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茨城の郷土料理の干しいもは自然なさつまいもの甘みが口中に広がる!

茨城の郷土料理の干しいもは自然なさつまいもの甘みが口中に広がる!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2020年9月10日

やわらかな食感の干しいもは、茨城県を代表する郷土料理のひとつだ。全国でもトップクラスの生産量を誇り、その大部分を那珂市・ひたちなか市・東海村が生産している。特徴は自然なさつまいもの甘みが口中に広がる素朴な味のおやつだ。今回は干しいもの特徴や食習の機会や時季、作り方を紹介しよう。

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1. 干しいもの特徴・歴史や由来

まず、茨城県の郷土料理である干しいもの特徴・歴史・由来を紹介しよう。さつまいもの加工品である干しいもは、老若男女から親しまれている素朴なおやつだ。茨城県は全国でも生産量のトップを誇っている。そのうち大部分を生産しているのが、那珂市・ひたちなか市・東海村だ。
もともと発祥の地は静岡県だが、遭難した薩摩(現在の鹿児島県)の船を大澤権右衛門氏が助けたことで、静岡県へさつまいもをもたらしたのがきっかけといわれている。静岡県でさつまいもの栽培が広がる中、栗林庄蔵氏がさつまいもを煮て薄くカットしたものを干す「煮きり干し法」を考えつき、これが干しいもの始まりだといわれている。
干しいもは保存がききいつでも食べることができるという利便のよさから一気に関東方面に広まっていったようだ。その後は静岡県沖で遭遇した照沼勘太郎氏が干しいもを茨城県で作り始め、那珂湊市(現在のひたちなか市)でせんべい屋を営む湯浅藤七氏や小池吉兵衛氏が干しいもの製造・販売を始め、一気に生産量が増えた。
戦争をきっかけにさつまいもが主食となり、一時期だが干しいもの生産は実質ストップしたが、戦後に県の推奨があり干しいもの生産が復活した。ちなみに阿字ヶ浦(あじがうら)の堀出神社に、干しいもを広めた人物として吉兵衛氏の胸像がある。

2. 干しいもの主な使用食材・カロリー・栄養

次に干しいもの主な使用食材・カロリー・栄養を紹介しよう。干しいも作りに必要な食材は、さつまいもだ。皮の色が赤紫・黄・白、肉色は黄・だいだい・白・紫などがあるさつまいも。選び方のポイントは太くて円柱形の両端がとがった紡錘形(ぼうすいけい)が良品だ。皮はツヤがあり色が均一で、でこぼこがなくなめらかなものがよい。毛穴が深くヒゲ根のあるさつまいもは繊維が多いことがある。黒の斑点があると貯蔵時に低温障害を受け味が落ちているので避けること。
さつまいもに含まれる栄養は食物繊維やビタミンCだ。食物繊維は腸内環境を整えたりコレステロール値を下げたり、糖尿病・高血圧・肥満を予防する働きがあるといわれている。ビタミンCは老化や病気から身体を守り、免疫力を高めストレスをやわらげる効果が期待できる。干しいものカロリーは100gあたりで303kcalだ。

3. 干しいもの食習の機会や時季

次に干しいもの食習の機会や時季について紹介しよう。干しいもは海から吹く強い風を利用して干す作業が行われるため、主な出荷時期は11~3月中旬までが一般的だ。ただし保存食なので1年を通して食べられる。干しいも作りの工程はシンプルで、各家庭でもよく作られており、軒先にさつまいもを干す様は冬の風物詩でもあった。いまでは子どものおやつや小腹が空いたときの間食として食べられている。
また学校給食でも干しいもを使用した料理があり、作業体験も行われているようだ。さらに近年は干しいもの品種や商品がバラエティー豊かで、日常用や高級な贈答品など選択肢が広がっているのが継承のあと押しになっている。ちなみに干しいもの生産農家によると、「ひたちなか・東海・那珂ほしいも協議会」が発足し、干しいもの普及に努めているという。

4. 干しいもの作り方

次に干しいもの作り方を紹介しよう。さつまいもは皮つきのままやわらかくなるまで蒸す。蒸したら熱いうちに皮をむく。皮はアクのある部分を取り除くよう厚くむき、アクが残るさつまいもの上下も厚めに切る。次にさつまいもがやわらかいうちに繊維に沿い縦1cm幅にカット。ちなみにテグやス釣り糸(絹糸でもOK)を使用するとキレイにカットできる。
続けてザルに重ならないよう並べ、風通しのよいところで1週間ほど干せばOK。ザルからはがれるようになれば裏返して両面を干せば干しいもの完成だ。水分が抜け干からびてきたときが干しいもの食べどきである。

5. 干しいもの食べ方

次に干しいもの食べ方を紹介しよう。素朴な甘さとやさしい食感の干しいも。子どもから大人まで好まれるシンプルなおやつだ。そのまま食べても十分美味しいが、かき揚げにして食べても美味だ。
また干しいもを細かくカットして、シフォンケーキや蒸しパン、パウンドケーキの生地の中に入れて食べても美味しい。アレンジは豊富なので、いろいろな方法で味わってみてはいかがだろうか。

結論

茨城県の郷土料理である干しいもについて紹介した。そのまま食べても美味しいが、温めて味わっても美味だ。たとえばオーブントースターや電子レンジで温めたり、オーブントースターと電子レンジのダブル使いで温めたりすると美味しい。ちなみに干しいもの美味しさを引き出すといわれている飲み物は牛乳だ。

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