1. カレーを再冷凍してはいけない理由①食中毒のリスク増加
カレーなどの食品に含まれる「ウエルシュ菌」は、耐熱性の芽胞を形成するため、100℃以上での加熱でも死滅しません。
冷凍中はこれらの菌の活動は停止しますが、解凍することで菌の活動が再開されるので再冷凍するとその間に増殖した菌も一緒に冷凍されることになります。
その結果、冷凍と解凍を繰り返すことによって食中毒のリスクが高まる可能性があるのです。
2. カレーを再冷凍してはいけない理由②味や食感の低下
家庭での冷凍方法は「緩慢冷凍」と呼ばれ、食品がゆっくりと凍るため食材の細胞が壊れやすくなります。
これが解凍時に水分が多く出る原因となり、結果的に味や食感が劣化してしまいます。
再冷凍するとこれがさらに進行し、最終的には食品の品質が大きく低下することになります。
3. カレーの上手な冷凍保存方法
・チャック付き保存袋
チャック付きの保存袋で一食分ずつ小分けにして冷凍することがポイントです。
カレーを薄く広げて冷凍すると、素早く凍るので品質を保ちやすくなりますよ。
・製氷皿や卵のパック
小量ずつ分けて冷凍することで、使用する際に必要な量だけ解凍できるため便利です。
カレー全てを解凍する必要がなくなるので再冷凍のリスクを避けることができます。
・ランチボックスや納豆のパック
カレーを冷ましたらラップを敷いた小さめのランチボックスや納豆のパックに入れて、そのまま冷凍庫で保存するだけです。
いずれもフタつきなので重ねて保存もできて、サイズも丁度いいので1食分解凍するのにとても便利ですよ。
結論
カレーのような料理を再冷凍することは、食中毒のリスクや品質の低下を引き起こす可能性があります。
解凍したら食べきることを基本とし、冷凍する際は小分けにして一度に必要な量だけ解凍するように心掛けましょう。
解凍したら食べきることを基本とし、冷凍する際は小分けにして一度に必要な量だけ解凍するように心掛けましょう。