1. たけのこを食べすぎると...
・消化不良を起こす
たけのこは食物繊維が豊富なので、食べすぎてしまうと消化不良を引き起こす可能性があります。
とくに、胃腸が敏感な人は注意が必要です。(※1、2)
・栄養バランスが偏る
たけのこを食べすぎると、他の栄養素を十分に摂取できなくなってしまいます。
結果、栄養バランスが偏り、健康維持が難しくなってしまうことも。
・じんましんやアレルギー反応も
たけのこに含まれるヒスタミンが、じんましんやアレルギー反応を引き起こすことがあります。
これは仮性アレルゲンとも呼ばれ、多量摂取により発症することが知られています。
一般的な食物アレルギーと異なり、仮性アレルゲンの場合は大量摂取することで誰でも症状が出る可能性があるため、注意が必要です。(※3)
(参考文献)
※1出典:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」野菜類/たけのこ/若茎/ゆで
https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=6_06150_7
※2出典:地方独立行政法人筑後市立病院 広報誌いずみVol.26 胃腸の調子が今一つ!? 消化のよい食べ物
https://www.chikugocity-hp.jp/outline/magazines/genkinotsubo/_1626.html
※3出典:一般社団法人日本アレルギー学会 よくある質問‐ 「仮性アレルゲン」とはなんですか。
https://allergyportal.jp/faq/527/
2. たけのこの食べすぎに注意が必要なケース
たけのこはシュウ酸も多く含むため、これが結石症の原因となることがあります。(※4)
すでに結石症を持つ人は、たけのこの摂取に注意が必要です。
たけのこを食べすぎないようにするとともに、茹でこぼすなどの下処理をしっかりと行いましょう。
下処理をするとシュウ酸が減少するため、結石症予防にも効果的です。
※4出典:江別市立病院 どうして結石ができるの? 食事で予防できることはじめよう!
https://www.ebetsu-hospital.jp/theme/images/branch/specialty/urinarystone_precaution.pdf
3. たけのこの1日の摂取目安量
たけのこの安全な摂取量は一日に150g程度を目安にしましょう。
これは食物繊維を適量摂取することを考慮した量で、消化不良やアレルギー反応を避けるためにも重要です。
結論
たけのこは美味しい春の味覚でもありますが、食べすぎるとさまざまな健康被害を引き起こすことがあります。 たけのこを食べる際は適量を守り、バランスの良い食事を心がけましょう。