このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。

まずは駒に触れてみよう!子供への将棋の教え方と注意点

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年6月13日

愛好家も多い将棋。「子供には早いのでは?」と思う人もいるかもしれないが、子供が将棋を覚えることで「集中力が高まる」「物事を論理的に考えることができる」「我慢することを覚える」など、さまざまなことを身につけることができるといわれている。では、子供にはどのようにして将棋を教えるとよいのだろうか。今回は、子供に将棋を教える際の教え方と注意点について解説していこう。

1. 「将棋とは何か」を子供に教える前に!駒を使った遊びのルール

いきなり本将棋で駒の説明を始めても、子供の頭の中は「?」だらけになるだろう。まずは楽しく将棋の駒に触れながら、駒の向きや強さの違いを知ることができる「歩まわり」の簡易版を紹介しよう。歩まわりとは、将棋の盤と駒を使ったすごろく遊びのようなもの。子供でも楽しく遊べるので、将棋の導入としてぜひやってみてほしい。

【用意するもの】

【歩まわりの遊び方・ルール】

  • まず、1人1枚ずつ「歩」の駒をとり、盤の4隅のうちいずれかのマスに置く。2人で行う場合は対角上に置こう。自分の「歩」を置いたところが自分の陣地である。この動かす駒を「進み駒」という。
  • 駒は反時計回りに進めていくので、その方向に駒を向ける。
  • 「金将」を4枚使い、サイコロ代わりにする。両手で包むようにして持ち、しっかり振って盤の上に振り落とそう。金将の裏表のようすによって進めるマス数が異なる。
    ・表(「金将」と書かれている面)が出た数だけ駒を進めることができる。
    ・4枚すべてが裏の場合、20マス進める。
    ・駒が横向きに立ったら1枚につき5マス、金が縦向きに立ったら1枚につき10マス進める。逆向きに立ったら100マス進むことができる。
    ・駒が1つでも重なったら表の数だけ戻らなければならないが、最大でも隅まで戻ればよい。
    ・裏になった駒がなければ振りなおすことも可能。(振りなおさなくてもよい)
    ・盤から1枚でも金将がこぼれたら「流れた」となり進むことができない。
  • 自分の進み駒が盤の外周を1周すると「出世」となり、1つ上位の駒に格上げすることができる。進み駒の位は次の通り。
    ・歩<香車<桂馬<銀将
    誰かの「銀将」が1周したら上がりでゲーム終了だ。この時点でのそれぞれの進み駒の種類によって順位が決まり、同じ種類の進み駒だった場合は進んでいるマス数で決着をつける。
  • 途中で自分より格下の駒を追い抜く場合、その駒を裏返して盤の内側に置いておく(「寝かし」)。もう一度誰かに追い抜かれると復帰できるが、それまでは休みとなる。2人でプレイしているときは1回休んで復帰することができる。
  • 進み駒がほかの駒とぴったり同じマスに止まれば、どちらも2マス進めることができる(「2あがり」)。
  • 自分のスタート地点以外の隅にぴったり止まることができれば、次の隅まで飛ぶことができる(「とび」)。
ほかにも細かいルールやローカルルールがあるが、子供が将棋の導入編として行うにはちょうどよい遊びだ。慣れてきたら進み駒にほかの駒も加えるなど、追加ルールを入れてもよいだろう。

2. 子供への将棋の教え方

本格的に始める前に!基本的な礼儀作法を身につけよう

将棋は礼儀作法を重んじるゲームだ。大切な3つの言葉と駒の片づけの作法を覚えなければ、将棋教室など他人と将棋を指す準備ができているとはいえない。それでは、将棋を本格的に教える前に身につけておきたい挨拶や作法について見ていこう。

まずは、対局が始まる前には「お願いします」と挨拶しよう。対局が終わったら一礼をし、「ありがとうございました」とお礼の言葉を述べ、負けた場合は「負けました」と宣言する。負けず嫌いな子供の場合は泣いてしまうこともよくあるが、負けた悔しさを自分の中でしっかりとおさえ、気持ちをコントロールすることを身につけさせよう。

対局が終わったら駒を片づける。上位者が片づけるのが慣習となっているが、初心者もそのルールをきちんとおさえておこう。基本的には駒の価値の高いものから順に、同じ種類の駒をまとめて駒袋に収めていく。玉(王)>飛>角>金>銀>桂>香>歩という具合だ。歩は数が多いので、数を数えながら片づけよう。

子供にぴったりの将棋の教え方は?

最初から本格的な将棋の道具を用意してもよいが、子供の年齢や性格によっては子供向けの入門セットを準備してもよいだろう。子供の入門用将棋セットには、将棋の駒に動き方が矢印で書かれているものや、プラスチック製の駒に動き方が書かれたシールを貼るタイプなどがある。動き方と礼儀作法を覚えながら、親子で対局して将棋の楽しさを理解していこう。

親子での対局がパターン化してきて、だんだんマンネリ気味になった時は、パソコンやテレビ、スマホでできる将棋ゲームを利用し、親子で話し合いながらコンピューターと対局すれば、打ち手のマンネリ化を防ぐことができる。礼儀作法がしっかり身についているのであれば、最寄りの将棋会館に行くと上達も早くなるだろう。

3. 子供に将棋を教える際の注意点

子供に将棋を教えるには注意点がある。たとえば、教える側の親が将棋に詳しい場合、意識していないところで専門用語が出てくることがある。しかし、初心者である子供がその用語を理解できなければ、せっかくの興味の芽を摘んでしまうことにもなりかねない。子供に楽しく将棋を教えるポイントをいくつかご紹介しよう。

たくさん褒める

よい手を打つことができたり、子供が勝ったりしたら「すごい!」などと意識して褒めよう。褒めるときは何がよかったのか具体的に褒めることが大切だ。褒められることで将棋が楽しくなれば、子供も「もっと強くなりたい」と向上心を持つことができるだろう。

将棋以外の話題も大切

将棋を子供に教えるうえでなにより重要なのは、子供が将棋に興味を持つことだ。学校での話や好きなテレビの話などで子供との信頼関係を作ったうえで話を将棋にシフトしていくと、スムーズに将棋を指す準備ができるだろう。

テキストは子供向けのものを

子供向けのテキストには、子供の興味をひくような挿絵が入っていたり、説明が子供向けでやさしい文章だったりする。このようなものを活用して、子供に将棋を教えよう。

結論

将棋の駒は漢字だらけだが、字を教わっていない小さな子供でも、将棋に興味を持てばあっという間に字も読みも駒の動きも覚えてしまう。教える側の大人がどのようにして子供に興味を持たせるかが、子供に将棋を教える際の最大のポイントなのである。歩まわりなどの盤や駒を使った遊び、子供用の将棋セットなどを活用し、上手に子供を将棋の道へと誘導しよう。
\この記事をシェアする/    
\この記事をシェアする/    
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

おすすめ記事おすすめ記事

ページトップへ ページトップへ