1. 紅茶の飲みすぎが引き起こす体の異変
紅茶に含まれる「タンニン」は鉄分と結びつき、その吸収を阻害する性質があります。
そのため、貧血のリスクが高まることになるので女性はとくに注意が必要です。(※1)
また、カフェインが多く含まれているため、飲み過ぎると吐き気やめまい、下痢などの症状が現れることがあります。(※2)
(参考文献)
※1参照:健康長寿ネット「貧血予防に良い食事・食べ物・調理方法とは」
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyou-shippei/hint-hinketsu.html
※2 ※5参照:農林水産省「カフェインの過剰摂取について」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/caffeine.html
2. 紅茶の飲み過ぎによる病気のリスク
紅茶には、カフェインやタンニンのほかにシュウ酸も含まれています。
シュウ酸は過剰に摂取すると尿路結石症の原因となるため、注意が必要です。(※3)
さらにティーバッグの紅茶にはフッ化物が多く含まれているものもあり、これを飲み過ぎると歯や骨に悪影響を及ぼす可能性があります。(※4)
ティーバッグの紅茶や緑茶には、古い茶葉が使われることが多いので、できるだけ品質のよいものを飲むようにしましょう。
※3参照:医療法人薬院ひ尿器科医院「尿路結石の再発予防法!?」
http://yakuin-uro.jp/column/detail/1
※4参照:人民網日本株式会社事業案内「ティーバックのお茶を常飲すると歯や骨に有害 英研究」
http://j.people.com.cn/95952/8359256.html
3. 紅茶の適量はどれくらい?
紅茶に含まれるカフェイン量は、100mlあたり30mgとされています。
適量は体重に応じて異なりますが、国際的には1日400mgまでが許容されている範囲です。(※6)
ただし、カフェインの許容量は個人差が大きいため、自分の体調をよく確認しながら摂取するようにしましょう。
※6参照:厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html
結論
美味しい紅茶も、飲み過ぎると貧血やめまい、尿路結石症などの健康リスクが増加してしまいます。
今回紹介した知識を頭の片隅に入れておき、紅茶を飲む際の参考にしてみてくださいね。
今回紹介した知識を頭の片隅に入れておき、紅茶を飲む際の参考にしてみてくださいね。