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フィナンシェの美味しさはバターのカロリーと脂質の高さにある?

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:
管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

2019年3月11日

まわりはサクッ、そして中はしっとりした口どけのフィナンシェは、バターの美味しさを味わうお菓子だ。同時に高カロリー・高脂質なお菓子であることも確かである。一方、卵について考えてみると、フィナンシェにはカロリーの低い卵白のみが使われる。そのことによって、少しはカロリーが低くならないか?その点に少しの望みもかけつつ、フィナンシェ全体のカロリーについて考察してみよう。

1. フィナンシェのカロリーはやはり高い?

一緒にお菓子を作る、楽しそうな親子。もっとも娘の方は「お菓子を作っている」とは言えないかもしれないが、ある種参加していることには間違いないだろう。お菓子作りも、このようにアクティブにやれば、お菓子を食べた分のカロリーくらいは消費できる。娘を背負っての作業なら、消費カロリーだってアップするはずだ。
と言いたいのだが、世の中はそれほど甘くない。フィナンシェ1個分のカロリーは、なんと143kcalもあるのだ。1個と言っても大きさはまちまちなので、正確を期するなら100g当たり376kcalということになる。総カロリーを占める割合の多い材料を順に並べると、バター・アマンドプードル・砂糖・薄力粉・卵白だ(ただしレシピにもよる)。フィナンシェはバターケーキの一種なのだから、これは当然のことだろう。ちなみにフィナンシェ1個分のカロリーを消費しようと思えば、ウォーキングでは約1時間、よりハードな水泳であったとしても、約20分が必要だ。ちょっと娘を背負ったくらいでは、とても追いつかないのである。
ここで問題になってくるのは、やはり食べる量だろう。おやつに1、2個食べる程度ならまだ許容範囲かもしれない。だが、何種類ものフィナンシェを一度に焼いたりすると、つい全種類食べたくなってしまうのではないだろうか?チョコレート味に抹茶味、ベリー味に紅茶味など、いくらでも作りたくなってしまう。だが、種類を増やせば作る手間もかかるので、フィナンシェを焼くときは1種類にとどめ、食べるのは一度に2個までと決めておくのが、カロリーを摂り過ぎないためにもよいかもしれない。

2. バターが鍵?フィナンシェのカロリーと脂質

バターの美味しさを知ったときから、人類の肥満との戦いも始まったのかもしれない。バターが高カロリーなことは誰しもわかっているのに、バターを使うことをやめられないのだ。これはまるで、麻薬並みの誘惑である。バターは、麻薬のように直接的な害を人に及ぼさないから規制されていないだけなのかもしれない。であれば、私たち一人ひとりがバターとの付き合いについて、心して考えるべきだろう。節度あるバター摂取こそが、バター文化を守ることにもつながる。
フィナンシェにおけるバターの存在について、改めて考えてみよう。焼き菓子の美味しさの根本は、バター・小麦粉・砂糖のハーモニーにある。したがって、焼き菓子を食べようとするからには、バターの魅惑から逃れることはできない。それは同時に、高カロリーを摂取することからも逃れられないことを意味する。バターを使わず、植物油脂などを少量使用したフィナンシェのレシピも数多く存在し、その美味しさを否定するわけではない。しかしそれはバターを使ったフィナンシェ本来の美味しさとは別の味わいだろう。バターの美味しさを心ゆくまで味わいたい方にとっては、バターを使わないフィナンシェはあり得ないのである。
そう考えていくと、私たちに選ぶことのできる道は2つに1つだ。すなわち、バターをたっぷり含んだフィナンシェをほんの少しだけ大切に食べるか、バターなどの油脂分が少ないフィナンシェをたっぷり食べるか、である。ここは家族の中でも意見の分かれるところかもしれないし、その時々の気分にもよるので、バターを使った高カロリーなフィナンシェ、油脂分少なめで低カロリーのフィナンシェ、2通りのレシピをマスターしておくのがよいだろう。

3. フィナンシェ 卵白のカロリーは?

ここまで考えて、少し悲しくなってきた人に朗報がある。フィナンシェに使う卵は卵白だけなので、フィナンシェは卵のカロリーだけは低いということだ。ここでおさらいだが、全卵100g当たりのカロリーは151kcalである。卵黄だけを100gなら387kcal、卵白のみなら、わずか47kcalだ。卵黄だけを使うクレームブリュレなどと比べれば、少なくとも卵に関しては、フィナンシェは低カロリーではないか。フィナンシェの優しい口どけは卵白のみを使うことにあり、しかもその卵白によって全体のカロリーが落ちているのは喜ばしいことだ。
そうは言っても、やはりバター・小麦粉・砂糖の3拍子、そしてアマンドプードルによってフィナンシェ全体のカロリーが上がっていることに違いはない。その3拍子らに立ち向かうだけの力を、卵白に求めるのは酷だろう。私たちは冷静に、フィナンシェのカロリー計算を続けなければいけないだろう。
ところで、手作りおやつがあまりにも美味し過ぎるときに、私たちがよく使う口実がある。それは「おやつをたくさん食べたかわりに、夕食を簡単にしましょう」ということだ。ここで注意すべき点は、身体が完成された大人にとっては体重管理上悪くないことかもしれないが、体作りの途上にある子どもに対しては、その手法の多用は避けるべきだということだ。子どもにそれを許すと、1日のカロリーは足りているが栄養は偏っていて足りていない事態に陥ってしまう。手作りおやつに喜ぶ子どもの顔を見たいのは山々だが、食べさせ過ぎは禁物と心得よう。

結論

バターをたくさん使った美味しいフィナンシェは、カロリーと脂質が高くなるのも仕方がない。大人は食べ過ぎに気をつけ、子どもには、栄養バランスの整った夕食をしっかり食べられるような量にとどめて出すように注意してやりたい。

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