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最も有名で長い歴史を持つじゃがいもの品種【男爵】を解説!

投稿者:ライター 田口忠臣(たぐちただおみ)

監修者:管理栄養士 平原あさみ(ひらはらあさみ)

2019年7月25日

煮込み料理や揚げ物、サラダなど、さまざまな料理に活躍するじゃがいも。そのじゃがいもには、男爵やメークイン、キタアカリなどのいろいろな品種がある。今回は、じゃがいもの種類の中でも、もっとも知名度が高く長い歴史をもつ「男爵」について解説しよう。

1. 長い歴史を持つじゃがいもの品種「男爵」

じゃがいもの歴史

じゃがいもの原産地は、南米アンデスからメキシコにかかる高原地帯で、紀元後500年頃から栽培されていたとされている。ユネスコの世界遺産である「空中都市マチュ・ピチュ」でも栽培していて、インカ帝国の重要な食料源となっていた。日本へ伝えられたのは、慶長3(1598)年にオランダ人が長崎に持ち込んだのが最初であるといわれている。

日本で最も多くじゃがいもが生産されている北海道では、宝永3(1706)年に栽培がされたと記録が残っているが、本格的に栽培されるようになったのは明治以降だ。高原地帯が原産のじゃがいもは、北海道の気候や風土に適合して大規模に栽培されるようになり、いまや北海道の特産品となっている。

長い歴史を持つ代表的な品種「男爵」

男爵は、明治41(1908)年に函館ドック専務取締役であった川田龍吉男爵が、海外からアメリカ原産の「アイリッシュ・コブラー(Irish Cobbler)」という品種を取り寄せ、北海道上磯町(現在の北斗市)で試験栽培をしたことに始まる。その後、各地に栽培が広がり、男爵が広めたじゃがいもということで男爵芋と呼ばれるようになったそうだ。現在、北斗市には「男爵記念館」があり、川田男爵が当時、アメリカなど海外から取り寄せた農耕具やトラクターなどが展示され、北海道の農業の歴史を学ぶことができる。

2. 日本で最も多く栽培されている男爵の特徴

日本で最も多く栽培されている品種

男爵は、昭和3(1928)年にメークインとともに北海道の優良品種に認定され、広く栽培されるようになった。現在も、加工用やデンプン原料用を除く生食用じゃがいもの生産高の6割を占め、最も多く栽培されている品種である。

男爵の特徴

形は丸くゴツゴツしており、芽の部分のくぼみが深いことから、皮がむきにくいのが難点である。肉質は白く粉質で、デンプン価値は14~16%となっている。ホクホクした食感が特徴で、粉ふきいも、ベイクドポテトやコロッケ、ポテトサラダなどに向いている。

3. 男爵の美味しい食べ方

美味しい男爵の選び方

表面の皮にシワやキズがなく、しっかりと重量感のあるものを選ぼう。大きすぎる男爵は、真ん中が空洞になることがあるので、中ぐらいの大きさのもの選ぶのがよいだろう。

男爵の美味しい食べ方

男爵など粉質の品種は、熱に弱いデンプンを多く含むため煮崩れしやすく、煮込み料理にはあまり向いていない。加熱した時のホクホク感を活かして、コロッケやポテトサラダなどにすると美味しく食べられる。
特に、シンプルにじゃがバターで食べるのがおすすめ。北海道の特産であるじゃがいもとバターの組み合わせは相性バツグンだ。

男爵の保存方法

男爵は、日が当たらない涼しい場所に保管しよう。日に当たると発芽が促進され、緑色に変色し、ソラニンという物質が生成される。ソラニンは天然毒素の一種で、吐き気や下痢、おう吐、腹痛、頭痛、めまいなどの症状が出ることがあるので、緑色に変色した部分は誤って食べないよう注意しよう。

結論

今回は、最も有名で、最も多く生産されているじゃがいもの品種である男爵について解説した。一口にじゃがいもといっても、皮や実が赤や紫のものなどいろいろな品種があり、それぞれに違った特徴がある。料理に合わせてじゃがいもを選んで、味わいの違いを楽しんでみてはいかがだろうか。
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