このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
三献の魅力を徹底解説!奄美大島の祝い膳は海の幸がたっぷり!

三献の魅力を徹底解説!奄美大島の祝い膳は海の幸がたっぷり!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 氏家晶子(うじいえあきこ)

2020年6月 1日

奄美地域の正月料理である三献。正月料理は地方によってさまざまな特色が見られるが、三献は奄美ならではの海の幸などを存分に堪能できるのが特徴だ。本記事では、意外と知られていない、魅力の多い三献について紹介していく。あらゆる地域の正月料理が気になっている人や、奄美の料理に興味がある人はぜひ参考にしていただけたら嬉しい。

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. 三献の特徴は?

三献は奄美大島の正月料理であり、一の膳、二の膳、三の膳とよばれる3つの料理の総称を「三献」という。

それぞれの膳の内容は以下の通りだ。
  • 一の膳:餅、海老、野菜、かまぼこなどが入ったお吸い物。赤いお椀を使用する。
  • 二の膳:魚やタコなどの刺身。
  • 三の膳:鶏肉や豚肉が入ったお吸い物。黒いお椀を使用する。
また、一膳ごとに焼酎を飲むといった様式も三献の大きな特徴である。

家によっては一の膳を食べる前に、シュームリとよばれる塩、さきいか、昆布で作った料理を食べたり、三の膳を食べ終えたあとにヒムンとよばれる干物を食べるケースもあり、人によってさまざまな三献のスタイルが存在する。

また、それぞれの膳の間に飲む焼酎は、その家の家長がふる舞うといった様式をとっている家もある。3杯の酒を献上することから「三献」とよばれるようになったという説も唱えられている。

2. 三献の主な使用食材は?

奄美大島特有の郷土料理ということもあり、奄美で獲れるさまざまな海鮮物を三献で使用している。

一の膳で使用するエビ、二の膳で使用する魚やタコの刺身など、海の幸が好きな人にはたまらないメニューといえるだろう。

ちなみにこれらの海鮮物には以下のような栄養も含まれている。
  • エビ:タンパク質、ビタミンE、カルシウム
  • 魚(マグロなど):タンパク質、DHA、EPA
  • タコ:ビタミンB12、マグネシウム、リン、タンパク質
また、三の膳ではタンパク質豊富な鶏肉や豚肉も含まれているため、三献は全体を通してタンパク質が豊富な料理である。

3. 三献の食習の機会や時季は?

三献は先述したように、正月の料理として食べるものである。ただし、結婚式や入学式、卒業式といった祝いの席でも三献がふる舞われることもあるため「三献=祝いの席の料理」と認識している人も多い。

ただし、二の膳で登場する魚やタコの刺身料理は日常的に食べられており、海鮮物を扱う飲食店などでもよく見られるメニューである。

4. 三献の作り方

三献はとても豪華な料理だが、作り方が意外にもシンプルである。奄美大島式の正月料理を楽しみたい人は、ぜひ自宅で作ってみてはいかがだろうか。

一の膳

エビは背わたを取り除き、食べやすい大きさに切っておく。また、好みの野菜(ニンジンやダイコン、ホウレンソウなど)やかまぼこも一口サイズに切っておこう。
次に、鍋に出汁、酒、醤油、塩を入れて軽く煮立たせたら、切った具材を鍋のなかに入れ、火が通るまで加熱をする。
最後に赤いお椀のなかにできあがったお吸い物、焼いた餅、三つ葉を入れれば、一の膳の完成だ。

二の膳

刺身用のマグロやカンパチ、タコなどを食べやすい大きさに切り、皿に盛り付ける。好みでわさび醤油やダイコンのツマなどを用意するのもよいだろう。

三の膳

鶏肉や豚肉などの好みの肉、ニンジン、ダイコンを食べやすい大きさに切る。一の膳の作り方と同じように、出汁、酒、醤油、塩を鍋に入れて煮立たせたあとに肉、ニンジン、ダイコンを加え、しっかりと加熱をしよう。最後に黒いお椀に盛り付けたら三の膳の完成である。

5. 三献の食べ方は?

「お吸い物、刺身、お吸い物」の順で食べるといった流れや、間に焼酎を飲むといった習慣、お椀の色の指定などはあるが、それぞれの膳で使用する食材については、おおまかな決まりしかないため、好みの魚や野菜、肉などを使用する家も多い。

また、一の膳に関してはたまごやシイタケを加える家も多いため、自由に具材を組み合わせることもできる。家によって、さまざまな三献のスタイルがあるので、奄美大島出身の知り合いがいる場合は、どのような三献を食べていたか聞いてみるのもおすすめだ。

結論

三献は海の幸をふんだんに使った正月料理といえるだろう。また、それぞれの膳の間に焼酎を飲むため、焼酎が好きな人にとっても嬉しいメニューである。現代では三献ではなく、通常のおせち料理を食べたり、家族の好きなものを食べる奄美大島の住人も増えてきているようだが、三献を続けている家も多いため、興味がある人はぜひ正月に三献を取り入れてみてはいかがだろうか。
この記事もCheck!
  

おすすめ記事おすすめ記事

    ページトップへ ページトップへ