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お正月までに覚えよう!【おせち】の歴史や種類の知識

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年12月30日

何気なく食べているおせち料理。実は、そのどれにもきちんとした意味があることをご存知だろうか?知っていながら食べるのとそうでないのとでは、ありがたみがまるで違う。お正月が来る前に、おせちの基本を学ぼう!

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1. おせちの歴史

語源

日本に稲作が伝わった弥生時代。それまでの狩猟生活から、農耕生活への転換期だ。この頃から、自然の恵みに感謝する習慣が生まれ、神様へのお供え物や感謝の儀式が頻繁に行われるようになった。時を同じくして、中国から季節の節目を祝い、神々を祀る五節供の行事が伝わる。奈良時代になると、この五節供の行事は、宮中行事として確立する。この中で行われた宴会のことを節会(せちえ)、そこで食べられる食事を御節供(おせちく)と言った。この御節供がおせちの語源と言われている。ただ、この頃の御節供とは高く盛ったご飯や野菜などのことで、現在のものとはまるで異なるものだったようだ。

江戸時代

それまで宮中行事でしかなかった節会や御節供が庶民に広まったのは、江戸時代。幕府が公式行事として節日を制定した頃からだ。ちなみに節日とは、1月1日元日、1月7日人日の節句、3月3日上巳の節句、5月5日端午の節句、7月7日七夕の節句、9月9日重陽の節句のこと。今でも馴染み深いものばかりだ。当時は、どの日に食べるものも御節供と言ったが、のちに最も大切とされる年の初めの節日に食べられるものだけ、おせちと呼ばれるようになった。

戦後

現在のような重箱に入ったおせちが誕生したのは明治時代と言われているが、定着したのは戦後になってから。現在ではおせちと一口に言ってもバリエーションは多彩で、自宅で作ることなく、購入するという人も増えている。しかし、おせちは前述の通り、季節の節目を祝い、神々を祀る節日に食べられる料理。由緒ただしきもので、それぞれの料理には年初めに食べるべき理由があるものばかりなのだ。

2. おせちの種類

おせちの分類

おせちには大きく分けて、「祝い肴」「口取り」「酢の物」「焼き物」「煮物」の5つのカテゴリーが存在する。それぞれ収めるお重の段も決まっていて、(地域や風習によっても異なるが)一の重から「祝い肴」、ニの重「口取り」「酢の物」、三の重「焼き物」、与の重「煮物」とされている。ちなみに四段目を「与える」と書くのは、四が死を連想させて縁起が良くないとされたためである。

おせちの種類

おせちの種類は、地域や家庭によって異なる。総じて、20種類〜30種類ほどあるが、そのすべてを作るのは不可能。ちなみになかでも代表的なものを「祝い肴三種」と言い、これと雑煮さえあれば、おせちの形が整うとされている。関東では、黒豆、数の子、田作り。関西では田作りに代わり叩き牛蒡を加えて、三種とするようだ。

3. おせちの意味

おせちにはそれぞれお正月に食べるべき、ありがたい言われや意味がある。その一部をご紹介していこう。

一の重

一の重には祝い肴を詰める。魔除けの色とされる黒の黒豆は、マメに働き、マメに暮らせるようにとの願いが込められている。数の子は、卵の数の多さから子孫繁栄を願う縁起物。田作りは、五穀豊穣を願い、子魚を田畑の肥料として撒いたことから名付けられたようだ。叩き牛蒡は、牛蒡が深く根をはることに注目し、家庭が根を張って安泰であるようにという願いが込められている。

二の重

二の重に詰めるのは、口取りと酢の物。紅白かまぼこは、初日の出の形に似ていることから用いられる。伊達巻は、その形状が巻物に似ていることから、知識が増えるようにとの願いが込められている。きんとんは、黄金色に輝く財宝にたとえて、金運を呼ぶ縁起物。紅白なますは、水引を表す紅白の色で平和を願うもの。酢蓮と呼ばれる蓮根の酢の物は、蓮根の穴にかけて、見通しの良い将来を願うものだ。

三の重

三の重には焼き物を。海老は、その姿が老人に似ていることから、長寿を祈るもの。ぶりは、成長とともに名前が変わる出世魚であることから、出世を願って食べられる。鯛は「めでたい」の語呂合わせから。

与の重

与の重には、煮物を詰めるのが一般的。昆布巻きは、不老長寿を願う縁起物。煮しめは、多くの食材を使うことから、家族が仲良くなるという意味が込められている。具材も小芋をたくさんつけることから子孫繁栄の縁起物である里芋、成長の早いたけのこにあやかって順調な子育てを願うなど、それぞれに所以がある。

結論

現在では、お重は3段のものも多い。その場合は、一の重に祝い肴と口取り、二の重に酢の物と焼き物、三の重に煮物を詰めると良いだろう。今年はそれぞれの意味をしっかりと理解して、おせちを食べたい。

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