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寿司は一皿になぜ2貫ずつ?理由は日本人特有の感覚にあった

寿司は一皿になぜ2貫ずつ?理由は日本人特有の感覚にあった

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

2020年4月15日

寿司は日本のソウルフードのひとつだ。始まりは江戸時代の今でいうところのファストフードであったとされている。今では、海外でも非常に人気が高いメニューとなった。寿司の中でも、こと回転寿司では1皿に2貫ずつ提供されていることがあるが、ここには理由があるようだ。

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1. 寿司の歴史

寿司は東南アジア発祥の発酵食品がルーツ。日本ではこのような寿司を熟鮓と呼ぶ。現存している熟鮓としてよく知られているのが、滋賀県の鮒寿司だ。鮒寿司をはじめとする熟鮓は発酵を伴うので作るのに数ヶ月と時間がかかる。そこで人々は、寿司特有の酸味を酢で補うことを思いつく。こうして早すしが誕生。江戸時代になるとついに握り寿司が登場する。

江戸のファストフード

今でこそ、高級品として扱われている寿司だが、登場した当初はファストフードであったという声も多い。江戸時代は現在に続く日本の食文化が花咲いたことでも知られ、蕎麦や天ぷらが馴染み深いものになったのもこのころである。

不人気の大トロ

大トロといえば、今では高級ネタの筆頭だが、江戸時代にはまるで人気がなかった。今よりも輸送技術や保存技術などが発達していなかったため、脂の多いトロ部分は腐ったり、生臭かったりして、生食には不向きとされていたのだ。ねぎま鍋などにして食べるものもいたが、二束三文の魚として扱われていたようだ。

2. 寿司はなぜ2貫ずつ?

華屋与兵衛の戦略

江戸時代の寿司は、現在のそれとは少々異なる。というのも大きさがまるで違うのである。江戸時代にまず流行した寿司は、今でいうおにぎりサイズ。魚が丸のまま乗ったものもあったという。お腹がいっぱいになるという意味合いでは嬉しいが、少々食べにくいことが難点であった。そこでより食べやすくひとつひとつを小さくしたのが両国で寿司屋を営んでいた華屋与兵衛という人物だとされている。与兵衛はより食べやすいようにと大きかった寿司を半分にして、並べて提供をした。するとこれが大ヒットしたのだ。

左右対称の感覚

日本人は元来、2つ並んだものを好む気質があった。特に左右対称のものは、神社の狛犬など数多く存在する。この感覚に2貫の寿司はマッチしたのだ。

整列が鍵

とはいえ、当時非常に貴重だった米を使った寿司を半分に切るというのは、非常に縁起の悪い行為だとされていた。それがどうして受け入れられたかといえば、同じネタがのった同じ形の寿司が綺麗に整列して提供されたからにほかならない。

3. 最近の寿司事情

寿司は1貫?2貫?

最近の寿司屋では、2貫ではなく、1貫ずつ提供する店も多い。回転寿司などでは2貫スタイルが定着をしているように感じるかもしれないが、必ずしも2貫ではない。

高級寿司店はランチが狙い目

寿司のランクは、どんどん二極化を遂げている。ディナーに名店と呼ばれる寿司屋を訪れると1人3万円はくだらない。名店を攻めるのであれば、まずはランチがおすすめ。ディナーより若干、安めの設定にしているところも多い。

合わせる酒も多彩

和食や寿司には日本酒という古い考えは、この数年すっかりと影をひそめるようになった。寿司屋であってもワインをはじめとする洋酒を扱っている店も非常に多い。思い込みを捨てて、自由に楽しむのがおすすめだ。

結論

寿司がなぜ2貫ずつ提供されるのか?その答えは、江戸時代の食べにくかった大きい寿司にヒントがあった。小さく、2貫にしたことで食べやすく、2つ1組を美しい、縁起がよいと捉える日本人の感覚に合う寿司に変化していったのだ。寿司にまつわるトリビアは多く存在する。調べてみると面白いかもしれない。

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