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お店の味を再現!透明感のあるアイスティーを入れるコツ

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:東京農業大学 醸造科学科 教授 前橋健二(まえはしけんじ)

2018年10月 8日

ひと手間加えたアイスティーを自宅で作る人は居るだろうか?市販品にはない作り立てのアイスティーは格別の味わいだが、上手にアイスティーを淹れるにはコツが要る。適当に作ったアイスティーは白く濁ってしまうのだ。このコラムでは、自宅でも出来る透き通った絶品アイスティーの作り方をご紹介しよう。

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1. 白く濁る理由

ペットボトル入りのアイスティーや専門店のアイスティーでは全く気にならないが、実は自宅でアイスティーを作るとかなりの高確率で白く濁ってしまう。一体どうしてアイスティーは濁ってしまうのだろうか。

クリームダウン

アイスティーが白く濁る現象は「クリームダウン」と呼ばれる。これは茶葉の中のカフェインとタンニンが結合して光を屈折させるようになってしまい、結果白く見える現象である。カフェインとタンニンの結合は冷やせば冷やすほど、時間が経てば経つほど起こりやすくなる。味や品質に問題がないとは言われているが、実際はこの結合分子が舌に残るのでザラつきや雑味を感じやすくなる。

自宅で濁りやすい原因

時間が経てば経つほどおこりやすいクリームダウン。専門店では作り立てを提供し、飲み切る形なので濁りは気にならない。家庭では冷蔵庫で冷やすことが多く、保存の過程でどうしても白く濁ってしまう。また、冷蔵庫にいれると「ゆっくり冷える」ため、氷で一気に冷やす方がいいのだが、大量の氷で急冷しすぎてもクリームダウンの原因になる。アイスティーは適度に冷やしてすぐ飲むのが一番という結論になる。

2. 茶葉を選ぶ

淹れ方を工夫する前に、少しでもクリームダウンを起こりにくくするため、まずは茶葉自体を選んでみよう。タンニンやカフェインが少ない茶葉を選ぶのがポイントだ。

アイスティーにおすすめの茶葉

アイスティーは冷えた状態で飲むため、ホットより香りを感じにくい。繊細な香りの茶葉より、味わいが力強い茶葉が向いている。中でもおすすめなのはディンブラだ。ディンブラはそのままでもいいし、ジンジャーティーやミントティー等のアレンジがしやすい茶葉である。また、各種フルーツの香りがついたフレーバーティー、セイロン、キーマン、アールグレイ等の香りが強い物もおすすめだ。

アイスティーにむかない茶葉

特にクリームダウンしやすいことで有名なのはアッサムだ。茶葉のタンニンが多くクリームダウンを起こしやすい。また、紅茶のシャンパンと称されるダージリンは、繊細な香気を味わうならアイスよりホットの方が向いている。マスカットフレーバーが身上のウバも同様だ。冷やすと香気を十分に味わえない紅茶は、無理にアイスティーで飲む必要はないだろう。

3. クリームダウンしない作り方

茶葉を選んだらいよいよアイスティーを淹れてみよう。方法を考えれば、クリームダウンしやすいアッサムや香りが繊細な茶葉でもアイスティーにすることは可能である。

氷で冷やすか、常温で水出し

前述どおり、アイスティーは時間が経てば経つほどクリームダウンしやすくなる。また、ゆっくり冷やすと余計に起こりやすい。冷蔵庫で冷やすのではなく、淹れたての紅茶を氷で冷やすようにしよう。保存で冷蔵庫に入れるとほぼ確実に濁るので、常温保存して飲むときに氷を入れるようにし、なるべく早めに飲み切るのがコツだ。ティーバッグを水に数時間浸しておく水出しの方法なら、温度が急変しないためクリームダウンが起きにくく、繊細な香りも飛びにくい。どうしてもアッサムをアイスティーにしたい時や、冷蔵庫で保存したい時は水出しに挑戦してみよう。

計量、時間は正確に!

ホットティーはある程度アバウトな量と抽出時間でも大丈夫だが、アイスティーは計量と蒸らし時間を正確にするとグッと成功率が上がる。茶葉はホットの時の1.5~2倍量が適量で、蒸らし時間は1分ほど短くする。茶葉多め、抽出時間短めが鉄則だ。

結論

長く置くと風味も見た目も落ちてしまうアイスティー。ホットで淹れるほど気軽ではないのが難点だが、出来立てで透明感のあるアイスティーの美味しさは格別だ。おやつを用意してスタンバイしたら、濁らないアイスティーづくりに挑戦してみよう。

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