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飛行機での食事は難しい?機内食が美味しくない理由

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:
管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

2019年1月 2日

長時間のフライトを経験したことのある人なら、機内食を食べたこともあるだろう。航空会社が各自一所懸命に考えて提供されているものだから期待もふくらむところだが、実際に食べてみるとあまり美味しく感じない、という感想を持った人も少なくないはずだ。じつは機内食は、それそのものの味わいというよりも、その環境が影響して美味しく感じられないことがある。今回は機内食を美味しく感じない理由について考えてみよう。

1. 機内食が美味しくないのは気圧のせいだった?

機内食がおいしくない...航空会社はもっと頑張るべきだ...そんなふうに思っている人もいるかもしれない。しかし、機内食が美味しくない原因はどちらかというと食べる側である人間の構造にある。まず前提としてわたしたちが食事を美味しく楽しむのには条件がある。それは食べる環境が快適なものであるかどうかというものだ。暑すぎたり寒すぎたりすれば、どれだけ一流のシェフが作った料理も美味しく感じられない。

飛行機内は空調も効いていて不快には感じないと思うかもしれないが、じつは機内においては安全対策のために湿度が10%~20%と人間にとっては厳しい環境に設定されているのだ。口内が乾燥し唾液が少なくなると人の味覚は3割ほど機能低下するといわれている。さらにフライト中のように気圧の低い条件下においても人間の味覚は鈍ってしまう。必然的に機内での食事は地上の食事と比べてかなり厳しい条件下で行わなければならないというわけだ。

2. 飛行機の音も美味しさに関係している?

レストランなどの飲食店では各々が雰囲気を作り出すためにBGMをかけていることが多い。また、あまりにも騒がしいお客さんを注意したり、小さなお子さんの入店を制限したりして雰囲気を保つ努力をしているのを見たことのある人もいるだろう。じつはこれにはちゃんと理由がある。人間の味覚は周りの騒音に敏感だ。メカニズムはまだよくわかっていないものの、味覚と聴覚にはつながりがあって、騒がしい音や不快な音を聞きながらする食事ではじゅうぶんに料理を味わうことができないと考えられているのだ。

さて、飛行機の中ではどうかというと、周りの人がしゃべる声や飛行機そのもののジェット音などあまり良い状態とは言えない。つまり、音ひとつとったとしても、機内食を食べる環境というのは美味しく食べられる環境ではないということになるのだ。

3. 美味しく機内食を食べるには?

ここまで見てきたように、飛行機内の環境というのは人間にとって美味しい食事ができない環境であると考えることができる。機内食だから美味しくないわけではなく、機内食を食べる環境そのものに問題があったというわけだ。

この環境そのものを完璧に改善することは飛行機に乗っている以上不可能なことなのだが、もしどうしても気になるという人はなるべく口内が乾燥しないように水分補給をこまめにしたりマスクをしたりすると良いだろう。また、ヘッドフォンで音楽を聴くなどして環境音を変化させるのも効果的だ。

最近では地上の気圧に近い機内を実現する機体も出てきているため、そのような意味においては機内食も昔より美味しく感じられるケースが増えているかもしれない。

美味しく感じない原因を明らかにし、それぞれの要因に対して対策を行っていけば機内食を今よりずっと美味しく感じることができるだろう。

結論

機内食が美味しく感じない要因について考えてきた。その理由が機内食そのものではなく食べる側や食べる環境自体にあったというのは意外だったかもしれないが、逆にいえば対策をとることも可能だといえるだろう。今回学んだことを活かして、次回機内食を食べるような機会があればぜひ美味しく食べられるように工夫してみてほしい。いまよりもずっと空の旅が快適なものになるかもしれない。

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