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ほくほくした食感が美味しい!ゆり根のカロリーや栄養素とは?

投稿者:ライター 藤本龍(ふじもとりょう)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2019年10月23日

江戸時代の中期から野菜として栽培されるようになり、縁起物として親しまれてきたゆり根。日常的に目にする食材ではないものの、ちょっとした祝い事や料亭で口にしてからその美味しさに驚いた経験のある人もいるのではないだろうか。じつはゆり根は、縁起物というだけではなく、日常的にとりにくい栄養素も含まれている。ここでは、ゆり根の栄養やカロリーについて解説していこう。

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1. ゆり根は意外とカロリー高め?

そもそもゆり根とは百合の花の球根のことで、球根にも関わらず花びらが折り重なっているかのような美しい形をしているのが特徴の野菜だ。この花びらのように見えるかけらは鱗茎(りんけい)と呼ばれ、重なり合う姿を「歳を重ねていくこと」にかけ、無病息災を祈る縁起物としておせちに加えられるなど、古くから高級食材として親しまれてきた歴史がある。
ゆり根のカロリーは100gあたり125kcal。野菜の中では比較的高カロリーの食材となっているが、一度にたくさんの量を食べる食材ではないので、あくまで目安として知っておく程度でよいだろう。参考までにほかの根菜類の100gあたりのカロリーと比較してみると、以下のようになる。
  • ゆり根......125kcal
  • さつまいも......134kcal
  • じゃがいも......76kcal
  • 長いも......65kcal
  • 大和いも......123kcal
  • かぶ......20kcal
  • にんじん......39kcal
このように、ゆり根はさつまいもや、やまといもと並ぶ高カロリーな根菜なのだ。ちなみに、ゆり根1つあたりの重量の目安は約70gとなっており、ゆり根1つ分換算のカロリーは約88kcalとなる。料理をしながらカロリー計算する際の目安にするとよいだろう。

2. 昔ながらの健康食品!ゆり根は栄養満点の食材だった

無病息災を願って食べられていたゆり根だが、そういった縁起物としての価値だけでなく、実際の栄養価も高く、中国では古くから滋養強壮の薬として食べられていたほどだ。
ゆり根に含まれる主な栄養素は炭水化物、食物繊維、カリウム、葉酸などが挙げられる。ゆり根のほくほくとした食感は炭水化物のひとつであるでんぷん質によるもので、高カロリーの理由にもなっている。
食物繊維は便通を整えて便秘を防ぐうえで欠かせないものである。また、脂質・糖・ナトリウムなどと吸着して身体の外に排出する働きがある栄養素だ。現代の日本人には不足しがちな栄養素ともいわれているため、食物繊維が多くとれるゆり根はそれだけでもありがたい食品といえる。
カリウムは体内の浸透圧を調整する働きを持っており、とくに余分なナトリウムを排出するなど、塩分の摂り過ぎに対しての働きが期待できる栄養素だ。ゆり根に含まれるカリウムの量は野菜の中でも比較的多いので、外食が続いたときや、塩分の摂り過ぎが気になったときは積極的にゆり根を食べるのがおすすめだ。
ビタミンB群の一種である葉酸は赤血球を作る際に必要となる栄養素であり、鉄分やビタミンB12と一緒に摂取することが推奨されている。
これだけの栄養素が豊富に含まれていることがわかれば、ゆり根は昔から滋養強壮の薬として用いられていたことも納得なのではないだろうか。

3. ゆり根を食べる際は見た目よりも高めの糖質に注意!

ゆり根を食べる際に気を付けて欲しいのは、たっぷりの栄養と同時に糖質も多く含まれているということだ。糖質量はゆり根100gあたり22.9gである。糖質自体は人間にとって必要な栄養素である一方、ごはんやパンといった主食で必要量がまかなえることから、よほど意識して制限しない限り糖質が食生活で不足するということはあまり起こらない。
ゆり根のような糖質が多めに含まれている食材を、そうとは知らずに料理で使用し、いつも通りの量の主食を食べてしまうと必然的に普段よりも糖質を多く摂取することとなるので気を付けよう。

結論

古くから縁起物や滋養強壮の薬として用いられてきたゆり根だが、実際に栄養価も高く、健康によい食材となっている。しかし、同時にカロリーも高めの食材となっているので、ゆり根を食べる際は注意が必要だ。ちなみに、ゆり根は百合の球根なら何でもよいというわけではなく、きちんと食用として育てられたもののみが食べられる。食用以外のものは苦みが強く、毒を持つものもあるので、間違えても食べないように注意しよう。
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