このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。

保育士もやっている!赤ちゃんが泣き止むテクニックとは?

投稿者:保育士 旗手早奈恵(はたてさなえ)

2019年8月28日

赤ちゃんが泣くのは、お腹がすいているか、オムツが汚れているからだ、など言われているが、実際には授乳も済ませてオムツも換えたのに赤ちゃんが泣き止む気配もなく、戸惑うこという方も多いのではないだろうか。そこで今回は泣き止むようにするにはどうしたらよいのか、とっておきのテクを元保育士がご紹介しよう。

1. 新生児期はおくるみで泣き止む

新生児は空腹と不快で泣くという理由のほかにも様々な理由が考えられる。こんな時には「おくるみ」を使って手足の動きを安定させ、お腹の中の環境に近い状態にしてあげるという方法をおすすめしたい。

「おくるみ」は文字通り赤ちゃんをくるむための布だが、これが温度調節や防寒対策にもなり、何より四肢ともども包まれている安心感が赤ちゃんが泣き止むことにもつながる。また、おくるみを使うと首がすわらない時期でも抱きやすくなるという利点もある。

おくるみは形や大きさ、素材はさまざまで、巻き方にも種類がある。シンプルな正方形のおくるみで巻く手法や、袋状になっているおくるみに赤ちゃんを入れて面テープで留めるだけの簡単なタイプもあるので、使いやすさに応じて選ぶとよいだろう。きつすぎないように巻くのであれば、バスタオルなどの身近なもので試してみるのも有効だろう。

おくるみで包んであやして泣き止ませる方法は3か月から4か月くらいまで活躍してくれる。これを過ぎると、寝返りする赤ちゃんも増えて運動量が上がっていくため、おくるみは卒業することのなる。そんな時も、四角いスタンダードなタイプのおくるみなら、ブランケットとして活用することもできる。まだおくるみを試していないという方にはぜひバスタオルを畳んでおくるみ代わりにして試してみよう。

2. 6か月くらいまでの赤ちゃんが泣き止む胎内音

6か月くらいまでの赤ちゃんは、夕方になると必ず泣き出してしまう「黄昏泣き」など、すやすや寝ていたはずなのに、徐々にグズグズ泣きはじめるといったことも多い。泣くたびに抱き上げて安心させたうえで抱っこで少し寝かせてあげるのはもちろん有効な方法だが、ベッドに下ろす際に再び泣いてしまい、なかなか泣き止む気配がないことはよくある。

こうした時期の赤ちゃんが泣き止む方法として有名なのが滝の音や波の音、テレビの砂嵐の音といったいわゆるノイズ音を聞かせる手法だ。

胎内音を内蔵した人形を赤ちゃんに滝の音などのザーザーした音を聞かせると泣き止んだという体験談は多い。実際の保育の現場や子育ての場面ではビニール袋のガサガサした音も有効でよく使用されている。

明治乳業が行なった胎内音発生装置を内蔵した人形を使った実験によると、泣いている生後31日以内の赤ちゃん148名に音圧レベル90dB以上の胎内音を聞かせると1分以内に泣き止んだという。また、音圧レベル85dBの胎内音を聞かせると、唾液中のコルチゾール濃度が有意に低下し、赤ちゃんへの鎮静効果がみられた報告もある。

九州大学の藤智亮準教授らが新生児に行なった研究(※1)によれば、ホワイトノイズ、ピンクノイズ、ブラウンノイズを赤ちゃんに聞かせたところ、全てのノイズ音が無音に比べて優位に効果が認められたという。音楽や、滝の音、ビニール袋の音など、いろいろな音を試してみるとよいだろう。

最近では赤ちゃんが泣き止むような滝の音や波の音、ビニール袋の音や胎内音がでるおもちゃやCDなど多く出ている。生活習慣を整えるためにも、こうしたものを夜の睡眠や、昼寝の時間に有効に活用するとよいだろう。

3. どうしても泣き止まない時もリラックスして

空腹やオムツ、暑い寒いなどを確認し、問題ないようなら、「何とかして泣き止むようにしなければ!」と必死にあれこれやるのではなく、泣き止むまでゆったりした気持ちで子どもと接して抱いてあげるのが一番良い方法だ。

赤ちゃんは泣いて当たり前!

赤ちゃんの泣き声を繰り返し聞き続けるとつい不安な気持ちになってしまうが、厚生労働省が作成したリーフレット「泣きへの理解と対処のために」によれば関わり方によらず生後1~2ヶ月によく泣くピークがあること、こうした時期は何をやっても泣き止まないことが示されており、多くの赤ちゃんがピークを過ぎれば徐々に泣く時間が減っていくことが紹介されている。

どうしても泣き止まない時は

前述のリーフレットによれば、どうしても泣き止まない場合は焦らず、赤ちゃんが安全に過ごせる場所へ寝かせて一旦その場を離れ、お父さんやお母さんがリラックスしてから赤ちゃんの元へ戻って様子を確認するという方法が紹介されている。

あやす時は楽な姿勢で抱っこしてコミュニケーションを

子どもが成長して抱っこが重たく感じるようであれば、抱っこ紐を使用したり、ソファに座ったり、楽な体勢であやしてあげよう。「シー」という音を聞かせながら抱っこしたり、「お出かけして疲れたね」「今日は暑かったから、少しだるいね」「こわい夢でも見たかな?」など言葉を話しかけてコミュニケーションを取るようにすると、赤ちゃんも安心して落ち着くのだ。

結論

赤ちゃんが泣き止む方法は、月齢ごとに有効な手法が変わってくる。ただ、どの月齢においても言葉やスキンシップでコミュニケーションをとるようにすると、赤ちゃんもまた落ち着いて徐々に泣き止むようになる。泣いている赤ちゃんの様子がいつもと違うようであれば、検温や体の点検、医療機関の受診をしよう。

参考文献

(※1)日本生理人類学会誌:音刺激が新生児に及ぼす鎮静効果
\この記事をシェアする/    
\この記事をシェアする/    
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

おすすめ記事

ページトップへ ページトップへ