1. A型ベビーカーとは

A型ベビーカーの基準
一般財団法人製品安全協会が定めるベビーカーの種類で、生後1ヶ月または、生後4ヶ月から使用できるベビーカーを、A型ベビーカーと呼ぶ。対してB型ベビーカーは、生後7ヶ月から使用できるベビーカーのことを指す。
A型ベビーカーの特徴
A型ベビーカーは、リクライニングの角度がほぼ水平になることが特徴だ。赤ちゃんを寝かせた状態でも使用できるので、首がすわっていない赤ちゃんにも安心して使うことができる。また、赤ちゃんとお父さんお母さんが目を合わせて使用できる対面式にしたり、赤ちゃんの背中側へハンドルを移動させて使うことができる両対面式が多いことも特徴の一つだ。
2. A型ベビーカーはいつからいつまで使う?

A型ベビーカーはいつから使う?
上述したように、一般財団法人製品安全協会が定めるベビーカーの種類によると、A型ベビーカーは、生後1ヶ月または、生後4ヶ月から使用できるベビーカーのことを指している。製品によって、生後1ヶ月から使用できるものと、首がすわってからの生後4ヶ月から使用できるものがある。
A型ベビーカーはいつまで使う?
一般財団法人製品安全協会の基準によると、A型ベビーカーは、最長で生後48ヶ月まで使用することができる。しかし、全国ベビー&シルバー用品協同組合は、ベビーカーにも寿命があるため、長期間使用する場合は、定期的に点検をして安全を確保してから使用するように呼びかけている。
3. A型ベビーカーのメリットとデメリット

A型ベビーカーのメリット
使用できる期間が長い
生後7ヶ月からでなければ使用できないB型ベビーカーと違って、A型ベビーカーは生後1ヶ月から使用できるので、長期間の使用が可能だ。おすわりができるようになった赤ちゃんでも、外出先で寝てしまったらリクライニングを水平にできるので、楽な姿勢で寝かせてあげることができる。
安定性に優れている
A型ベビーカーは、首がすわる前の赤ちゃんも使用するので、安定性に優れている。クッションやタイヤなどが、走行中の衝撃を緩和できるような構造になっているので、赤ちゃんに負担をかけずに使用できる。また、折り畳んだ状態で自立できるタイプが多いので、置いておくときにも便利だ。
両対面式タイプが多い
ベビーカーには、持ち手ハンドルの向きを変えることで、走行中に赤ちゃんと向き合える対面式タイプと、赤ちゃんが進行方向に向く背面式タイプがある。A型ベビーカーは、どちらの向きでも使用できる両対面式タイプが多い。赤ちゃんによってはお母さんやお父さんの顔が見えない状態で使用すると泣いてしまうという子も多い。
そんな時や赤ちゃんの様子が気になるときは対面式、赤ちゃんに外の景色を見せてあげたいときは背面式にするなど、赤ちゃんの状況や成長に合わせて変えられることも魅力だ。
そんな時や赤ちゃんの様子が気になるときは対面式、赤ちゃんに外の景色を見せてあげたいときは背面式にするなど、赤ちゃんの状況や成長に合わせて変えられることも魅力だ。
A型ベビーカーのデメリット
大きくて重い
A型ベビーカーはB型ベビーカーに比べて、しっかりとした作りになっており、安定性に優れている。しかしその分、大きくて重いものが多い。走行中に赤ちゃんがぐずって抱っこをしなければならなくなったときなど、抱っこをしながら重いA型ベビーカーを押すのは、なかなか大変だ。
また、バスや電車の乗り降りの際にベビーカーを持ち上げなければならないこともあるので、大きくて重いことはデメリットになる。
また、バスや電車の乗り降りの際にベビーカーを持ち上げなければならないこともあるので、大きくて重いことはデメリットになる。
小回りがきかない
A型ベビーカーの、走行中に赤ちゃんに振動が伝わりにくいことを前提としたタイヤは、安定感はあるが小回りが利かないことも多い。狭い店内やきれいに舗装されていない道路などをよく利用する場合は、小回りのことも考えて検討する必要がある。
値段が高め
ベビーカーを購入する際に、だいたいの予算を考えている方も多いだろう。A型ベビーカーはB型ベビーカーよりも作りがしっかりしているので、値段が高いものが多い。コストに見合った作りにはなっているが、予算オーバーしてしまう場合には使用頻度などを考え、本当にA型ベビーカーが必要なのかをじっくりと検討しよう。
結論
A型ベビーカーがどのようなものなのかを詳しく知ることは、これからのベビーカー選びに役立つだろう。使用期間、メリットやデメリットと、自分のライフスタイルを照らし合わせて、自分と赤ちゃんに合ったベビーカーを選ぼう。そして満足のいくベビーカーで、赤ちゃんとのお出かけを楽しんでもらいたい。