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小学校教諭が教える!【読書感想文】の書き方基本ポイント3つ

投稿者:
元小学校教諭 岩間智恵美(いわまちえみ)

2019年7月29日

読書感想文に苦手意識をもっているのは何も子どもだけではない。その宿題をサポートするお父さんお母さんも、どのように手助けをしたらいいのか分からず悩んだという経験はないだろうか。そこで今回は読書感想文を書くときに基本となる大切なポイントについて元小学校教諭の筆者が「構成」「書き出し」「題名」に分けて詳しくご紹介しよう。

1. 読書感想文の「構成」はメモを使って作成

読書感想文の構成については、まず、文章全体を3つに分けることがポイントだ。
  • 「序盤」印象に残った場面を絞り、その内容を簡潔に書く。
  • 「中盤」「もし自分だったら~と思う」のように、自分に置き換えてどう思うのか書く。
  • 「結論」読んでみて考えたことや、学んだことについて書く。
基本的にこの構成に基づいて読書感想文を書いていくのだが、いざ書こうと思っても、「あれ、あの場面どこだっけ?」「感動した部分があったのに、どこだか忘れてしまった!」となると、後からその文章を探さなくてはならない。こうした状況を防ぐためにも、必ず読みながら「メモ」をとって行くことも重要なポイントになる。

以下の点を見つけたらそのページに印をつけておき、「なぜそう思ったのか」を簡単にメモしておくと実際に書く際に非常に役立つ。
  • 感動したところ
  • 驚いたところ
  • 悲しくなったところ
  • 主人公の好きなところ
  • 嫌だなと思ったところ
それぞれ詳しく書く必要はなく、3個ぐらいの項目をメモしておくだけでも十分読書感想文を完成させることができる。またノートにメモしても良いが、付箋に書き込み、本に直接貼っていくと、どのページだったのか後々振り返りやすくおすすめだ。

2. 読書感想文の「書き出し」の書き方

読書感想文のメモを取り終わり、大体の構成が決まっても、「書き出し」が決まらないとなかなか書き進めることは難しい。そんなときにおすすめしたい読書感想文の「書き出し」を3つ紹介しよう。

本を読んだ感想を簡潔に述べる

「ぼくはこの本を読んで~と感じた」など、まず本の感想の結論を簡単に述べる。本を読んでみて、考えたことや学んだことは「おわり」に詳しく書くので、書き出しではなるべく簡潔な感想を述べ、詳細は後述するような構成もいいだろう。はじめに感想を述べれば、なぜそう思ったのか、どこの場面でそう思ったのか、読みながらとったメモを活用して読書感想文を書き進めることができる。

心に残った言葉を書き出す

書き出しに心に残った登場人物のせりふの一部など、本文中から文章を引用し、その言葉を見てなぜ心に残ったのか、その言葉から何を考えたのかなどを続けて書いていくとよいだろう。この方法も、自分の取り上げたい言葉を紹介して、後々に詳細を語る構成で文章を組み立てていこう。

なぜこの本を選んだのか理由を述べる

本との出会いを書くことも、書き出しとしてよい方法だ。読書感想文として、最初にその本を手にとったときの気持ちを素直に書くだけなので、本全体の感想を書くよりも書きやすいだろう。

3. 読書感想文の題名の書き方

読書感想文の中で最初に目に入るのが「題名」だ。読書感想文の題名の書き方には以下のようなルールがある。
  • 最初の行に2、3マス空けてから記入する。
  • 本の題名を入れる場合は『』を使う。
学校や読書感想文のコンクールによって、書き方が決まっている場合もあるので、題名や氏名の書き方は必ず確認する必要がある。
また、実際に題名に何を書くのか思い浮かばないときは一番シンプルで書きやすいのは以下のように本の題名を入れると作りやすい。
  • 『○○○』を読んで
  • 『○○○』から学んだこと
もしも、本の題名が長くて書きにくい、もう少し工夫したいという場合は読書感想文に選んだ本のテーマを題名にするとよい。下記に例を挙げる。

友情がテーマ:「友達の大切さ」「いじめを無くすためには」
夢がテーマ:「努力する心」「希望を持ち続けて」
戦争がテーマ:「世界平和を考える」「戦争を繰り返さない」

このように少し工夫するだけで、どんな内容の読書感想文なのか興味を持ってもらえるのでおすすめだ。

結論

「主人公の気持ちを考えてごらん」といった漠然とした助言では、なかなか読書感想文が書き進められないことも多い。メモを取るときも、「何でここの場面が好きなの?」「自分だったらどう思う?」など、子どもが答えやすい具体的な質問をしてあげると、気持ちが引き出されて書きやすくなる。読書感想文を手伝う中で注意しなければいけないのは、力を入れすぎて大人目線の感想にならないようにすることだ。あくまで子どもの考えや素直な気持ちから読書感想文を完成させるようにそっとサポートしてあげよう。
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