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ホッピーにはアルコールが含まれている?飲んだあとの対処法も解説

ホッピーにはアルコールが含まれている?飲んだあとの対処法も解説

投稿者:ライター 岡本優美 (おかもとゆみ)

鉛筆アイコン 2020年10月26日

ホッピーという飲料を知っているだろうか。ビールテイストでありながらビールとはまた違った味わいが特徴のノンアルコールドリンクだ。関東を中心に流通するホッピーは手軽に飲めるビールのような飲み物として有名である。ここではホッピーのアルコール度数や、飲んだあと酔わないかなどを解説する。

  

1. ホッピーのアルコール度数はどのくらい?

ホッピーという発酵飲料は、居酒屋でもメニューにあることが多い。アルコールが含まれているが、かなり低い濃度である。そんなホッピーとはどのような飲み物か、そしてどれくらいのアルコール度数があるのかということも解説する。

ホッピーとは

ホッピーは麦芽をはじめとする糖類を発酵させて作ったノンアルコールの飲料である。糖類を発酵させているため、アルコールは含まれているのだが、0.8%ほどと低アルコールのためお酒という扱いではない。しかも100mlあたりの糖質は平均して2g未満と、糖質をかなり抑えて作られているのだ。なおかつプリン体ゼロでもあり健康志向の飲み物なのである。さらに嬉しいことに、ホッピーはその名の通りホップが含まれているのだ。ホップはビールの香り付けに使われるものであり、麦芽もビールに含まれることからビールのような味わいでありながらヘルシーな飲料なのである。

ホッピーのアルコール度数を比較

ホッピーにはホッピー、黒ホッピー、ホッピー330、ホッピーブラック、そして55ホッピーと5種類ある。ホッピーと黒ホッピーは関東のみの流通であるため他の地域では手に入りにくいかもしれないが、その他のホッピーは酒屋などでも販売されている。これらのホッピーのアルコール度数は全て同じで0.8%である。ちなみに糖質は黒ホッピーとホッピーブラックがわずかに高く100mlあたり1.9gだが、その他のホッピーは全て1.7gだ。

ホッピーの焼酎割りやビールとの度数比較

ホッピーを居酒屋で頼むと大抵焼酎がついてくるのだが、ホッピーをソト、焼酎をナカと呼び、この2つを自分好みの配合で混ぜ合わせるのがスタンダードな飲み方である。公式の飲み方では、焼酎とホッピーを1:5で割ることが推奨されているのだが、焼酎で割ることによりおおよそ5%のアルコール度数に上がる。ちなみに日本のビールもアルコール度数は大抵5%なので、市販のビール程度のアルコール度数と言えるだろう。

2. 低アルコールのホッピーでも運転には要注意

ホッピーはアルコール飲料ではないが、アルコールが含有されていることには間違いない。そのためホッピーだけ飲んだとしても最悪の場合、飲酒運転になる可能性もある。ではホッピーで飲酒運転になるのはどのような状況下だろうか。

ノンアルコール飲料とは

そもそもノンアルコール飲料とは、厚生省のホームページを元にするとアルコールが1%未満の飲み物のことだ。つまりアルコールが入っていても、1%を下回ればノンアルコールといえるのである。実は糖質の入った飲料は微弱ながらも発酵が起きており、清涼飲料水などもアルコールを微量だが含んでいるのである。そのため、アルコール0%の飲料を造るのは難しいのだ。そこでアルコール度数が1%未満であれば、ノンアルコール飲料という定義がなされているのである。ホッピーにはアルコールが含まれているが、0.8%なのでノンアルコール飲料だ。

ホッピーでも飲酒運転になる場合

飲酒運転の定義は「呼気に0.15mg以上のアルコールが含まれていること」だ。これは血中濃度に換算すると約0.03%。つまりそれよりも低い濃度のアルコールであれば酒気帯び運転だが飲酒運転にはならない。しかし低アルコール飲料でも急速に、かつ大量に飲むと血中アルコール濃度が上がって呼気にアルコールが含まれてしまうこともあるのだ。そのような点もふまえると、ホッピーだけを飲んでも飲酒運転になることも考えられる。飲んだら乗るなが基本であることを忘れてはいけない。

血中アルコール濃度を知る方法

自分の血中アルコール濃度を知りたい場合、有用な公式がある。自分の飲んだアルコール飲料の総量とそのアルコール飲料の度数を掛け合わせることで摂取したアルコールの量がわかる。次に、自分の体重と体重1kgの平均血液量833mlを掛け合わせると血液量がわかる。摂取したアルコール量を自分の血液量で割れば、血中アルコール濃度がわかるのだ。例えば成人60kgの場合を考えよう。ホッピーだけ1.5L、つまり1500ml飲んだとする。この場合、アルコール飲料総量の1500mlにホッピーのアルコール度数0.008を掛けた12gがアルコール摂取量である。次に体重60kgと血液平均量の833mlを掛け合わせて血液量を算出すると4万9980mlの血液量であることがわかる。12gを4万9980mlで割った、おおよそ0.024%が血中アルコール濃度なのだ。このようにして自分の血中アルコール濃度を計算する方法もある。

3. お酒に弱いならホッピー以外のアルコールなしドリンクを

ホッピーはノンアルコール飲料だが、前述で述べたように大量に飲めば飲酒運転になることもある。ここでは、アルコール度数0%のノンアルコール飲料を紹介したい。

ノンアルコールビール

アルコールの摂取をなるべく抑えたい場合はホッピーの代わりにノンアルコールビールがおすすめだ。日本のノンアルコールビールは基本的にアルコール濃度は0.00%である。そのためほとんどのメーカーが、ノンアルコールビールを飲んで運転したとしても飲酒運転にはならないことを公表している。例えば、アサヒビール株式会社の「アサヒ ドライゼロ」は限りなくビールに近いノンアルコールビールとして有名だが、アルコール度数は0.00%だ。注意したいのは、海外の「ローアルコールビール」である。ローアルコールビールは0.6%から0.9%のアルコールを含むことが多い。そのため飲み過ぎるとホッピーのように血中アルコール濃度が上がってしまう。日本の場合、ノンアルコールビールと書かれてあるものは大抵アルコール0.00%であるが、念のため確認することも大切である。

モクテル

ホッピーの、ビールのような味が苦手な人にはモクテルをおすすめしたい。モクテルとは擬似を意味する「mock」という英単語とカクテルを組み合わせた言葉である。ノンアルコールカクテルのことを指すが、このモクテルは基本的に清涼飲料水で作られることが多い。例えばジンジャーエールにウーロン茶を注いだジンジャーエールティーは食事と相性がよく、なおかつアルコールフリーなのでアルコール類が飲めない人や子どもでも飲むことのできる飲料なのだ。モクテルは様々なレシピが公開されているため、アルコールなしドリンクを考える際はモクテルも候補に入れるとよいだろう。

結論

ホッピーは手軽に飲めてローアルコール、低糖質、プリン体ゼロのヘルシーなノンアルコール飲料だ。しかしアルコールが全く入っていないという訳ではなく飲み過ぎれば血中アルコール濃度が上がり、アルコールに極端に弱い人であれば酔ってしまう可能性もある。そのためアルコールを摂取したくない場合は、確認をしアルコール濃度0%のノンアルコールビールなどを飲む方がよいだろう。

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  • 公開日:

    2020年7月16日

  • 更新日:

    2020年10月26日

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