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カビ

部屋にカビを発生させない対策 | 予防法や落とし方を徹底解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年6月10日

梅雨などの湿気が多い時期は、部屋にカビが発生しやすくなる。部屋にカビが生えると見た目が悪く不衛生なうえ、掃除の手間がかかって大変だ。そこでこの記事では、部屋にカビを発生させないための対策を紹介しよう。カビの予防法や便利な対策グッズのほか、もし発生してしまった場合の落とし方も解説する。

  

1. 部屋にカビが発生しやすい条件

カビ
部屋のカビを対策するには、まずはカビが発生しやすい条件を押さえておきたい。カビが発生するメカニズムを知ることで、効果的な対策の仕方が見えてくるはずだ。

温度

一般的にカビは5~45℃の温度で発生し、25~28℃程度の温度でもっとも繁殖しやすくなる。つまり人が快適に生活するための気温は、カビにとっても絶好の温度ということだ。ただし冷蔵庫内の食材に生えるカビもあるように、カビの種類によって繁殖に適した温度は異なる。

湿度

カビは湿度の高い場所を好む。とくに湿度が60%以上のところで繁殖し、80%以上の場所ではさらに急増しやすい。ジメジメした部屋や、窓や壁が結露している部屋は要注意だ。

栄養分

カビはホコリ・皮脂汚れ・フケ・垢・食べこぼしなどを栄養分にして繁殖する。ほかにもダニの死骸や、壁についている塗料や接着剤も栄養にする。

時期

カビが発生しやすいのは春から夏にかけての季節だ。この時期は雨が多くなってジメジメし始め、カビの繁殖に適した環境になる。ただし気密性の高い住宅に住んでいる場合は、冬でも室内が暖かいため結露が起きやすい。その場合は一年を通して対策する必要がある。

場所

カビがとくに発生しやすいのは、キッチン・浴室・トイレなどの水回りだ。これらの場所は湿度が高くなりやすく、カビの繁殖が活発になる。ほかにもクローゼットや押入れなどの収納スペース、ベッドの裏などは湿気がこもりがちなためカビが生えやすい。

2. 部屋にカビを発生させない対策

エアコン
カビ対策としては、上で紹介したカビが発生しやすい条件をできるだけそろえないようにすればよい。ここでは部屋にカビを発生させないための主な対策を4つ紹介する。

湿度を下げる

カビは湿度が60%以上の場所で発生しやすいので、カビ対策には湿度を下げることが効果的だ。こまめに窓を開けて換気する、エアコンをドライモードで運転するなどの方法で、部屋の湿度を60%未満に抑えよう。

室温を下げる

カビは室温が25~28℃程度の部屋で繁殖しやすいため、部屋の温度が高い場合は25℃未満に下げるのがよい。窓を開ける、冷房をつけるなどの方法で対策したい。

こまめに掃除する

こまめに部屋を掃除し、カビにとって栄養分となる汚れやホコリを取り除くことも大切だ。床を掃除機などで掃除したあと、それでもとれない汚れを雑巾やウェットシートで除去しよう。

風通しを考えて家具を配置する

部屋に湿気をため込まないためにも、家具の配置を見直して風通しをよくするのがおすすめだ。風通しがよい部屋では湿度が下がりやすく、カビ対策につながる。家具は密集させずに適度に間をあけて置く、観葉植物は壁から離すなどの方法がよいだろう。

3. 部屋に置きたいカビ対策グッズ

エアコン
部屋のカビを予防するには、除湿機や除湿剤などのカビ対策グッズを活用するのがポイントだ。部屋に置きたいカビ対策グッズを4つピックアップしたので参考にしてほしい。

除湿器

部屋で除湿器を運転させておけば、手間をかけることなく湿度を下げられる。除湿器にはいろいろな種類があるが、梅雨時にも使うことを考えるとコンプレッサー式やハイブリッド式が適している。コンプレッサー式はパワフルで排熱が少なく、室温の高いときに使いやすい。ハイブリッド式は除湿力が年中安定していて、部屋が低温のときでも使える。

除湿剤

クローゼットや押入れ、シューズボックスの中などに置くなら除湿剤が便利だ。除湿剤には置き型、吊り下げタイプ、シートタイプなどさまざまな形状があるので、置く場所に適したものを選ぼう。

重曹

掃除や料理に使われる重曹は、カビ対策にも活用できる。重曹には湿気を吸い取る効果があるので、器に入れるなどして気になる場所に置いておくとよい。湿気を吸着した重曹は固まるため、新しい重曹に取り替えよう。

すのこ

収納スペースのカビ対策にはすのこが向いている。収納スペースの床に布団などを直接置くと湿気がたまりやすく、カビが生えることがある。布団と床の間にすのこを敷くことで空気の通り道ができ、湿気が逃げやすくなるだろう。

4. 部屋に発生してしまったカビへの対処法

掃除道具
部屋にカビが発生してしまった場合は、以下の対処法でカビを落としたい。カビの除去には、アルコールを使う方法と塩素系漂白剤を使う方法がある。基本的にはアルコールを使用し、それでも落ちない頑固なカビには塩素系漂白剤を使うとよい。

アルコールを使ったカビの落とし方

カビはアルコールに弱い。洗剤の代わりにアルコールを使い、カビが生えた部分を拭き掃除しよう。ポイントはカビが生えた部分のまわりまで念入りに掃除し、カビの細かい胞子が広がった場所も拭き取ることだ。最後に換気して、拭いた部分をしっかり乾かそう。

塩素系漂白剤を使ったカビの落とし方

部屋にカビが発生してから時間がたつと落としにくくなる。そのような場合には「カビキラー」などの塩素系漂白剤が有効だ。塩素系漂白剤には漂白作用があるので、黒ずんだカビの汚れを除去できる。ただし塩素系漂白剤を使うと色落ちする場合もあるため、最初は目立たない場所に漂白剤を少量つけ、変色がないことを確認してから使おう。

結論

部屋のカビ対策には湿度や室温を下げること、こまめに掃除すること、風通しをよくすることなどが効果的だ。エアコンや除湿器、すのこなどを活用して湿気を除去し、カビを予防しよう。もしカビができてしまった場合は、アルコールや塩素系漂白剤でスッキリ落としてほしい。
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  • 更新日:

    2023年6月10日

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