このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
ピンセットで髭を抜いている男性の写真

髭を抜く行為にはデメリットしかない?おすすめの処理方法やメンズ脱毛も解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年7月27日

「髭を抜き続けると毛根がなくなり脱毛効果が得られる」という噂を聞いたことはないだろうか?たしかに髭を抜くと根元に白い物質が付着していることはあるが、それにより生えてこなくなるのだろうか?髭を抜く行為はデメリットのほうが遥かに多い。本稿ではそのデメリットを詳しく解説するとともに、脱毛効果の有無や自己処理の仕方、メンズ脱毛をおすすめする理由など、髭の処理について知っておきたい基礎知識を徹底解説する。

  

1. 髭を抜くリスクとデメリット

髭を抜いている男性の写真
「髭を抜く」という行為はおすすめしない。1〜2本など部分的かつ頻繁でなければよいかもしれないが、習慣にしてしまうとさまざまなリスクやデメリットがつきまとうためだ。具体的に、髭を抜くという行為にはどのようなリスクとデメリットがともなうのか、解説しよう。

皮膚がダメージを受け毛嚢炎が起こる

髭を抜くことでダメージを受けるのは肌だけではない。毛根も傷つく。毛穴から入り込んだ雑菌が毛根に付着すれば毛嚢炎を起こしやすくなる。毛嚢炎とはニキビのような見た目の、肌の炎症だ。正しく保湿を続けていれば数日で治ることも多いが、ニキビと間違えて潰すと治りが遅くなるので気を付けよう。

角質層が剥がれ肌が乾燥しやすくなる

髭を毛抜きなどで抜く際、最初に影響を受けるのが肌の角質層だ。角質層には肌を外部刺激から保護するためのバリア機能(保湿機能)が備わっている。だが髭を抜くとその角質層が一緒に剥がれてしまうので、繰り返すうちに保湿機能が失われていき、肌が乾燥しやすくなってしまう。

埋没毛ができやすくなる

肌の乾燥が進む中でさらに髭を抜き続けると、今度は肌が「受けたダメージを修復するための膜」を形成し始める。すると、新しく生えてきた毛が膜から出られず、埋没毛になってしまうことがある。あるいは毛穴を傷つけて出血した場合なども、かさぶたによって埋もれてしまうことがある。埋没毛は皮膚の中で成長してしまうため、ピーリングやスクラブで時間をかけて処理するか、自然に出るまで待つしかないなど、処理に手間がかかる厄介な症状である。

色素沈着が起こりやすくなる

髭を抜くと色素沈着を起こすリスクも高まる。色素沈着とは、体内のメラニン色素が活性化して肌が黒ずんでしまうことだ。肌全体が黒くなるわけでなく、髭を抜いた部分だけが黒ずんでしまうので見た目がだらしなくなってしまう。身嗜みのために髭を抜いているのに、これでは本末転倒である。

毛穴が目立ち汚く見える

毛を抜くと毛穴が開いたままになる。髭はほかの体毛に比べて太いため、毛穴も広く目立ちやすくなる。肌の乾燥によって過剰に分泌された皮脂や角層も毛穴に詰まりやすく、結果として毛穴が悪目立ちすることがある。放っておくと皮脂が酸化して毛穴が黒ずみやすくなり、より汚く見えてしまうといったリスクも生じる。
以上のリスクやデメリットを踏まえると、髭を抜くのはおすすめできないという結論に至る。既に肌が乾燥している方はとくにおすすめできない。

2. 髭を抜くメリットは決してゼロではない

ピンセットを持つ手の写真
先にデメリットをお伝えしたためネガティヴな印象を持った方も多いかもしれないが、両面提示すべきと判断しメリットもお伝えする。髭を抜く行為において考えられるメリットといえば、次のようなことだ。

剃り残しや整えたいときなどにピンポイントで抜きたい髭だけを抜ける

シェーバーなどで処理しきれなかった髭を数本だけ抜いて形を整えたいときなどは、広範囲を処理できる髭剃りよりも毛抜きなどで抜くほうが効率的だろう。抜きたい髭だけをピンポイントで抜けるのもメリットだ。

好きな形を作る「デザイン髭」にも便利な場合がある

シェーバーや髭剃りが苦手な細かい処理は、むしろ毛抜きで抜くほうが早い。1本ずつ丁寧に抜いて好きな形を作るといったことも可能だ。

3. 「髭を抜くと生えてこなくなる」は本当なのか?

