このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
洗車

JAFも勧める車の正しい洗車方法とは?傷をつけない洗い方を解説

投稿者:ライター 麻生実希 (あそうみき)

鉛筆アイコン 2023年5月28日

愛車はいつでもキレイに保ちたいものだ。しかし、砂ぼこりをはじめ、鳥のふんや虫の死骸、季節によっては花粉や黄砂が付着して汚れてしまうことも多いだろう。洗車をしてキレイにしたいところだが、余計に汚れたり傷ついたりしてしまう恐れもある。そこで今回は、ロードサービスなど車に関するサポートを行うJAF(一般社団法人日本自動車連盟)も勧める車の正しい洗車方法をお伝えしていく。カーライフをより楽しむため、正しい洗車方法を把握してみよう。

  

1. 車の正しい洗い方とは?

洗車
洗車方法を誤ると、車の汚れを落とすどころか傷つけてしまう可能性もある。まずは洗車の基本知識をお伝えしよう。

まずは車に触れずに汚れを落とす

車のボディについた汚れ落としは、車用の洗剤をスポンジにつけてこする方法が一般的だろう。スポンジでシャンプーをする際は、やさしくこするのが基本。できるだけ車のボディに触れずに汚れを落とすのがポイントだ。
車に手を触れずに洗うには、初めに車全体に水をかけ、ある程度の汚れを落とすこと。洗車の途中にも、水と洗剤を混ぜたシャンプー液をバケツに用意し、都度車にかけるとよいだろう。この方法をとることで、自然と汚れが浮いてきて流れ落ちるのだ。

洗車機ではなく手洗いしたほうがよい

ガソリンスタンドなどに設置してある洗車機は手軽に利用できて便利だ。選択するコースにもよるが、開始から終了までの時間も短時間で済むだろう。しかし、機械による洗車は車のボディに傷がつきやすいのがデメリットだ。
車に微小の砂粒やゴミなどが付着している場合、そのまま洗車に移ると傷をつけてしまう。手洗いであれば、シャンプーをする前に車体に水をかけてある程度の汚れを落とすことが可能だ。洗車機には洗車前に汚れを落とす準備段階がないため、傷がつくリスクが高まる傾向にある。

2. JAFも勧める車の正しい洗車方法

洗車
車を傷つけず、キレイに保つにはどのような洗車方法がよいのだろうか。ここからは、JAFも勧める車の正しい洗車方法を詳しく解説する。

洗車前の準備

自宅で洗車をする場合、水道の蛇口にホースを接続できるようにしておく。ホースは、車の1周分の長さがあればよいだろう。そのほか最低限、必要な道具を挙げていこう。
  • 車用洗剤(シャンプー)
  • バケツ
  • スポンジ
  • 拭きあげ用タオル(クロス)
車用の洗剤は中性タイプがよい。頑固な汚れにはアルカリ性タイプを使ってもよいが、洗浄力が強く、すすぎ残しがあると車のボディを傷めてしまう恐れがあるため注意しよう。
バケツは10Lほどがよい。洗車に使う道具を収納できるフタつきのタイプや、車の上部を洗うときに重宝する踏み台つきタイプなどもある。
スポンジや拭きあげ用のタオルは洗車用を使うと傷がつきにくい。スポンジはボディ用とタイヤ周り用とわけるとよい。タオルはマイクロファイバークロスがおすすめだ。
洗車の際は、服装選びも大切だ。動きやすくて汚れてもよい服装はもちろん、ボタンやチャックなどで車体を傷つける恐れもあるため、装飾の少ない服を選ぶようにしよう。時計や指輪などの装飾品も傷のもとになるため外すのが適切だ。

洗車の手順

JAFが推奨する洗車の手順を説明する。

【水の勢いで汚れを落とす】
まずはホースなどから出る勢いのある水で、ボディを全体的に洗い流していこう。ボディについた砂粒やホコリなどを先に落としておくと、傷がつきにくい。タイヤやホイールなど下部についた泥も流しておこう。

【泡立てたシャンプーで洗う】
バケツに水をはり、車用洗剤を入れてよく泡立てる。作ったシャンプー液をスポンジにとりボディを洗っていこう。屋根など上部から開始し、低い位置に向かって洗うのが鉄則だ。とくに汚れがひどい箇所は後から念入りに洗おう。
ホイールを洗う際は、ボディ用のスポンジとは別のスポンジを用意する。専用のブラシを使うとより効果的だ。

【水で流して拭き取る】
車全体を洗い終えたら、泡と汚れを水でよく流そう。拭きあげにはマイクロファイバークロスや皮素材の布「セーム」を使うのがおすすめだ。吸収性が高いうえに、ボディに傷もつきにくい。

【ワックスやコーティング剤を使う】
車をよりキレイに保つには、仕上げにワックスやコーティング剤を使用するのがおすすめだ。ボディにツヤが出てキレイに見えるのはもちろん、被膜効果により塗装の保護にもなる。
一度に広い面を塗ってしまうと乾燥して拭きにくくなるため、少量ずつをとり細かく仕上げていこう。

3. 車の洗車に関する注意点

洗車
愛車をキレイに保つため、洗車に関する注意点を把握しておこう。

炎天下の日は洗車しない

意外に思うかもしれないが、晴れた日の洗車は注意が必要だ。炎天下で洗車をすると、洗車の途中で水分が乾く恐れがあるからだ。
水道水にはカルキや塩素などが含まれているが、乾燥によってこれらの成分がボディ表面に付着し、シミになってしまうわけだ。

はっ水成分の入ったシャンプーやワックスは使わない

車用シャンプーやワックスには、はっ水成分が配合された製品がある。油分が含まれていることにより、水をはじきツヤが出るのが特徴だ。
一方で、時間がたつと油膜が崩れてボディの塗装面が白く見える現象が起こることもある。シャンプーがガラス面に流れると、油膜により視界不良になる恐れもあるため、使わないほうが無難だろう。

結論

愛車をキレイに保つには、手洗いでの洗車がおすすめだ。洗車機より手間はかかるが、ボディへの傷つきが軽減される。洗車は正しい手順をふむのがポイント。今回紹介したJAFも勧める車の正しい洗車方法によると、車全体の汚れを水流の勢いで流し、よく泡立てた車用のシャンプーでやさしくこする。拭き取りも丁寧に行おう。ワックスやコーティング剤などを使えば、見た目がよいだけでなく、傷の防止効果も期待できるだろう。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2023年5月28日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