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【やせうま】は大分県の郷土料理!素朴な味がクセになる美味しさ

【やせうま】は大分県の郷土料理!素朴な味がクセになる美味しさ

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2020年5月30日

やせうまは大分県を代表する郷土料理のひとつだ。発祥の地である大分県由布市の古野地区では後世に残すため、古野やせうま保存会を結成しており、地元の小学校の児童へ作り方を指導したり、イベントで普及活動を行ったりしている。今回は昔から大分で親しまれ素朴な味がクセになる美味しさのやせうまについて紹介しよう。

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1. やせうまの特徴・歴史や由来

最初に大分県の郷土料理である、やせうまの特徴・歴史や由来について紹介しよう。小麦粉に水を加えて練り、平たくのばして茹で、ザルにあげ砂糖やきなこをまぶして食べるやせうま。発祥の地は大分県由布市の古野地区だ。生地ののばし方にコツがあり、熟練者ほど長く薄くのばせるという。また大分県では古くから畑が基盤の穀物栽培が営まれ、小麦粉を使用した粉食文化が発展しており、やせうまのほかに小麦粉を使用した料理が県内の各地に浸透している。
やせうまという名前の由来だが、平安時代に信仰心の厚い乳母の八瀬(やせ)という人が、貴族の若者の健やかな成長を願い古野にある妙蓮寺へ参拝に向かった。その道中でお腹が空いた若者が「八瀬(やせ)、うま(幼児期独特の言い方で食べ物のこと)」といい、いわれる度に八瀬が小麦粉を薄くのばして、きなこをまぶしたものを食べさせたことで、やせうまと呼ばれるようになったようだ。ちなみに妙蓮寺では現在でも盆の行事として、やせうまが作られている。

2. やせうまの主な使用食材・栄養

次にやせうまの主な使用食材・栄養を紹介しよう。やせうま作りに使用する食材は小麦粉・きなこ・砂糖だ。小麦粉には主成分の炭水化物やタンパク質をはじめ、脂質・ビタミン・ミネラルなど、多種類の栄養素が微量ながらも含まれている。カロリーは白米よりもやや多めで、100gあたりで約370kcalだ。成分の67~75%が炭水化物で、生命の維持に必要なエネルギー源として大切な役割を果たしている。
やせうま作りに使用するきなこの特徴は大豆をまるごと炒って粉にしたもので、大豆の成分をすべてもち供えている。たとえば骨の成分を維持し丈夫な骨作りに役立つイソフラボンや、ビフィズス菌を増やしお腹の調子を整える大豆オリゴ糖、コレステロール値を低下させ動脈硬化を予防する大豆タンパク質、血圧低下作用が期待できる大豆ペプチド、便通を整える食物繊維などだ。

3. やせうまの食習の機会や時季

次に紹介するのは、やせうまの食習の機会や時季だ。やせうまは学校給食のメニューをはじめ大分県内の飲食店で提供されている。大分県民にとっては日常に根付いた食べ物のひとつで、七夕や盆の供え物にもなる。また西方浄土に帰る先祖の霊が供え物をまとめるための紐として、やせうまを使用すると伝えられている。
さらに県内の甘味処でも、やせうまが提供されているほか、家庭でも手軽に作れるよう、乾麺や生麺が販売されている。食べ方は温かい状態で食べることもあれば、冷やして味わうこともあるようだ。

4. やせうまの作られ方

次に紹介するのは、やせうまの作り方だ。やせうま作りに使用する材料は小麦粉(中力粉)・きなこ・砂糖・塩・ぬるま湯。まずボウルに小麦粉と塩を入れて混ぜ、ぬるま湯を少しずつ加えよくこねる。ぬるま湯は粉の状態を見ながら足し、一度に全部入れてしまわないこと。生地が手につかなくなるまでこねたら丸くまとめ、ラップで包み20分ほど寝かせる。
寝かせたら棒状にして親指くらいの大きさにちぎる。手のひらを使ってのばし、再びラップをかけさらに寝かせる。次に生地を手で細長くのばして熱湯に落として茹でる。茹であがったら冷まして砂糖ときなこをまぶせば、やせうまの完成だ。ぬるま湯の代わりに水を使用しても構わないが、ぬるま湯のほうが塩が溶けやすく、生地を寝かせる時間も短くて済む。ちなみに同じ生地で、大分県の郷土料理であるだんご汁も作れる。

5. やせうまの食べ方

次に紹介するのは、やせうまの食べ方だ。やせうま作りに使用するきなこの代わりに、あんこやはったい粉で食べても美味しい。また砂糖の代わりに黒砂糖を使い食べることもある。
ほかに抹茶パウダーやココアパウダーをやせうまにまぶして食べても美味しい。ちなみに大分県では、やせうまをアレンジした焼やせうまというせんべいが販売されている。

結論

大分県の郷土料理である、やせうまについて紹介したが、手でのばして作ると食感がよくなり温かみのある生地に仕上がる。生地を作るのが面倒なときは、うどん麺やマカロニで代用しても構わない。ぜひ大分名物のやせうまを食べてみよう。
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