心を癒やすツボとは？ストレスを解消できるツボ押しのコツを解説

1. ストレスがかかる原因とは？

ストレスがかかる原因として、心労や極度の緊張をはじめ、気温の変化や外傷による痛みなどが挙げられる。それに加え、うれしいことですらストレスを引き起こす可能性もあるので、判断が難しいところである。

適度なストレスであればすべてがマイナスに働くわけではなく、パフォーマンス向上など、メリットもあることは事実。ただし、不快なストレスが続いてしまうと、精神的にも肉体的にも影響が及んでしまうのだ。

ストレスを放置してはいけない理由

ストレスを放置したまま生活すると自律神経が乱れやすくなり、あらゆる不調の原因になるケースは珍しくない。さらに発展するとうつ病を引き起こしたり、神経症にかかるリスクがあったりと、決して油断はできないのだ。心を癒やすためにもツボ押しをうまく取り入れ、緊張を解きほぐしていきたい。

2. ストレスを解消して心を癒やすツボ

ここでは、ストレス解消に効果的とされる、心を癒やすツボを一挙紹介する。どれも自分で手軽に押せる場所なので、セットで覚えておきたい。

ツボの種類や場所

合谷(ごうこく)

合谷とは手にあるツボであり、万能のツボとも称されるほどポピュラーである。あらゆる痛みやコリに効果が期待できるほか、ストレス解消にも効果的であることから、心を癒やすツボとしても認知されている。ツボの位置は、手の親指と人差し指のちょうど間にある。まずはツボ押しの基本として、合谷の場所はしっかり押さえておこう。

百会(ひゃくえ)

百会とは頭の頂点にあるツボである。ストレス解消のほか、自律神経の乱れの改善にも効果的だ。ツボの位置は、頭の頂点まわりを指で押したとき、ほかよりもやわらかく感じる場所にある。

内関(ないかん)

内関とは手首まわりにあるツボである。重要なイベントの前で緊張しているときや、不安を感じるときのセルフケアに有効だ。ツボの位置は、手首を曲げたときにできるシワから指3本分あたり下にある。

神門(しんもん)

神門とは内関と同じく、手首まわりにあるツボである。ストレスや不安を緩和させ、心を癒やす効果に期待できる。ツボの位置は、手首を曲げたときにできるシワの上の、最も小指側にある突起の下にある。

風池(ふうち)

風池とはうなじのまわりにあるツボである。肩こりや頭痛の改善や、眼精疲労や集中力低下の改善など、さまざまな効果に期待できるツボだ。デスクワークで目や頭を使う機会が多い方におすすめ。ツボの位置は、耳の後ろの骨と後頭部のくぼみの中央部分にある。

太衝(たいしょう)

太衝とは足の甲にあるツボである。足の冷え改善のほか、ストレスによる不眠症の改善効果にも期待できる。ツボの位置は、足の親指と人差し指の骨が交差する部分にある。

3. ツボの正しい押し方とは？

心を癒やすツボは身体の多くの場所にあることを紹介したが、ただ押し続けているだけで効果を得られるというわけではない。正しいツボ押しを実践できていないと、逆効果になってしまうこともあるので注意しよう。ここでは、ツボ押しする際のコツを解説する。正しくツボ押しを行い、心を癒やす効果を実感してもらいたい。

ツボ押しする際のコツ

ツボ押しの際、まず押す強さは「痛気持ちいい」程度を意識すること。強く押しすぎはNGだ。ほどよく刺激を与えるのが効果を得るためのポイントである。次に押す時間は1回5～10秒ほどで、じっくりと力を入れていくのがコツ。回数は1回を3～5セット行おう。また、ツボ押しの途中は呼吸を止めず、ゆっくり呼吸を続けることも忘れずに。

結論

日常生活でストレスや不安を感じることは少なくない。しかし忙しい日々を送っている方の場合、ストレス解消の場をなかなか作れず、ストレスを溜め込んでしまうケースもあるだろう。そんなときに有効なのが、心を癒やすツボの存在である。ツボ押しであれば場所を選ばず実践できるので、ストレスが気になる方は、ぜひ本記事で紹介したツボ押しを習慣にしてみてはいかがだろうか。