1. ウェルシュ菌の特徴
ウェルシュ菌は加熱しても死滅しない芽胞を形成し、熱にも強い性質を持っています。
酸素の少ない環境、とくに粘り気のあるカレーやシチューなどの料理内で増殖しやすく43~45℃で最も活発に増殖します。
この菌は深い鍋の底など酸素が少ない環境を好み、大量調理される給食などでの発生しやすいことから「給食病」とも呼ばれることがあります。
2. ウェルシュ菌による食中毒の症状
ウェルシュ菌の食中毒は主に下痢や腹痛を引き起こします。
嘔吐や発熱が伴うこともあり、重篤な症状に至ることは少ないですが注意が必要です。
3. ウェルシュ菌を増やさないための対策
ウェルシュ菌を増やさないためには料理をできるだけ早く冷まし、保存することが重要です。
鍋底も空気を含ませるようにかき混ぜ、底の浅い容器に移して冷ますこと、そして、できるだけ早く冷蔵庫か冷凍庫で保存するようにしましょう。
結論
カレーライスを含め、料理を寝かせる際にはウェルシュ菌の増殖に注意し、適切な温度管理と保存方法を心がけることが大切です。
適切な管理をして、味が馴染んだ安全で美味しいカレーを楽しんでみてくださいね。
適切な管理をして、味が馴染んだ安全で美味しいカレーを楽しんでみてくださいね。