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意外と知らない!?ぶどうの育て方と袋掛けの秘密を探る

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:
管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2019年1月21日

秋を代表するフルーツのひとつ、ぶどう。近頃では、皮のまま食べられる品種や種のない品種など、バリエーションも多彩。そんなぶどう、育てる過程で袋がけという工程があるのをご存知であろうか?その袋掛け、他の多くの果物栽培でも行われているが、一体どんな意味があるのだろう?今回は、ぶどう生育の基本と袋掛けについて学んでいこう。

1. ぶどうの育て方

ぶどうは、ご存知の通り、秋を旬とする木になるフルーツ。冬の間は準備の時期。堆肥を撒き、寒さから木を守るために、幹に藁を巻いておく。冬の寒い時期に剪定をしておくことも重要。これは、結実と収穫量に大きく影響する作業で長年の勘がモノを言う。

春の作業

3月になると藁は、外され、周りに敷かれる。これは乾燥と防草の効果があるそうだ。ぶどうは、木の皮に虫が入り込みやすいので、皮をむき、ツルツルの状態に。また、雨にも弱く、当たると病気になりやすいので、ここでビニールを張り、ビニールハウスのなかで育てる。

初夏の作業

5月になると芽かきと呼ばれる作業が行われる。これは芽の数を制限すること。こうすることで残った新芽に養分が十分に行き渡るようになる。さらにここから蕾の数を減らす、房作りが行われる。これも養分の分散を防ぐため。ぶどうは、6月頃になると花を咲かせ、ついに実をつけ始める。ここでも房数を制限する摘房が行われる。制限されてばかりで、もったいない気もするがこれが美味しいぶどうを育てるポイントなのだ。

2. 袋掛けの意味

袋掛けは、収穫の1ヶ月半ほど前の7月下旬から8月上旬にかけて行われる。意味合いの代表的なものは病気や害虫、鳥や雨、風からぶどうを守ること。ぶどうは、熟すとともに甘い香りを放つ。その香りに誘われて、虫や鳥がわらわらとやってくるのだ。袋掛けすることで、それらの虫や鳥をすべてガードすることはできないが、抑制効果は十分に期待できる。

農薬回避

果実は、甘く育てる過程で葉に養分を与える必要がある。ただ、果物は生で食べるもの。直接、口に入れるものに農薬がかかることはあまり褒められることではない。そんなときにも袋掛けが活躍。農薬がかからないようにするという意味もあるのだ。

ツヤを維持

ぶどうは、完熟前に表面にブルームと呼ばれる白い粉が発生する。これは、水分蒸発を防ぐ、害虫を寄せ付けないなどの効果があるが、そのままにしておくと雨や風で流されてしまうことも。袋掛けしておくとこのブルームを保護することもできる。

3. 美味しいぶどうの目利き

多彩な品種

ぶどうは、世界各国で愛されているフルーツのひとつ。品種も10000種を超え、小粒なものから大粒なものまでさまざま。また用途も幅広く、生食はもちろん、ワインや干しぶどうなど、加工品も多い。日本では小粒のデラウェア、大粒の巨峰やピオーネが主流であったが、近頃ではシャインマスカットなど、皮のまま食べられるものも人気だ。

注目は軸

ぶどうは軸に鮮度が現れる。軸が緑のものが実は新鮮。日を追うごとに茶色に変化してくるので、注意深く観察して購入するといいだろう。また、粒に張りがあり、シワがないことも重要。ぎゅっと実が詰まって、全体に引き締まっているものがいい。

ブルームもキモ

ぶどうの粒は、よく見ると白い粉がついている。これは、前述のようにブルームである可能性が高い。ブルームは、そもそもぶどうの果実に含まれる脂質から作られるもの。水分蒸発を防ぐなど、ぶどうが美味しくあるために欠かせない物質だ。このブルームも新鮮さを確かめる目安になる。ぶどう農家はあえて、ブルームを落とさないように収穫するそうだ。農薬と勘違いする人が多いそうだが、実はぶどうには欠かせない存在なのだ。ブドウ以外にもリンゴやブルーベリーなどにも付着している。

結論

ぶどうは、袋掛けすることで、虫や鳥から実を守ることができる。また、農薬を回避する、実のツヤを維持する効果があることがわかった。手間暇かけて育てられたぶどうの美味しさは言わずもがな。旬の今、存分に味わいつくそう。

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