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礼服とスーツの違いは見た目でわかる?知っておくべき礼服のマナー!

礼服とスーツの違いは見た目でわかる?知っておくべき礼服のマナー!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年12月 4日

礼服とスーツの違いをきちんと理解しているだろうか。 とりあえず黒いスーツならOKだろうといった考えは、じつは誤った認識である。礼服とビジネススーツは、見た目は同じように見えても似て非なるもので、シーンによって使い分けるのが本来のマナーだ。ここでは、礼服とスーツの違い、そして礼服の種類や着用すべきシーンについて徹底解説しよう。

  

1. 礼服で使用するスーツの違いは?

礼服とは、結婚式やお葬式、格式の高いパーティなど、冠婚葬祭全般に着用する服のことだ。ブラックスーツをはじめ、タキシードやモーニングコートなども礼服である。礼服で使用するスーツは、普通のビジネススーツとは色味やデザインが異なっているので、まずは両者の違いを知っておこう。

礼服のスーツとビジネススーツの違い1:色や素材

礼服のブラックスーツは深い黒色だが、比べるとビジネス用の黒いスーツは少しグレーがかった黒色をしている。また、礼服には光沢がないが、ビジネススーツには光沢がある場合が多い。見た目ではわからないのでは?と思えるが、屋外で自然光に当たったときなどに両者の違いは一目瞭然のようだ。

また、礼服のスーツには基本ウールが使用されているが、ビジネススーツはポリエステル素材のものも多く、素材の高級感にも差がある。

礼服のスーツとビジネススーツの違い2:デザイン

長く着ることを前提とした礼服には、比較的ゆったりとしたデザインが多い。しかし、ビジネススーツは細身のデザインが主流だ。また、一般的なビジネススーツには、ラペルと呼ばれる襟の部分にステッチ(縫い目)が入っているが、礼服のスーツはステッチが入っていないタイプがほとんどである。

2. 礼服の見た目の違い|最も格式が高い礼服の正礼服

メンズの礼服は、スーツのほかにも数種類あり、式典の格式や立場の違いによって使い分けが必要だ。なかでも最も格式が高いのが正礼服(正礼装)で、同じ礼服でもデザインに違いがある。

昼のモーニングコート・夜のタキシード

昼の正礼服は、ジャケットの後ろ側が長く垂れた「モーニングコート」だ。新郎新婦の父、大きな式典や葬式の主催者・喪主、園遊会の参加者などが着用する。夜の正礼服は、スーツに蝶ネクタイがお馴染みの「タキシード」で、こちらは夕方以降のパーティや式典で着用される。

また、ドレスコードがホワイトタイの場合にも違いがあり、礼服のなかでもジャケットの裾がつばめの尾のように2つに分かれた「燕尾服」が正礼服となる。

3. 礼服の見た目の違い|準礼服

準礼服(準礼装)は、正礼服の次に格式の高い礼服だ。昼と夜で違いはなく、ディレクターズスーツと呼ばれるスタイルが一般的である。

準礼服の基本は「黒ジャケット+グレーのストライプパンツ」

準礼服で着るディレクターズスーツとは、黒ジャケットにグレーのストライプパンツを組み合わせたスタイルだ。主に結婚式に主賓クラスで出席する場合や、スピーチを任された場合などに着用する。

ただ最近では、準礼服と略礼服の違いが曖昧になり、略礼服のブラックスーツを準礼服として着用するケースも増えているという。とくにカジュアルな式では、新郎新婦の父がディレクターズスーツを着ることも多く、ゲストは違いを明確にするため、主賓やスピーチ担当であってもブラックスーツで出席するほうが無難だとされている。

また、タキシードは本来「夜の準礼服」という位置づけだったため、現在でも夕方以降に準礼服として着用することが可能だ。

4. 礼服の見た目の違い|略礼服

礼服の中で最もカジュアルなのが略礼服で、ドレスコードが「平服」のときなどに着用する。略礼服も昼と夜で服装の違いはない。

略礼服はブラックスーツが基本

略礼服で最も一般的な装いが礼服用のブラックスーツだ。主に結婚式や二次会、音楽会などに出席するときに着用する。略式と呼ばれてはいるが、現在では準礼服としても着用可能であり、ほとんどのフォーマルシーンで使用することができる。

ビジネススーツを略礼服の一種として使える場合もある

ビジネススーツと礼服用のブラックスーツの違いは既に説明したとおりだ。しかしビジネス用の黒スーツやダークスーツ(紺・グレーなど)を略礼服として着用できるシーンもある。カジュアルな結婚式やパーティ、また一般的なお通夜などであれば、ビジネススーツでの出席もマナー違反ではないとされている。

ただ、ビジネス用と礼服用のスーツの違いは、見る人が見れば分かってしまう。上記ようなシーン以外の冠婚葬祭には、基本的にビジネススーツは着用して行かないほうが無難である。

結論

礼服とスーツの違いを意識せず、黒いビジネススーツを使い回している方も多いかもしれない。しかし、カジュアルなパーティなどでは問題はないが、格式ある場ではやはり礼服用のブラックスーツの着用が望ましい。大人の男性であれば、礼服用のブラックスーツを一着は用意しておくべきといえるだろう。
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  • 更新日:

    2020年12月 4日

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