2023年6月18日目次
1. 掃除機の吸引力が弱まる原因とは？
掃除機を使用していると吸引力が低下してくる。復活させる裏技を試す前に、吸引力が弱まった原因を特定してほしい。
吸引力が低下する原因
【フィルターが詰まっている】
フィルターが目詰まりして、掃除機の吸引力が弱まったケースだ。使用すればするほど吸引力が低下して、あまりゴミを吸い込まなくなる。サイクロン式の掃除機で発生するケースが多い。
【紙パックにゴミが溜まっている】
紙パック式の掃除機は、定期的に紙パックを交換する必要がある。ゴミがたまりすぎると吸引力が低下するので、定期的にチェックしよう。サイクロン式の場合は、ダストボックスにゴミがたまりすぎると吸引力が弱くなることがある。
【ホースが詰まっている】
掃除機のホース内部に大きなゴミが詰まって、吸引力が弱まっているケースだ。湿ったゴミや粘着質なゴミの後に、乾いたゴミを吸い込むと発生しやすい。ほかにはノズルにゴミが詰まったり、ブラシに糸くずや髪の毛が絡まったりした場合でも、吸引力が低下するので注意しよう。
【掃除機が故障している】
上記の原因に当てはまらない場合、故障して掃除機の吸引力が弱まった可能性が高い。とくに寿命が近い掃除機は、故障しやすいので注意が必要だ。まずは復活させる裏技を試して、吸引力が改善するかチェックしてほしい。
2. 吸引力が弱まった掃除機を復活させる裏技
吸引力が弱まった掃除機を復活させる裏技をまとめた。吸引力が弱くなったら、3つの簡単な裏技を試してみよう。
吸引力を復活させる方法
【フィルターやホースを掃除する】
掃除機のフィルターやホースを掃除する裏技で、詰まりを改善しよう。機種によってフィルターの数や掃除方法は異なるため、取り扱い説明書で確認してほしい。ヘッドのブラシに髪の毛やゴミが絡まっている場合は、ハサミで切って取り除こう。
ホースが取り外せる場合は水洗いするのがおすすめだ。深めのバケツに水を入れたら中性洗剤を混ぜて、1時間ほどつけ置きしよう。あとは洗剤をしっかりと洗い流して乾燥させればOKだ。
【紙パックを交換する】
紙パックがいっぱいになると、交換ランプが点灯・点滅する。新しいパックと交換して、吸引力が弱まった掃除機を復活させてほしい。サイクロン式掃除機の場合は、ダストケースがいっぱいになったら中のゴミを捨てよう。紙パックの交換方法やゴミの捨て方は、取扱説明書で確認してほしい。
【十分に充電する】
コードレスタイプの掃除機の場合、充電することで吸引力が復活するケースも多い。充電したうえで、吸引力に変化があるかチェックしてみよう。
3. 掃除機の寿命はどれくらい？
紹介した裏技でも掃除機の吸引力が復活しない場合、寿命が近い可能性が高い。寿命の目安と、正しい処分方法を解説する。
掃除機の寿命は約7年
内閣府調べの消費動向調査（2022年3月）によると、掃除機の使用平均年数は「7年」だ。また補修用性能部品の保管期限は「6年」なので、過ぎると修理するのが難しい。
ただし、掃除機の種類によっても寿命は異なる。紙パック式なら「15年」、サイクロン式なら「6～8年」が目安だ。コードレスタイプの場合は使用頻度によって異なるが、バッテリーを交換すればまた使えるケースもある。
掃除機の正しい処分方法
掃除機は「不燃ごみ」、もしくは「粗大ごみ」として処分するケースが多い。大きさによって分別が異なるケースもあるだろう。自治体の公式サイトや問い合わせで、分別のルールを確認してから処分することが大事だ。
新しい掃除機を購入する場合は、下取りで引き取ってもらえる可能性がある。状態がよい掃除機なら、リサイクルショップやフリマアプリで売却するのも選択肢の一つだ。不用品回収業者に有料で依頼する方法もあるが、悪徳業者には十分に注意してほしい。
結論
吸引力が弱まった掃除機は、裏技を試せば復活する可能性がある。フィルターの詰まりや紙パックのゴミなど、原因を特定することが重要だ。フィルターやホースを掃除する、紙パックを交換するといった、復活させる裏技を試してみよう。それでも改善しないようなら故障や寿命が考えられるので、掃除機の修理や処分を検討してほしい。
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