1. 3歳でトイレトレーニングが終わっていないのは遅い?

幼稚園や保育園によっては、入園までにトイレトレーニングを完了させておくように家庭に呼びかけているところも多く、「まだトイレトレーニングな終わっていない」と、つい焦ってしまうという方も多いようだ。
しかし、「早くトイレトレーニングを始めれば早く終わる」わけでもない。「2歳」からトイレトレーニングを始めても1年以上かかる場合がある。逆に、「3歳」からトイレトレーニングを始めて1ヶ月で終わる場合もある。
これは、3歳にもなると心と身体が成長し、1~2歳のときにも増して、オムツが濡れることを「不快」だと感じるようになるからだ。また、意思の疎通ができるようになるので、自分から「トイレに行きたい」と言えるようになる。
しかし、「早くトイレトレーニングを始めれば早く終わる」わけでもない。「2歳」からトイレトレーニングを始めても1年以上かかる場合がある。逆に、「3歳」からトイレトレーニングを始めて1ヶ月で終わる場合もある。
これは、3歳にもなると心と身体が成長し、1~2歳のときにも増して、オムツが濡れることを「不快」だと感じるようになるからだ。また、意思の疎通ができるようになるので、自分から「トイレに行きたい」と言えるようになる。
トイレトレーニングの開始時期
3歳でオムツが取れないということをあまり気にする必要はない。ミキハウス子育て総研の調査(※1)によれば、そもそもトイレトレーニングの開始時期もかなりのばらつきがるようだ。
- 1歳~1歳半:15%
- 1歳半~2歳:27.2%
- 2歳~2歳半:27.7%
- 2歳半~3歳:19.4%
- 3歳以上:5.3%
オムツが取れるまでかかった期間
さらにトイレトレーニングの期間にも個人差が大きいようだ。前述のミキハウス子育て総研の調査をみていこう。
- 1年以上:18.6%
- 半年~1年:28.5%
- 2~3ヵ月:18.0%
- 1ヵ月未満:12.2%
- 1ヵ月:11.6%
半年から1年以上の期間をトイレトレーニングに要したという家庭も多い。トイレトレーニングを始めて、1ヶ月、2ヶ月と過ぎるとトイレトレーニングがなかなか進まないと思ってしまいがちだが、実は平均的だったということもあるのだ。
2. トイレトレーニングを嫌がるのはなぜ?原因を探ろう

3歳にもなると心も身体もしっかり成長している。それでもトイレトレーニングを嫌がったり失敗したりするのには理由がある。そんなときには焦らずに、原因を探してみよう。
3歳の子どもは、自分の気持ちを言葉で少しずつ伝えられるようになっている。そのため、子ども自身にトイレトレーニングを嫌がる理由を聞くことも大切だ。ポイントは2つ。問い詰める聞き方ではなく、やさしく質問すること。そして、子どもの機嫌がいいときに質問することだ。
よくある理由は、「トイレにいくのが面倒」「いまやっていることを中断したくない」「赤ちゃん返り」「いやいや期で言われる通りに動きたくない」などだ。すべての3歳児が理由をしっかりいえるとは限らないが、「オムツ」「いや」という簡単な言葉にも耳を傾けてみると、トイレトレーニングを嫌がる理由が見えてくるかもしれない。
3歳の子どもは、自分の気持ちを言葉で少しずつ伝えられるようになっている。そのため、子ども自身にトイレトレーニングを嫌がる理由を聞くことも大切だ。ポイントは2つ。問い詰める聞き方ではなく、やさしく質問すること。そして、子どもの機嫌がいいときに質問することだ。
よくある理由は、「トイレにいくのが面倒」「いまやっていることを中断したくない」「赤ちゃん返り」「いやいや期で言われる通りに動きたくない」などだ。すべての3歳児が理由をしっかりいえるとは限らないが、「オムツ」「いや」という簡単な言葉にも耳を傾けてみると、トイレトレーニングを嫌がる理由が見えてくるかもしれない。
3. トイレトレーニングが進まない時は中断してみる

前述のミキハウス子育て総研の調査によれば、「トイレトレーニングがうまくいかなくて中断したことがある」と答えた家庭は48%とほぼ半数にのぼることがわかる。
トイレトレーニングが進まないと、焦ってきたら親子ともにストレスになっているサインの可能性もある。今はその時期ではないと割り切って、あえて中断する勇気を持つことも必要だ。
もちろんトイレトレーニングが完了していないと入れない幼稚園を志望している場合は、思い切って規定のない幼稚園も視野に入れるなど、子どもに合わせた選択をして、頑張りすぎないようにしよう。
トイレトレーニングが完了していないまま幼稚園に入園すると、いわゆる「集団の力」という他の園児のトイレに行く様子に後押しされてすんなりトイレトレーニングが終わったというケースも多い。まずはトイレトレーニングは3歳までに終わらせるべきと気負わないようにしよう。
トイレトレーニングが進まないと、焦ってきたら親子ともにストレスになっているサインの可能性もある。今はその時期ではないと割り切って、あえて中断する勇気を持つことも必要だ。
もちろんトイレトレーニングが完了していないと入れない幼稚園を志望している場合は、思い切って規定のない幼稚園も視野に入れるなど、子どもに合わせた選択をして、頑張りすぎないようにしよう。
トイレトレーニングが完了していないまま幼稚園に入園すると、いわゆる「集団の力」という他の園児のトイレに行く様子に後押しされてすんなりトイレトレーニングが終わったというケースも多い。まずはトイレトレーニングは3歳までに終わらせるべきと気負わないようにしよう。
結論
トイレトレーニングが進まない時には、まずは子どもとのコミュニケーションの中から、理由を探ろう。理由がわかっても、なかなか解決方法がない場合は、思い切って子どもに「トイレトレーニングお休みしよう」と提案してみてほしい。イヤイヤ期にもあたる3歳児はこうすることで逆にやる気になる可能性もある。これでうまくいかなくても、年齢が進むことで心の成長とともに解決することもある。気長に待つようにしよう。