髭がない顔、生えている顔の比較写真
髭を毛抜きなどで抜くと、根元に白または透明の丸い物質がついてくることがある。おそらく、それを毛根と思い込んでいる方も多いだろう。「毛根が抜ける=髭が生えてこなくなる」というイメージがあることから、髭を抜く行為には脱毛効果も期待できるという向きがある。

髭を抜く行為に「脱毛効果」はない

その白または透明の丸い物質は、毛根を包んでいる「毛包」の一部または「毛根鞘」などと呼ばれるものである。そのため一緒に毛根が抜けることもあるかもしれないが、仮に毛根が抜けても、残念ながら髭が生えてこなくなるわけではない。
髭に限らず体毛は全て「毛乳頭」という場所でつくられている。毛乳頭は毛根の一番奥で毛細血管とつながっており、毛細血管から受け取った栄養や酸素を、毛乳頭のまわりを囲んでいる「毛母細胞」に与える役割を果たしている。そして栄養を受け取った毛母細胞が分裂を繰り返すことにより新しい毛が生み出されていく。
つまり毛乳頭を「破壊」しない限り、髭をどれだけ抜いても脱毛効果は期待できない。毛乳頭を破壊できる方法は、現段階では美容電気脱毛(ニードル脱毛)とレーザー脱毛だけだ。「医療行為」となるため、美容外科や皮膚科、クリニックなど医療機関でしか施術が受けられない。

4. 「髭を抜くと濃くなる」は本当なのか?

髭が濃い男性の写真
髭を毛抜きなどで抜くと濃くなってしまうのではないか?との懸念もある。というのも、順天堂大学の医学部皮膚科(坪井良治助教授)によるマウス実験で「皮膚に刺激を与えすぎると体毛が一時的に5〜10%太くなる」という結果が出たからだ。
マウス実験のため人間に対しても同じことがいえるという明確な医学的根拠はない。またその実験とは「1週間毎日、電気カミソリで毛を剃り続ける」というものであったため、本稿のテーマである「抜く」とは手法が異なる。
しかし「刺激を与えすぎる」という点では一致しているため、人間でも同じことが起こってもおかしくはないだろう。髭がこれ以上濃くなるのを避けたい方は、抜く行為を控えたほうがよいかもしれない。

5. 抜く以外におすすめの髭の処理方法3選

髭を剃っている男性の写真
毛抜きなどで抜く以外におすすめの髭の処理方法を紹介しよう。

髭剃りやシェーバーで丁寧にお手入れをする

やはりもっとも安全かつ手軽なのは、髭剃りや電気シェーバーなどを使ってのお手入れだろう。剃る際はウェットシェービングで、洗顔をして肌をキレイにしてからにするのが基本だ。時間に余裕があるなら、電子レンジなどで蒸しタオルを作って髭を覆ってからがよい。髭が柔らかくなるだけでなく毛穴も開いて剃りやすくなる。
シェービングクリームやフォーム(泡)などをたっぷり塗ったら、髭が生えている方向に沿って剃っていく。剃り残し程度であれば逆らってもよいが、沿うよりも肌へのダメージが大きくなることは理解しておこう。剃り終えたらクリームやフォームを洗い流し、化粧水と乳液などでしっかり保湿することもお忘れなく。

髭用の抑毛クリーム、ローションなどを使う

髭の成長を抑制する成分が配合された、抑毛クリームやローションを使う方法もある。こちらは薄くしたい、あるいはお手入れの頻度を減らしたいという方に向いている。髭が薄くなれば処理の頻度も低くなるため、肌への刺激も抑えられる。ただし使用を中止すると元のように生えてきてしまうため、キープするにはランニングコストはかかると思っておこう。ちなみに除毛クリーム(毛を溶かすクリーム)とはまったく異なるため、誤って買わないように注意してほしい。

家庭用脱毛器を使って処理をする

家庭用脱毛器の中には、髭に使用できるものもある。エステサロンほど出力が高くはないため根気よく続ける必要はあるが、継続すれば薄くすることはできるだろう。ただし顔の肌は敏感であることや、誤って目に照射してしまうリスクもあること、数万円などある程度コストがかかることなどを考えると、やはり安心できるのは髭剃りや電気シェーバーを使ったお手入れではないだろうか。

