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老若男女を問わず人気のふくれ菓子は鹿児島県の郷土料理

老若男女を問わず人気のふくれ菓子は鹿児島県の郷土料理

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2020年6月11日

ふくれ菓子とは老若男女を問わず人気を集める鹿児島県の郷土料理だ。重曹を使用しふっくらと仕上げるのでソーダ菓子と呼ばれることもあれば、ふくらかん、ふくれかんと呼ばれることもある。かつては農作業時のお茶うけや豊作を願う祭りの席で食べられていた、ふくれ菓子の特徴や作り方を紹介しよう。

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1. ふくれ菓子の特徴・歴史や由来

最初に鹿児島県の郷土料理である、ふくれ菓子の特徴・歴史や由来を紹介しよう。小麦粉・重曹・黒糖を混ぜ、蒸して作るふくれ菓子。重曹を使いふっくらと仕上げるのでソーダ菓子と呼ばれるほか、ふくらかん、ふくれかんともいう。鹿児島県で黒糖が甘味料として強く根付いたのは江戸時代のことで、琉球王国を支配していた薩摩藩が琉球と奄美地域で行っていた黒砂糖の製造やサトウキビの栽培を独占し、薩摩藩の財源としていたことがきっかけだという。
年貢を米の代わりに当時とても高価だった黒糖で代納させ、黒糖を独占し財政は一気に回復した。一方で島民は黒糖の生産を優先せざるをえなくなり、日々の食料の生産に手がまわらなくなり、黒糖地獄と呼ばれるほど過酷な状況を作り出した。こういった歴史を経て鹿児島県で黒糖が浸透し、それに伴い黒糖を使用したいろいろな郷土料理が誕生した。たとえば菓子では「げたんは」という料理がある。

2. ふくれ菓子の主な使用食材・栄養

次に、ふくれ菓子の主な使用食材・栄養を紹介しよう。ふくれ菓子に使用する主な食材のひとつが黒糖だ。黒糖と聞くとなんとなく身体によさそうと感じる人もいるようだが、実際にどのような栄養素が含まれているのだろう。ふくれ菓子に使用する黒糖は、はちみつや上白糖と比べてビタミンやミネラルを豊富に含んでいる。主成分は炭水化物でエネルギー源となるが、毎日の食生活で黒糖を摂取すると健康に不可欠であるビタミンやミネラルも少しずつだが、同時に摂取可能だ。
食べ物に困らない豊かな食生活の日本だが、そんな中、唯一不足している栄養素がカルシウムといわれている。黒糖は上白糖に比べてカルシウムが240倍ほど含まれている。カルシウムは骨や歯を作るのに大切な栄養素で、成長期の子どもをはじめ骨粗しょう症の予防のために摂取したい栄養素だ。また黒糖にはカルシウムとともに骨の代謝に必要であるリンやマグネシウムも、わずかだが含まれている。とくに牛乳と黒糖の組み合わせはカルシウムの吸収率が高まるので好相性だ。

3. ふくれ菓子の食習の機会や時季

次にふくれ菓子の食習の機会や時季を紹介しよう。かつてふくれ菓子は農作業時のお茶うけや豊作を願う祭りの席で食べられていた。現在はとくにシーズンを問わず食べられており、老若男女から人気を集めている食べ物だ。
ふくれ菓子は各家庭でも作られるほか、スーパーのような食料品店や道の駅でも購入することができる。近年は郷土菓子として注目されており、ふくれ菓子専門店もできるほどだ。

4. ふくれ菓子の作り方

次にふくれ菓子の作り方を紹介しよう。ふくれ菓子作りに必要な材料は、小麦粉・重曹・粉黒糖・卵・酢・はちみつ・水だ。作り方は小麦粉と重曹を合わせてふるう。次にボウルに卵を溶き、粉黒糖・酢・はちみつ・水を入れて混ぜ、合わせた小麦粉と重曹を数回に分けて入れ、ダマがなくなるまで混ぜる。
続けてザルにさらし布を敷き混ぜた生地を流し入れ、蒸気があがった蒸し器で40分ほど蒸す。その際、蒸し器のふたは必ずさらし布で包み、生地に水滴が落ちないようにすること。最後に竹串で生地の中心を刺し、生地がついてこなければふくれ菓子の完成だ。

5. ふくれ菓子の食べ方

次にふくれ菓子の食べ方を紹介しよう。今回紹介したふくれ菓子の作り方のほかに、ヨモギやかぼちゃのような食材を加えたり、サネン(月桃)の葉を敷いて蒸したりして、香りを楽しむ方法もある。ちなみに粉黒糖の半分の量を白砂糖で作ると薄い色のふくれ菓子が完成する。

結論

鹿児島県の郷土料理であるふくれ菓子について紹介した。もしさらし布がなければ濡れふきんを使用して作っても構わない。老若男女に人気があり、素朴な美味しさが何より魅力のふくれ菓子。この機会に家で我が家のふくれ菓子を作ってみてはいかがだろうか。
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