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ビタミンCたっぷりのいちご【おいCベリー】で美味しくビタミン摂取

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:
管理栄養士 平原あさみ(ひらはらあさみ)

2019年6月27日

農研機構・九州沖縄農業研究センターが、面白い着眼点のいちごを開発育成した。市販品種のなかで、もっともビタミンC含有量が多いいちご、「おいCベリー」だ。いちごはもともとビタミンCが豊富な食品とされてきたが、おいCベリーは既存品種を上回るという。健康志向で、ビタミン摂取量を気にする現代人にぴったりのいちご、おいCベリーを紹介する。

1. おいCベリーの特徴と由来

現代のニーズにこたえた新種のいちご

おいCベリーは平成24年に生まれた新しい品種で、まだ知名度も低い。
美味しくてビタミンCを多く含むいちごの品種ということから「おいCベリー」と名付けられた。インパクトのある名前と、健康意識の高い現代人のニーズにこたえた品種であるとして注目されている。
いちごは生食で食べられることの多い食品なので、加熱によって壊れてしまうビタミンCを摂取するにはもってこいといえるだろう。

ビタミンCに特化したいちご

おいCベリーは、いちごの市販品種の中では最もビタミンCを多く含んでいた「さちのか」を父親として交雑された。約1万個体の中から、ビタミンCを多く含み、糖含量も高く、美味しいものを選び育成した。
おいCベリーのビタミンCは、さちのかの1.3倍。標準品種として比較した「とよのか」の1.6倍と、高い値を出した。約7粒で、一日分のビタミンを摂取することができると謳っているほどである。おいしくて、しかも栄養満点なのだ。

2. おいCベリーの味わいと旬の時期

見た目と味わい

果実は非常に大玉。ころんとしたフォルムは円錐形または卵円形をしており、果肉は硬く、日持ちがいいので輸送にも適している。外皮はつややか。濃い紅色をしている。
最近は甘いいちごが好まれる傾向にあるが、おいCベリーは糖度だけに拘らず、酸味とのバランスを考え、甘み(うまみ)のあるいちごに仕上がっている。とはいえ、糖度も16度以上あるので、十分甘い。一粒30g以上と、ひとくちでは食べられないいちごは、かじると指先を汚すほどジューシー。強い香りが指先にまで残る。

旬の時期

早出しで、11月には収穫が始まる。クリスマスやお正月のオードブル、バレンタインの贈り物にと、さまざまなイベントにも重宝しそうである。
まだ新しい品種なので、栽培量はそれほど多くはない。現在は九州や佐賀県など、温暖な地域で栽培されている。気になったら、早めの予約を入れておいた方がよいだろう。

3. おいCベリーの栄養価

ビタミンC

農研機構の調査によると、100gあたりに含まれるビタミンCは、とよのかで54㎎、さちのかで68㎎、そしておいCベリーで87㎎である。
健康な成人は、85㎎が推定平均必要量とされている。
いちごの香りや甘みによって心が満たされるだけでなく、体に必要なビタミンCがたっぷり摂取できるというのも醍醐味といえるだろう。

ポリフェノール

おいCベリーには、ポリフェノールも多く含まれている。ポリフェノールとは、主に植物の中にある栄養素だ。人間の体を錆びさせる活性酸素の働きを抑制するなどの役割があるといわれている。
ビタミンC、ポリフェノール、共に強い抗酸化作用を持つといわれているため、健康維持のためにも、適度にいちごを取り入れるとよいだろう。

4. おいCベリーの美味しい食べ方

先述の通り、おいCベリーはビタミンCが豊富ないちごであるが、ビタミンCは加熱すると損なわれてしまうので、できるだけ生食を心がけたい。ここで、おすすめの食べ方をいくつか紹介しよう。

はちみつと合わせる

はちみつは、単体でも素晴らしい総合栄養食品であり、食べるサプリメントとも呼ばれているほどだ。だがビタミンCは、はちみつ100gあたり3㎎と少々不足気味だ。ちなみにはちみつには加熱処理済みのものと非加熱性のものがあり、加熱処理済みのものはもっと少ない。
はちみつレモンの有効性は有名だが、はつみつとおいCベリーの相性もバツグンだ。はちみつの天然の甘さは、いちごの甘酸っぱさにもよく合う。

フルーツサラダ

いちごと意外に合うのがバルサミコ酢だ。酢といちご、種類の違う酸味が互いに引き立てあい、味に深みが生まれる。カッテージチーズをトッピングすると、淡泊なチーズの味わいがいちごの酸味とマッチするうえ、チーズ白い色もいちごの赤を引き立てる。ちょっとしたおもてなしメニューにもぴったりだ。

酒類と合わせる

スパークリングワイン、またはシャンパンのような炭酸の含まれるもの。できるだけ後味がすっきりしているものが、いちごとの相性がよい。昔の映画のようでおしゃれだ。いちごのビタミンCが悪酔いを防ぐ効果があるともいわれている。
また最近では、日本酒との組み合わせも。日本酒にいちごを入れて楽しむのもよいが、日本酒を使ったシロップで、フルーツポンチ風に仕立ててもまた楽しめる。日本酒の甘さが、甘酸っぱさをもついちごを引き立てるのだ。

結論

おいCベリーは、健康を意識し、それを全面に出してきたいちごとしては初の品種である。果物は、食後や食間の楽しみであり嗜好品的な意味合いが強い。野菜は食事の副菜として、美味しさのほかに、身体の健康のために摂取している一面もあるだろうが、いちごに健康効果を付加価値として持たせていくと、さらに果物より野菜寄りの存在になっていくかもしれない。今後、興味深い付加価値を持ったいちごの出現も考えられる。消費者としては選択の幅が増え、喜ばしいことである。
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