1. 100玉そろばんとは

100玉そろばんとは
100玉そろばんは、普通のそろばんと違って、大きくてカラフルな玉が100個付いている。玉は普通のそろばんのように並んでいるのではなく、横一列に10個、それが10列あって全部で100個である。計算をするためというよりは、数がわからない幼児に算数の基礎を学ばせることができる知育玩具だ。
100玉そろばんの効果
数の大きさや、計算によって増えたり減ったりすることなど、数の概念を視覚的に理解することができる。それと同時に幼児期に指先を使うことも、巧緻性という手先の器用さを向上させることができる。何より、100玉そろばんは子どもが遊び感覚で楽しく算数を学べる点が高く評価されている。
100玉そろばんの遊び方
100玉そろばんは、レベルや年齢に応じてさまざまな使い方がある。数の数え方を覚えたい場合は、玉を右端に寄せ、1から数えながら玉を左に動かす。
2+3など簡単な足し算を教えたい場合は、玉をすべて右端に寄せた状態から、1列目の玉を2個左に動かす。そして2列目の玉を3個左に動かす。それらの左に寄っている玉の数を1つずつ数えて5個、というように、手を動かし、目で見て足し算を理解できる。
2+3など簡単な足し算を教えたい場合は、玉をすべて右端に寄せた状態から、1列目の玉を2個左に動かす。そして2列目の玉を3個左に動かす。それらの左に寄っている玉の数を1つずつ数えて5個、というように、手を動かし、目で見て足し算を理解できる。
2. 100玉そろばんの「玉」を作る

玉を手作りする
100玉そろばんを作る最初のステップは、玉を用意することから始める。身近にあるものだと、ペットボトルのキャップがある。少し大きめの100玉そろばんになるが、コストがかからず、さまざまな色のキャップがあるので玉の素材としてはおすすめだ。
市販のものを玉に代用する
市販の物で一番お手軽なのが、クラフトビーズだ。穴も元から開いているし、木製のものやプラスチックのものなど、種類も豊富で最近は100均でも手頃なサイズのものが販売されている。また色や形も自分の好みの物を選べるので、5や10の部分をあえて形が違うものを揃えて、動かしづらくすると、指先の動きのトレーニングと数のまとまりを理解するきっかけにもなる。
3. 100玉そろばんの枠をつくる

次に、100玉そろばんの枠の作成方法を考えよう。市販の物のように、木材を組み合わせて枠を作ることもできるが、DIYが苦手な方は木箱やプラスティックのケースなど、元々枠の形をしているものを使うことも可能だ。それぞれ軸を通す穴を開ける必要があるため、穴を開けるドリルがない方は、段ボールで枠を作ることもおすすめである。
また、A4サイズなど大きめのフォトフレームの軸部分を2つ用意して、玉を通した串を挟み込むように配置して接着するなどの方法も作りやすい。こうしたフォトフレームも100均に販売されているため、チェックしてみてはいかがだろうか。
また、A4サイズなど大きめのフォトフレームの軸部分を2つ用意して、玉を通した串を挟み込むように配置して接着するなどの方法も作りやすい。こうしたフォトフレームも100均に販売されているため、チェックしてみてはいかがだろうか。
4. 100玉そろばん玉を並べて仕上げる

玉を通すもの
手作り100玉そろばんで、玉を通すのは竹串が手軽でコストもかからない。また、玉がビーズの場合は、ゴム紐や手芸用のワイヤーを使うのもおすすめだ。竹串と違って、ゴム紐や手芸用ワイヤーを使えば、小さい穴でも通すことができる。ゴム紐や手芸用ワイヤーを使う場合は、たるまないように真っすぐに張ることに気をつけよう。
玉の並べ方
玉を通す素材が決まったら、1列に10個ずつ並べていくが、その際にどのように色分けして並べるかを決めよう。5個ずつ色分けして並べるのがオーソドックスな100玉そろばんだ。しかし、1列ずつ1と9、2と8、3と7というように色分けして、足したら10になる数をわかりやすくするのもよいだろう。また、2個ずつ色を変えて、偶数の数え方を学ばせてもよい。成長や理解力に合わせて玉の並べ方を変えられることも、手作りの100玉そろばんならではのメリットだ。
結論
数に触れる第一歩となる100玉そろばんは、簡単に作ることができる知育玩具である。手作りの100玉そろばんは、子どもの好みやレベルに合わせてアレンジができるため、長く使ってもらえることは間違いない。数の数え方は、小学校の学習に必要になるだけでなく日常生活でも役に立つので、100玉そろばんで身につけよう。