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日本と深い縁のある「フィリピンバナナ」ってどんなバナナ?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2019年6月28日

日本のスーパーや青果店でよく見かけるフィリピンバナナ。フィリピンバナナと一口にいっても、その種類はじつに豊富だ。そこで本記事では、フィリピンバナナの種類やフィリピンバナナの栽培環境について紹介していきたい。

1. じつはたくさんある!フィリピンバナナの種類

フィリピンバナナは、フィリピンで生産されているバナナ全般のことを指す。フィリピンはバナナの生産が盛んに行われている国であり、日本に輸入されているバナナのうち、85~90%はフィリピンバナナなのだ。日本にとってフィリピンバナナはとても縁が深いといえる。そこでまずは、フィリピンバナナの種類について簡単に紹介していこう。

ジャイアント・キャベンディッシュ

日本に出回っているフィリピンバナナの中で、最も多い品種がジャイアント・キャベンディッシュだ。スーパーなどでよく見かけることができ、日持ちすることで知られている。皮の色は鮮やかな黄色で、果肉はクリーム色。なめらかでほどよい甘みを感じることができる。

ラカタン

ラカタンは、ジャイアント・キャベンディッシュよりもさらにひと回り大きい品種のフィリピンバナナ。ジャイアント・キャベンディッシュと比較すると糖度が高いため、高級なフィリピンバナナとして売られている。

セニョリータ

セニョリータは、とても小さいサイズで知られているフィリピンバナナ。ジャイアント・キャベンディッシュほどではないが、日本でもモンキーバナナの愛称で親しまれているフィリピンバナナである。フィリピンでもかなりポピュラーな品種として扱われている。

ブグラン

ブグランの皮の色は黄緑色をしていることから別名グリーンバナナとも呼ばれている。ジャイアント・キャベンディッシュの鮮やかな黄色の皮に慣れている日本人からしてみたら、ブグランはまだ十分に熟していないバナナのように見える。しかし、皮をむいてみると、ジャイアント・キャベンディッシュと同じようなクリーム色の甘い果肉が出てくる。

ラトゥンダン

ラトゥンダンは、日本ではあまり見かけない品種のフィリピンバナナ。しかし、フィリピンでは最もポピュラーな品種のバナナとして知られている。手ごろな価格で販売されているため、フィリピンでは庶民向けのバナナといわれている品種だ。

2. なぜフィリピン産のバナナが多いの?

バナナを栽培している国はフィリピンだけではない。台湾やエクアドルでもバナナの栽培は盛んに行われている。それなのに、なぜ日本でシェアされているバナナの大半はフィリピンバナナなのか、気になる人もいるだろう。その理由は、フィリピンのミンダナオ島にあるバナナプランテーションにある。ミンダナオ島のバナナプランテーションは、日本に輸出することを目的として作られた。このバナナプランテーションができたおかげで、日本に安い値段でフィリピンバナナを仕入れることができるようになったのだ。バナナの生産にあまり向いていない日本でバナナが手軽に食べられるのは、フィリピンのバナナプランテーションのおかげなのである。

3. フィリピンバナナのせいでミンダナオ島の住民が苦しんでいる!?

日本で親しまれているフィリピンバナナ。しかし、現在ミンダナオ島のバナナプランテーションで使用されている農薬によって、現地の住民が被害をうけていることをご存知だろうか。ミンダナオ島のバナナ生産会社では、広大な土地に生えたフィリピンバナナに効率よく農薬を散布するため、小型の飛行機を使って農薬の空中散布を行っている。しかし、農薬を空中散布すると、風向きの影響で住民の家や近所の学校にまで届いてしまうことがあるのだ。農薬を直に浴びた住民の中には、皮膚のかゆみや痛みを訴えている者もいるという。地元住民の反対運動により、最近では農薬の空中散布をやめた企業も数多く出てきた。しかし、まだ一部の企業は農薬の空中散布をやめていない。日本の食卓に届くフィリピンバナナは、現地の人の苦労やいまもなお続く反対運動の中で作られているものだということを忘れてはいけない。

結論

多くの日本人がお世話になっているフィリピンバナナ。その種類は豊富で、品種によってさまざまな特徴をもっている。しかし、ミンダナオ島が抱えている農薬の空中散布問題など、深刻な状況の中で作られているバナナでもあるのだ。このことを理解したうえで、バナナを食べるようにしよう。
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