいといった問題が発生する。
本稿では、そうした方々のお役に少しでも立てるよう、延長コードの配線を隠すアイデアを紹介していく。
延長コードを隠すメリット
【見た目がスッキリする】
延長コードを隠すことにより「雑多に見える」という問題を解消できる。家電が多いリビングやテレビ周りはとくに延長コードなどの配線が多いので、キレイに隠すには少々工夫が必要だ。
【引っかかったり、つまずいたりする心配が減る】
床に延長コードが伸びていると、室内の移動時に足に引っかかったりつまずいたりするおそれがある。子どもが転んでケガをすることも想定されるし、大人でも荷物を運んでいるときに引っかかれば転倒といったリスクが生じる。家電の故障にもつながるなど、さまざまなリスクが考えられる。上手に隠すことでそうしたリスクを回避できる。
【小さな子どもやペットが噛んだり舐めたりするのを防げる】
さらに赤ちゃんや幼児、ペットなどが延長コードを舐めたりかじったりすれば、感電のリスクが発生する。こうしたことを防ぐためにも、延長コードを隠すという対策は有効だ。
2. 延長コードの配線を隠す前に知っておきたい注意点
延長コードを隠すアイデアの前に、注意点に触れておきたい。延長コードは正しく使用することが大切であり、誤った使い方をした状態で隠してしまうと、火災など大きなトラブルを招きかねないためだ。隠す前に、適切に使用できているか見直してみよう。
無謀なタコ足配線をしていないか?
タコ足に次ぐタコ足など、無謀なつなぎ方をしていないだろうか?コーナータップやテーブルタップといった延長コードは確かに便利だが、複数の家電を同時に接続して使用すると、想定以上の電力が一度に流れ発火するといったリスクがある。
一般的なコンセントに流すことができるのは「15A(アンペア)」まで、かつご家庭の電圧は「100V」だ。したがってコンセント1箇所につきトータル「1500W」が上限となる。これを超えるようなつなぎ方は控えよう。
延長コードに負荷がかかっていないか?
重い家具の下敷きになっていたりキツく束ねていたり、過度にねじれていたりすると、延長コードが断線しショートするおそれがある。コードのカバー部分が破損するなどして銅線がむき出しになれば、火災や感電といったトラブルも招きかねない。その状態のまま隠すのは危険だ。延長コードに負荷がかかっていないかどうか、今一度見直してみよう。
隠したあともトラッキング現象には注意する
コンセントやコーナータップ、テーブルタップにホコリが積もり、湿気などが加わると発火する要因となる。いわゆる「トラッキング現象」だ。延長コードを隠してしまうと、ホコリが溜まっても気づけないことがある。隠したあとも小まめに掃除するようにしてほしい。湿気でも同様の現象が起こるため、洗面所など水回りの延長コードは使用中以外は抜いておくとよい。
3. 延長コードや配線を隠すための基本のアイデア
延長コードの配線を隠す方法を紹介していく。まずはごく基本的なところからだ。
使わない延長コードを外してまとめて収納
たとえばドライヤーやホットプレートなど、一時的に使用するだけの家電であれば、延長コードを常につないでおく必要はない。使用していない延長コードは外して隠すとよいだろう。すぐに取り出しやすいよう、オシャレなカゴや箱に入れておけばインテリアにもなる。ホコリを防ぐには蓋付きを選ぶか布をかけるなどしよう。
外せない延長コードは家具や観葉植物で隠す
つないだままの延長コードは、テレビ台やソファなどの裏に隠すといった方法がある。配線の隙間を十分確保し、できる限り外から見えないように工夫しよう。観葉植物やインテリア小物を延長コードの前に置くと目立ちにくくなる。
複数の延長コードは配線を結束バンドで軽くまとめる
テレビやパソコン周りなど、複数の延長コードを使用している場合はその分だけ配線も多くなる。そんなときは結束バンドで軽くまとめておこう。家具やテレビ台の裏にワイヤーネットを置き、結束バンドごと引っかければ絡まる心配もない。
4. 延長コードや配線を100均アイテムで隠すアイデア
続いて、100均アイテムを使って延長コードの配線を隠すアイデアを紹介する。
フラットモール
延長コードなどの配線にかぶせて隠すためのアイテムだ。壁沿いに伝わせるなどすればスッキリ隠せるだろう。複数本をまとめて隠せるものもあり、色もインテリアなどに合わせて選べる。100均のほかホームセンターやネット通販などでも手に入るので、いろいろ探してみるとよいだろう。
コードフック
「隠す」というよりもスッキリ見せるアイデアなのでややズレてしまうが、延長コードなどの配線を壁に伝わせ、ところどころにコードフックを取り付ける。先にコードフックを簡単に剥がせる両面テープやマスキングテープなどで留め、そこへ延長コードの配線などをはめこむといったやり方がスムーズだろう。
コードチューブ
一般的な結束バンドよりも太く、かつ柔らかいのがコードチューブだ。複数の延長コードをお使いであれば、こうしたアイテムで配線をまとめてしまうといった方法もある。
5. 延長コードや配線をDIYでオシャレに隠すアイデア
延長コードは工夫次第でオシャレに隠すこともできる。DIYアイデアを紹介するので、ぜひ参考にしてみてほしい。
ケーブルボックスをDIY
オシャレな箱を用意しケーブルを通す穴を開けるだけで、自作のケーブルボックスをDIYできる。インテリアに合わせて塗装するのもよいだろう。ただし素材によっては発火するリスクもある。耐熱性や難燃性といった素材を選んでほしい。
ケーブルカバーをDIY
塗装した塩ビパイプを使って、オシャレなケーブルカバーをDIYするのもおすすめだ。先に紹介したフラットモールのように、延長コードの配線をそのまま隠せる。シルバーに塗装したあと壁に固定すれば、配管風の仕上がりになる。
6. 延長コードや配線を隠すおすすめアイテム3選
延長コードの配線などを隠す際に便利な、おすすめアイテムを3つ紹介しよう。
インテローグ「plugg WALL」
コンセントごと隠せるケーブルボックスだ。天板にコンセントが2口ついているので、充電したいときなども延長コードや配線を隠したままで済む。ホワイト系、ウォルナット系、ブラック系がある。
BUFFALO「ケーブルボックス 電源タップ&ケーブル収容」
少々コンパクトだが、延長コードというよりテーブルタップ本体を隠すのに便利なのがこちらのアイテムだ。上からかぶせるようにして隠してくれる。本体の天板と側面3箇所に配線を通す穴が開いている。
サンワダイレクト「ケーブルボックス」
高さ44.8cm、2段収納付きという至れり尽くせりのケーブルボックスだ。延長コードやルーター類が2つ隠せるうえ、上段でiPadやiPhoneなどの充電ができる。キャスターと天板を取り付けるだけの手軽さもうれしい。
結論
延長コードを隠すことで部屋がスッキリした印象になるし、引っかかる心配も少なくなる。子どもやペットがいるご家庭も安心だろう。コードボックスやケーブルカバーなどのアイテムを活用したりDIYしたりすれば、よりオシャレに収納できる。ただし延長コードを正しく使用できているかどうかは、事前にきちんと見直してほしい。