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先陣をきって登場するスモモ【大石早生】の旬や食べ方を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 平原あさみ(ひらはらあさみ)

2019年8月29日

夏の渇きを癒してくれる甘酸っぱい果物スモモ。滴る果汁がみずみずしいスモモの中で、日本で最も栽培量が多いのが「大石早生」である。また、スモモの中では最も早く市場に出回る品種でもある。日本のスモモの代表として、現在のところ不動の地位にある。

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1. スモモの最古参「大石早生」

鬱陶しい梅雨の季節から夏にかけて登場するスモモ。数あるスモモの品種の中でも、トップをきって登場するのが大石早生である。戦後まもなくその名が登録された大石早生とは、どんなスモモなのであろうか。

大石早生の登録は1952年

中国が原産といわれ、漢詩や万葉集にもその名を残す果物スモモ。現在、われわれの口に入るスモモの先祖はしかし、アメリカから伝わったものである。大石早生は、そのうちのひとつ「フォーモサ」と別の品種がかけられて誕生している。福島県の大石氏が手掛けた大石早生が正式に登録されたのは、なんと1952年のことである。それからおよそ70年。大石早生の人気は、衰えを知らない。
農林水産省の調査によれば、日本全国のスモモの生産量において大石早生が占める割合はなんと26.5%、1/4にのぼる。

甘酸っぱさが最大の魅力

勤勉な日本人の努力によって、あらゆる果物は甘く甘く改良されてきた。一方、大石早生は果物の真髄である「甘酸っぱさ」を体現している果物である。つまり、少し強みの酸味が何よりの魅力なのである。
かぶりつけば果汁が滴るみずみずしさとほどよい酸味、梅雨まだ終わらぬ時期に登場する大石早生が70年も愛されているのには、日本のジメジメとした気候と無縁ではないだろう。

2. 真夏を彩るスモモ、大石早生の旬

果物王国の山梨県や長野県を中心に栽培されているスモモは、初夏の象徴である。大石早生は、その中でも最も早く市場に出る品種である。大石早生の旬はいつごろなのであろうか。

5月の終わりに登場する大石早生

日本全国で出荷されるスモモは、半数が山梨県で栽培されたものである。
大石早生は、まずハウスものが5月の下旬に登場する。収穫されて間もなくは、実が固く引き締まり緑がかった色をしている。時間が経つにつれ、スモモらしい赤色へと変化し実は柔らかくなる。6月初~中旬が、出荷のピークとされている。
果実の重さは50~70g。スモモとしては、それほど大きなほうではない。頭のてっぺんが少しとがったような形をしている。実が熟す前に収穫された大石早生は、追熟によってかなり柔らかくなる。
歯ごたえのある若い実を好むか、柔らかく熟した実を好むかは個々の嗜好にもよるだろう。

7月まで出荷が続く日本のスモモの主役

大石早生は、どの品種よりも早く登場するだけではなく、7月までその味を楽しめる。果汁たっぷりで甘酸っぱさ満載の大石早生は、まさにスモモの代表の名に恥じない質を誇る。大石早生を選ぶときには、実にハリがありくっきりとしたくびれを中心に左右対称なものが理想的である。傷みと思しき茶色の変色が多いものは、避けるのが賢明である。

3. 冷やしてかぶりつく、これが大石早生の食べ方の王道

大石早生は、スモモとしては最も普及している品種である。そのため、スーパーなどで手にする可能性が最も高い。熟さないうちに収穫される大石早生は、青果売り場に並んでいるときもまだ赤くなっていないことが多い。しばらく冷蔵庫に保管し、皮が赤くなってきたころが食べごろである。
冷やしたスモモをかぶりつく。これが、もっとも美味しい食べ方といえる。もともと酸味が特徴のスモモは、ときとして生食には厳しい酸っぱいものにあたることもある。そんな時には、酸味がより美味しさを引き立てるジャムにするのが得策である。

結論

戦後まもなく登場し、スモモ筆頭の座を固持してきた大石早生。初夏の空気を感じると間もなく市場に出て、私たちの渇きを癒してくれるありがたい果物である。大きさも手ごろで、味わいも酸味と甘みを兼ね備えた大石早生は、まさに万人向けのスモモといったところである。
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