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【いがまんじゅう】を徹底解説!西三河ではひなまつりのお菓子?

【いがまんじゅう】を徹底解説!西三河ではひなまつりのお菓子?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2020年6月11日

「いがまんじゅう」は愛知県や京都府、埼玉県、九州などで知られている和菓子である。中でも愛知県では昔から、いがまんじゅうを桃の節句(ひなまつり)に食べる風習があるという。いがまんじゅうとはどのようなお菓子なのか、桃の節句との関連も含め解説していく。

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1. いがまんじゅうの特徴、歴史や由来

いがまんじゅうは、粒あんやこしあんを米粉で作った餅で包んだ和菓子。これだけでは一般的なまんじゅうと変わらないが、大きな特徴は表面に着色したもち米がつけられていることだ。

もち米の色に意味がある?

愛知県では西三河地域で有名なお菓子で、もち米の色はピンク・黄色・緑というのが定番である。ピンクは桃の花や魔除け、黄色は菜の花や豊作祈願、緑は新芽や生命力を意味するといわれている。この着色されたもち米による鮮やかな色合いや縁起のよさから、いがまんじゅうがひな菓子として定着したそうだ。

いがまんじゅうの名の由来には諸説あり

いが=伊賀(三重県の地名)という説もあるが、いがまんじゅうは愛知県をはじめ広い地域の郷土料理とされていることもあり、定かではない。ほかにも表面のもち米が栗のイガに似ていることや、まんじゅうを蒸す香り「飯の香(いいのか)」が由来という説がある。

2. いがまんじゅうの主な使用食材、カロリー、栄養

いがまんじゅうの使用食材は、主に米粉、小豆、砂糖、もち米である。この食材を見てもわかるように、いがまんじゅうは炭水化物が多い食べ物だ。さらに、米や砂糖は炭水化物の中でも糖質量が多い食材として知られており、糖質制限中の人には避けられている。糖質が気になる人は、食べ過ぎないように気を付けよう。

いがまんじゅうの三大栄養素

100gあたりに含まれる栄養素は、たんぱく質4.9g、脂質0.62g、炭水化物50.06(糖質47.22g)となっており、データで見てもやはり炭水化物が圧倒的に多い。

100gあたり227kcal

いがまんじゅうは1個あたり90~100gほどで、100gあたりのカロリーは227kcalとなっている。脂質が少ないため菓子パンや洋菓子などに比べると高くはないが、いくつも食べるとあっという間にカロリーオーバーになってしまうため気を付けよう。

3. いがまんじゅうの食習の機会や時季

いがまんじゅうは田植え前の豊作祈願や稲刈り後の農耕儀礼で食べられることもあるが、特筆すべきはひなまつりのお菓子として親しまれていることだ。

ひなまつりに食べるのは西三河特有の文化

いがまんじゅうは愛知県以外でも食べられているが、桃の節句である3月3日に食べる文化は西三河特有のものである。西三河地域では、ひなまつりが近づくと和菓子屋やスーパーにいがまんじゅうが並ぶ。かつては各家庭で作られてきたが、現在は店で購入することが多い。また、西三河ではいがまんじゅうが、学校給食の行事食としても提供されている。

4. いがまんじゅう作りのポイント

いがまんじゅうは、基本的にはまんじゅうの作り方と同じである。まんじゅうを作り、色粉でピンク・黄色・緑に着色したもち米をつけて蒸せば完成だ。

蒸した生地でまんじゅうを作って再度蒸す

いがまんじゅうの作り方のポイントは、蒸す工程を2回行うこと。米粉や砂糖で作った生地を一度蒸して餅のようにつき、薄く伸ばして小豆あんを包んでまんじゅうにして、もち米をつけて再度蒸すのである。こうすることでふっくらとしたきめ細かいまんじゅうに仕上がるのだ。ちなみに、生地に小麦粉を混ぜるとやわらかくなる。

火加減に注意

いがまんじゅうを蒸すときには、中火でゆっくり蒸すのがポイントだ。強火にすると生地が固くなったり割れたりしてしまうため気を付けよう。

5. いがまんじゅうの基本の食べ方、アレンジした食べ方

愛知県のいがまんじゅうは、菱餅などとともにおひなさまにお供えして、3月3日になったらそのまま食べるのが基本の食べ方である。一般的なまんじゅうと同様に、緑茶とよく合う。日にちが経ち固くなってしまったものは、蒸し直すか電子レンジで温めると美味しく食べられる。

アレンジしたいがまんじゅう

基本的には小豆あんを包んだ白いまんじゅうにピンク、黄色、黄緑のもち米がついているが、ほかにもさまざまないがまんじゅうを楽しむことができる。たとえば生地をよもぎ入りにしたものや、小豆ではなくかぼちゃやさつまいもなどのあんを入れたものなど、アレンジした食べ方もできる。

結論

ひなまつりにいがまんじゅうを食べることは全国的にあまり知られていないが、見ためもかわいらしくひなまつりにぴったりな和菓子である。三河地方に訪れたらぜひ試してみてほしい。また埼玉県や九州地方のいがまんじゅうとは見ためも味も異なるため、食べ比べてみるのも面白そうだ。
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