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子どもの成長曲線とは?成長曲線の見方や見る時に気をつけたい注意点

投稿者:
ライター 木村太郎(きむらたろう)

2019年7月29日

子どもを健診に連れて行くと、その身長や体重から発育状況がどんな様子なのか確認する方法はないのか気になる方も多いだろう。そんな時は母子手帳にある成長曲線を確認するのも一つの手だ。今回はそんな成長曲線とは何か、どのように見ればよいのか、そして成長曲線を見るうえで何に注意すればよいのかといったことを解説しよう。

1. 成長曲線とは?

成長曲線とは、子どもが生まれてから思春期を過ぎて成長が止まるまでの間、どのように身長と体重が増加するかを点に取り、それを線で結んで曲線としたグラフのことである。

平成12年(2000年)度の乳幼児身体発育調査報告書と学校保健統計調査報告書のデータに基づいて作成されている。成長の度合いが大きく異なるという理由から男女別で分けられており、月齢・年齢ごとに値が取られているのが特徴だ。

こうして作成された成長曲線と子どものデータを比較することで、その子どもが同じ年齢・性別の子どもと比較して、どのように成長しているのかを大まかに知ることができる。

2. 成長曲線の見方

子どもの身長と体重をプロットしてみよう

成長曲線は身長と体重がそれぞれ別々の曲線になっている。そこで、まずは横軸で子どもの年齢を確認し、それに対して縦軸で身長のグラフと体重グラフ上に子どもの身体測定で得た数値をプロットしてみよう。

これによって、子どもが年齢に対して身長と体重が大きいのか小さいのかわかる。たとえば身長が高い、低い、体重が重い、軽い、ということと同時に、平均値との乖離から身長が低い割に体重が重い、身長が高い割に体重が軽い、といった体型的なことも確認できる。

成長曲線にあるグレーの帯にも注目する

成長曲線によっては、初めから平均値が記されずグレーの帯(パーセンタイル値)が描かれていたり、平均値とその周辺に4本の線が描かれていたりする。
これは、子どもの成長の個人差と、何らかの原因によって引き起こされる栄養不良を判断する際に平均値だけでは判断できないため、成長曲線にグレーの帯(パーセンタイル値)を記しているのだ。
この帯の中に94%の子どもがおさまると言われている。そのため、グレーの帯から外れているからといって直ちに異常と判断されるわけではない。

健診ごとのデータをプロットして線でつなごう

成長曲線は1度プロットするだけで判断できるものではない。乳幼児健診などで行われた身体測定の結果をもとに長期間にわたってプロットしていき、その線を結んで身長や体重の伸びをみるものである。結ばれた線が緩やかでも着実に右肩上がりになっているかが重要である。
ただし、よく泣く赤ちゃんや歩き始めて運動量が多い時期の赤ちゃんなど、活動量が多い場合は体重の伸びが悪くなるということもある。こうした場合にも、プロットした線を結んだ曲線の傾きを大きく見てみよう。

3. 成長曲線を見る時の注意点

成長曲線を見るうえでの注意点は、体型や成長のしかたは個人差が大きいということだ。グレーの帯(パーセンタイル値)の中におさまる子どもは94%であるため、残りの6%は正常であるにも関わらずグラフから外れた成長曲線を描くということになる。

たとえば120cm、125cm、135cm、140cmの4人の子どもがいれば、平均値は130cmだ。しかし、130cmの子どもは1人もいない。大人でも身長や体重には個人差があり、平均値に近い方が多いというわけではない。

そのため、この曲線から外れているから直ちに異常が認められるということではないのだ。成長曲線はあくまで目安にしかならず、成長曲線だけで判断することはできないという点には特に注意しよう。

実際に医療機関では、成長曲線はふるいわけにのみ使用され、診察や他の検査結果から総合的な判断がなされている。子どもの成長のしかたで気になることがあれば、成長曲線にプロットしたものを持参し、かかりつけの医療機関に相談することをおすすめする。

結論

成長曲線とは何か、どのように見ればよいのか、成長曲線を見るうえでの注意点は何か、といったことを解説した。
成長曲線はあくまでも子どもの成長の目安であって、絶対的なものではないが、参考の目安としてぜひ知っておこう。
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