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一風変わったスモモ【ケルシー】とは?日本生まれのアメリカ育ち!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2019年12月21日

アメリカから日本に逆輸入されたスモモ、ケルシー。非常に甘くスモモ好きには定評がある品種だ。多くの人にとってはきっとあまり馴染みのないケルシーの興味深い特徴や来歴、おすすめの食べ方などを紹介していく。

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1. アメリカから舞い戻ってきたスモモ!ケルシーの特徴とは?

ケルシーは、山梨県の甲西町で誕生したスモモだといわれている。その歴史は古く、中国から伝わったスモモがケルシーだという説も出ているが、来歴については詳しく解明されていない。昔は甲州大巴旦杏という名前で栽培されていたケルシー。しかし、その見た目から当時はあまり注目されていなかった。

ジョン・ケルシー氏がアメリカに持ち帰り普及

ケルシーが注目されるようになったのは、1870年以降である。当時アメリカから来たジョン・ケルシー氏は、甲州大巴旦杏の奥深い味に驚き、アメリカへ持ち帰り、甲州大巴旦杏の栽培に力を入れ始めた。名前も甲州大巴旦杏ではなく、ケルシーと改めて命名したのである。

日本では人気がなかったため、どんどん栽培数が減っていた甲州大巴旦杏。しかし、アメリカで人気を集めたケルシーに日本人も着目するようになり、大正時代に入るとケルシーをアメリカから逆輸入するようになったのだ。「生まれは日本、育ちはアメリカ」という非常に珍しい経緯をもったスモモ。それがケルシーなのである。

ケルシーの味や見た目は?

ケルシーは、強い甘みを感じることができるスモモだ。果肉も皮も、緑に近い色をしているため、ほかの品種のスモモと比較をすると未熟で酸っぱいように見えるが、酸味はほとんど感じられない。重さは1個あたり約140~200gで、比較的大きいサイズのスモモだといえる。やや硬めの果肉の中心部分には種が入っており、種の周りには小さい空洞ができている。

2. ケルシーの美味しい食べ方を紹介

ケルシーはそのまま食べても美味しいが、スイーツの材料として使うのにも適している。スイーツ作りが好きな人は、ぜひケルシーを使ってみてはいかがだろうか。今回はおすすめのアレンジ方法を2つ紹介する。

さわやかで食べやすい!ケルシーのムース

ケルシー、砂糖、水を鍋で煮詰めてコンポートにすれば、ムースの材料として使うことができる。ケルシーのコンポートと生クリームを混ぜてシンプルなムースにするのもおすすめだが、酸味がもっと欲しい人はヨーグルトを加えるとよい。甘みと酸味のバランスがとれたムースを味わえるので、さわやかなスイーツが好きな人にはおすすめだ。

はちみつ入りがおすすめ!ケルシーのゼリー

「ムースはコツが必要そうだからもっと簡単なスイーツに挑戦したい」という場合は、ケルシーを使ったゼリーを作ってみてはいかがだろうか。ケルシーをさいの目切りにし、水、はちみつと一緒にケルシーを軽く煮て、火からおろしたらゼラチンを加えて溶かし、型に入れて冷やせば、ケルシーのゼリーができあがる。誰でも簡単に作ることができるスイーツなので、お子さまと一緒にスイーツ作りをする時などにもおすすめのアレンジ方法である。

3. ケルシーを選ぶ際のおすすめポイント

ここからはスモモに詳しくない人でも簡単に美味しいケルシーを見極めることができるポイントを紹介しよう。

購入時はブルームがついているものを選ぼう

収穫したばかりのケルシーには、ブルームとよばれる白い物質が皮の表面についている。つまり、ブルームがあるケルシーは収穫されてからまだ時間が経っていないことを示している。そのため、新鮮なケルシーを選びたい場合は、ブルームを必ずチェックしてみよう。

黄色に変色して艶が出たら食べごろ!

スモモ特有の酸味が好きな人は、ブルームがついた新鮮なケルシーを食べるとよいだろう。しかし、完熟した甘いケルシーを食べたい場合は、ブルームがなくなって表面に艶が表れるのを待つとよい。また、皮の色が緑から黄色へと変色してから食べることをおすすめする。ケルシーは皮の色が緑色で、ほかの品種のスモモのように赤や紫に変色しないため、皮の色だけだと見極めが難しいが、ブルームや艶の有無をチェックすれば食べごろのタイミングを逃さずに済む。

結論

一般的なスモモと比べるとケルシーの味や見た目は珍しく、来歴も一風変わっているため非常に興味深いスモモだ。価格はほかの品種のスモモよりも高い傾向にあるが、見つけたらぜひその美味しさを実際に味わってみてほしい。
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