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デコルテのニキビはなぜできる?ニキビの原因と自分でできる対策法!

デコルテのニキビはなぜできる?ニキビの原因と自分でできる対策法!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年5月13日

デコルテとは首から胸元にかけての部位のこと。きれいな鎖骨や首筋、たくましい胸元など、男性のデコルテに魅力を感じる女性は多い。しかし、デコルテにあるニキビが台無しにすることも。デコルテの魅力を引き立てる大事な要素は、美しい肌にある。今回はデコルテにできたニキビについて解説しよう。

  

1. 首・背中・デコルテの「ニキビ」は真菌(カビ)が原因かも

ニキビといえば顔のブツブツを想像するが、背中、胸、首などにも顔ニキビのようなブツブツができる。なかでも、デコルテと呼ばれる「うなじや首元」の場所にできるニキビには、悩まされている人も多いようだ。体ニキビとも呼ばれるデコルテや背中のブツブツは、顔ニキビとは原因が違うことが多い。

ニキビとは、尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)という皮膚疾患で、皮脂などで詰まった毛穴の中で、アクネ菌が増殖して炎症を起こしたものだ。顔ニキビの原因はアクネ菌であることが多いが、体ニキビはマラセチア菌という真菌(カビ)が原因となる場合が多い。この発疹はマラセチア毛包炎という病気であり、実はニキビとは別物である。

肌の乾燥や紫外線、生活習慣の乱れなどで常在菌のバランスが崩れると、マラセチア菌が増殖し、体ニキビができる。とくにデコルテや背中などは皮脂の分泌が多く、衣服でこすれたりムレたりして、体ニキビができやすいのだ。

2. デコルテにできるブツブツは「ニキビ」の可能性も

デコルテなどにできる体ニキビは、マラセチア菌が原因のマラセチア毛包炎であることが多いが、アクネ菌が原因のニキビである可能性もある。原因菌が違えば薬も変えなければならないので、ニキビかマラセチア毛包炎かを見分ける必要があるのだ。

ニキビ

赤みが強い発疹で、大きさはさまざま。一度に発症する数は少なく、1~2個がポツポツとできる程度だ。かゆみはないが、痛みを感じることがある。

マラセチア毛包炎

ニキビにくらべて赤みは少ない。同じくらいの大きさの発疹が複数個、広範囲に散らばってできる場合が多く、かゆみがあることも多い。

3. デコルテのニキビの「治し方」は?

デコルテの体ニキビがニキビかマラセチア毛包炎かが見分けられたら、それに合わせた治し方で対応しよう。早めの適切な処置が重要だ。

セルフケア

発疹が現れたばかりでそれほど悪化していない状態なら、原因に合った市販薬を使って様子を見てみよう。アクネ菌が原因のニキビは、市販の薬やケアアイテムも多く、初期の状態でしっかり対応すればセルフケアでも治しやすい。

皮膚科

市販薬でのセルフケアを1週間ほど続けても、改善しなかったり悪化した場合は、早めに皮膚科を受診しよう。ニキビやマラセチア毛包炎以外の疾患やセルフケアの間違い、慢性化して治りにくくなっている可能性もある。

4. デコルテのニキビに試したい「市販薬」のおすすめは?

デコルテにできた体ニキビを治すには、どんな市販薬を使えばよいのだろうか。デコルテの体ニキビにおすすめの市販薬を3つ紹介しよう。

オロナインH軟膏

傷やあかぎれ、やけどなど、幅広い症状で昔から愛用されているオロナインH軟膏。有効成分のクロルヘキシジングルコン酸塩は、アクネ菌に対する殺菌作用がある。軽めのニキビの対策におすすめだ。

セナキュア

背中やデコルテなどにできるブツブツのための治療薬。有効成分のサリチル酸とエタノールが、ブツブツの原因菌を殺菌するのだ。スプレータイプなので、デコルテはもちろん、手が届きにくい背中などにも使いやすい。

クロマイ-N軟膏

クロラムフェニコールとフラジオマイシン硫酸塩の抗生物質が細菌の増殖を抑制し、抗真菌成分のナイスタチンが真菌の生育を抑えて殺菌する。細菌も真菌も抑制し、体ニキビやさまざまな皮膚トラブルに効果的である。

5. デコルテのニキビ等のブツブツを「予防をする方法」

日常生活を見直すことで、デコルテの体ニキビを予防できるかもしれない。デコルテの体ニキビ予防の4つのポイントを解説しよう。

清潔な肌をキープ

皮脂や汗で汚れた肌は、毛穴が詰まったり菌が増殖して、体ニキビができやすくなる。入浴時には殺菌作用のあるせっけんなどで身体を洗い、シャンプーやせっけんなどのすすぎ残しがないようによく洗い流すこと。汗をかいたらこまめにふき取ることも大切だ。

吸湿性がよい衣類や寝具

汗でムレると菌が繁殖しやすくなり、体ニキビを発症させる。衣類や寝具は吸湿性がよい素材がおすすめだ。また、肌に直接触れるものなので、肌への刺激が少ないものを選び、こまめに洗濯して清潔にしておこう。

バランスのよい食生活

脂質や糖質の摂り過ぎは、皮脂を過剰に分泌させ、毛穴の詰まりや菌の増殖を促進する。脂っこいものや甘いものを控え、ビタミンやミネラルなどを意識して摂取し、栄養バランスのよい食事を規則正しく摂るようにしよう。

生活習慣の改善

睡眠不足や運動不足、過剰なストレスなどが原因で、肌の免疫力の低下やターンオーバーの乱れ、ホルモンバランスの崩れなどを引き起こし、体ニキビを発症してしまう。生活習慣を改善し、肌の調子を整えよう。

結論

デコルテにできる体ニキビは服で隠しやすいので、放置する方もいるかもしれない。しかし、薄着の季節やプール、温泉などではデコルテが人目に付くこともある。慢性化して治りにくくなる前に、デコルテニキビをしっかりケアし、美しいデコルテを手に入れよう。
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  • 更新日:

    2020年5月13日

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