6. 髭は自己処理よりも「メンズ脱毛」がおすすめ

髭脱毛の施術を受けている男性の写真
髭を抜く、剃るといった自己処理にはリスクやデメリットがともなう。たとえば剃る場合、長期間にわたって皮膚が継続的に刺激を受けるため炎症や乾燥、髭が太くなるなどのデメリットが生じる。抑毛クリームなども皮膚への刺激があるしランニングコストがかかる。その上、いずれも再発する。継続してお手入れする手間、時間も必要というわけだ。そうした自己処理のリスクやデメリットを解消できるのが「メンズ脱毛」である。

美容外科や皮膚科、クリニックなどでおこなう「医療脱毛」

上述のように、毛乳頭を破壊するのは医療行為であり、美容外科や皮膚科、クリニックといった医療機関でしかおこなうことができない。医療機関では美容電気脱毛(ニードル脱毛)やレーザー脱毛といった施術が受けられる。これらは「永久脱毛」が可能だ。したがって将来的にお手入れの手間や時間、コストを削減したいという方には医療脱毛をおすすめしたい。

脱毛サロンやメンズエステなどでおこなう「光脱毛」

脱毛サロンやメンズエステなどは医療機関ではないため、毛乳頭まで破壊するような医療行為はできない。そのため永久脱毛ではなく一時的な「除毛・減毛」といった捉え方になる。ツルツルの期間がどれだけ続くかは人それぞれだが、再発は前提と思っておこう。だが、光脱毛に使用する脱毛器は年々進化している。個人差はあるが施術後数カ月〜数年など、一定期間生えてこなくなる(または薄くなる)といった効果は期待できる。

メンズ脱毛のおすすめポイントを自己処理との比較で紹介

  • 肌へのダメージが少ない
  • 将来的なコストを大幅に減らせる
  • お手入れの回数を大幅に減らせる
  • お手入れにかかる時間を削減できる など
一例だが自己処理と比較してみると、メンズ脱毛にはこうしたメリットがある。たとえばレーザーは痛みが強いため、肌へのダメージが大きいのではないか?と感じるだろう。だが照射しているのは細胞であり、皮膚ではない。皮膚が赤くなる、腫れるといったこともあるが、一時的なものであることがほとんどだ。ヤケドなどのトラブルがあっても、医療機関なのですぐに処置を受けられる。
それよりも自己処理の回数が減るという点が大きい。自己処理はこの先、一生髭剃りで皮膚にダメージを与えることになる。一方メンズ脱毛なら、脱毛期間中の一時的なダメージのみで済む。カミソリやシェービングフォームを購入するといったランニングコストもかからないし、1日5分×365日×30年=912.5時間(約38日)という人生の貴重な時間を浮かせることもできるのだ。
この記事もCheck!

7. メンズ脱毛で髭を処理するならまずはカウンセリングへ

髭脱毛をしてツルツルになった男性の写真
上述のように、髭のメンズ脱毛にはクリニックなどでおこなう医療脱毛と、サロンでおこなう光脱毛がある。どちらが自分に向いているのか、どれくらい痛いのか、総額いくらで何カ月くらいかかるのか、やめたいときはどうなるのか、どんな雰囲気でどんな人が施術をするのかなど、さまざまな疑問が浮かぶだろう。これらを解消するためにもカウンセリングに行ってみるのがおすすめだ。
カウンセリングで「テスト照射」「パッチテスト」などを実施してくれるクリニックやサロンなら、実際に契約する前に痛みなどを体験できる。自分の肌に合うかどうかなども分かるため、そうしたクリニックやサロンを探すとよいだろう。
また本来のコース料金よりも低価格で施術が受けられる「お試しコース」「トライアルコース」を用意しているクリニックやサロンも増えた。キャンペーン中ならさらにお得な料金で契約できる可能性もあるため、クリニックやサロンを探す際はこれらもチェックしておこう。納得できるところを選ぶためにも、カウンセリングは2〜3回るのがおすすめだ。

結論

髭を抜く行為には、髭剃りを使うよりもキレイに処理できたり、生えてくるまでの期間を延ばせたりといったメリットもある。しかし、肌や毛根への影響を考えると抜くことはおすすめできない。毎回の剃り残しや青髭が気になるのであれば、美容電気脱毛やレーザー脱毛を受けてみるのはいかがだろうか?メンズ脱毛なら今後のお手入れも楽になるしコストも削減できるはずなので、検討してみる価値はあるだろう。
関連記事
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2020年3月 4日

  • 更新日:

    2022年7月27日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