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日本茶と紅茶の違いは発酵の違い?お茶の種類を徹底解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2020年1月27日

日本茶・紅茶・ウーロン茶、世界中で親しまれているお茶。色も香りも味も違うが、全て同じツバキ科の永年性常緑樹である茶の樹の葉から作られたものであることはご存知だろうか。そんなお茶の種類や栄養的効能、歴史についてみてみよう。

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1. お茶の分類と種類

摘まれたばかりの茶葉は異なる製造過程を経てお茶になるが、そのお茶は6種類に分類される。生の茶葉は、摘採した時点から酸化酵素の働きによって発酵が始まり、発酵をどの程度するかにより、茶の状態が変わる。
(1) 不発酵茶(緑茶)
日本式の蒸製法(蒸す、炒る、煮るなど)や中国式の釜炒製法の熱処理により酸化酵素の働きを止めるため、発酵が行われず、茶葉の美しい緑色が残る。煎茶・番茶などは、茶畑に覆いをせず、日光をしっかり浴びることで、適度な渋みと甘みが調和した香り高い味になる。一方、玉露は、茶摘み前20日間は茶畑に覆いをかけて日光を遮断するため、まろやかなうまみと青海苔のような「覆い香」がある。
(2) 弱発酵茶(白茶)
発酵度が非常に浅い段階で、太陽光や室内に放置して自然に乾燥して製造する。あっさりとした果物に喩えられるような上品な香りで、後味の甘みがある。
(3) 半発酵茶(青茶)
ある程度発酵した後に熱処理して酸化酵素の働きを止める。発酵部分の褐色と不発酵部分の緑色が混合しているため青色がかってみえる。烏龍茶が有名で、緑茶と紅茶の中間に位置する。
(4) 弱後発酵茶(黄茶)
酸化酵素を使わずに発酵させたお茶。
(5) 発酵茶(紅茶)
世界でも20カ国を超える国々で生産される、十分に発酵を行って作られるお茶。産地の気候風土によって、味や香り、品質にまで特徴があらわれる。
インドの「ダージリン」、スリランカの「ウバ」、中国の「キーモン」は世界三大紅茶とよばれる。
(6) 後発酵茶(黒茶)
先に加熱処理をして酸化酵素の働きを止めた後、乳酸菌や酵母などの微生物を植え付けて発酵させたお茶。中国のプーアール茶が有名。

2. お茶の栄養的効能

お茶にはさまざま栄養素が含まれている。お茶に含まれる栄養素とその効能について解説していこう。
お茶に含まれる代表的な成分として、カテキン類、カフェイン、テアニン(アミノ酸)のほか、ビタミン、ミネラル、食物繊維などがある。
(1) カテキン
ポリフェノールの一種であるカテキンは緑茶の渋みの主成分で、ウーロン茶や紅茶の色はカテキン重合物の色である。抗酸化作用があるため、細胞の酸化を防いで老化防止に期待される。また、抗菌・殺菌作用があるとされている。口臭を防いだり、風邪の予防にも効果があるといわれている。その他、免疫力アップや脂肪分解作用など、さまざまな研究がなされている。
(2) カフェイン
熱水に良く溶ける性質を持つため、高温の湯で入れたお茶は苦味が強い。覚醒作用、鎮痛作用、利尿作用があるといわれている。中枢神経を興奮させるため過剰な摂取は健康に害を及ぼすことでも知られている。
(3) テアニン(アミノ酸)
お茶の甘み・うまみ成分で、覆いをかぶせて作る玉露や抹茶・てん茶やかぶせ茶などに豊富に含まれている。茶の持つ香気成分とともにリラックス効果が高く、カフェインの興奮作用を抑制する効果もあるとされる。
その他、ビタミン・ミネラルや食物繊維は、代謝アップや腸内の環境改善にも役立つといわれている。

3. お茶の歴史

最後にお茶の歴史にも触れてみよう。
お茶は世界各国で形を変えて親しまれてきたことは、茶葉の種類の豊富さからもわかる。お茶の発見は中国とされ、紀元前2700年ごろ、神農時代と考えられている。中国では古くからその薬効成分にも注目されてきたが、歴史とともに飲み方にも変化を与えた。唐の時代にはお茶をのむ習慣は全国に広がり、明の時代では、庶民にまで普及することとなる。この後製法や茶葉の形態が急変し、現在の形に近くなったと考えられている。
日本にお茶が伝わったのは、奈良・平安時代ではないかといわれている。このころ日本は、隋や唐の文化を取り入れようとしている時代であった。
その後、中国から仏教を学んでいた僧がお茶の効能や製法なども学び、持ち帰ったお茶の種子でで茶園を作るなどお茶を奨めていった。鎌倉時代末期からは、寺院を中核として、茶園は京都から広がりをみせることとなる。その後、足利義満によって宇治茶が庇護され、豊臣秀吉まで受け継がれていき、千利休らにより茶の湯は確立する。日本独自の進化を遂げながら、江戸時代には庶民にまで浸透することとなった。
ヨーロッパにお茶がもたらされたのは17世紀で、当時海上貿易が盛んだったオランダによって、日本や中国から茶葉の輸入が始まった。緑茶から紅茶へと姿を変えながらイギリス貴族社会に浸透していったと考えられる。そのころ日本でも紅茶は生糸とともに輸出の主力として生産されていたが、第二次世界大戦から高度成長期にかけて紅茶の国内生産は減少の一途をたどることとなった。

結論

お茶は、発酵するかしないか、発酵の程度などによって大きく分けて6種類に分類でき、その薬効の高さから、中国から日本へ、さらに欧米をはじめとする全国へ形をかえて広がっていった。ちなみに、歴史においてお茶はかなりの貴重品であり、お茶がもとで戦争が起きたという記録も残っている。お茶の歴史の深さを感じながら色々な種類のお茶を楽しみたい。

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