1. 積み木を「感覚」で楽しむ遊び方

「感覚で遊ぶ」ときくと幼稚園のリズム遊びや体操などを想像する方もいるかもしれない。しかし、こちらで紹介する積み木を用いて「感覚で遊ぶ」というのは赤ちゃんの知覚を刺激する遊びのことである。
共感覚について理解しておこう!
赤ちゃんは、日々身体だけでなく知覚も発達しており、その中でも赤ちゃんには1つの感覚を用いて得た情報を、他の別の感覚の情報としてとらえることができる「共感覚」があるということである。
赤ちゃんが舐めたり口に入れることで口の触覚から得た情報を視覚の情報としても理解することができ、大人からすれば赤ちゃんがただ積み木を舐めているだけに見えても、赤ちゃんは「口に入れることで素材の違いや形の違いを理解している」のである。そのため、積み木本来の遊びがかたが難しい月齢であっても、口に入れても安全な素材や大きさでできた製品であれば十分に赤ちゃんは遊ぶことができるだろう。また、音の鳴る仕掛けが内蔵された積み木を選ぶことで赤ちゃんの聴覚も刺激できる。
赤ちゃんが舐めたり口に入れることで口の触覚から得た情報を視覚の情報としても理解することができ、大人からすれば赤ちゃんがただ積み木を舐めているだけに見えても、赤ちゃんは「口に入れることで素材の違いや形の違いを理解している」のである。そのため、積み木本来の遊びがかたが難しい月齢であっても、口に入れても安全な素材や大きさでできた製品であれば十分に赤ちゃんは遊ぶことができるだろう。また、音の鳴る仕掛けが内蔵された積み木を選ぶことで赤ちゃんの聴覚も刺激できる。
遊び方の例
低月齢の赤ちゃんと積み木遊びをするときには口に入れても無害な素材や誤飲することのない積み木を用いることが重要である。「鈴の音がするね」「これは丸い積み木だよ」などと積み木に関する情報について声掛けしながら1つずつ積み木を渡していき、赤ちゃんの反応を楽しみながら「積み木と慣れ親しむ」ことを目標にするとよいだろう。
2. 積み木を「崩して」楽しむ遊び方

赤ちゃんは、新しい刺激が大好きなため、積み木を崩すときに得られる触覚や音は赤ちゃんの興味をそそるものだ。親としては「積み木遊びは積んだり、図形遊びなどをしてほしい」と望むかもしれないが、実はそのような遊び方は赤ちゃんには難易度が高い。そのため、赤ちゃんと積み木で遊ぶときには感覚を刺激できる遊び方を選ぶと夢中で遊んでくれるだろう。
遊び方の例
崩し遊びは、大人が積み木を重ねて「赤ちゃんに壊させる」ことを繰り返す遊びである。
はじめて崩し遊びに挑戦するときには、数個の積み木を重ねて壊すところを見せたり、赤ちゃんの手をとって壊し方を伝えてみるとよいだろう。異なる感覚や音を生じさせるために、普通の積み木の中に音の出る積み木などを組み込んだり、積み木の積み方や個数をその都度変化させて遊ぶのがおすすめである。
赤ちゃんは同じことを何度も何度も繰り返して学習していく。もしも赤ちゃんが喜んだら、ぜひその遊び方を繰り返してあげたい。
はじめて崩し遊びに挑戦するときには、数個の積み木を重ねて壊すところを見せたり、赤ちゃんの手をとって壊し方を伝えてみるとよいだろう。異なる感覚や音を生じさせるために、普通の積み木の中に音の出る積み木などを組み込んだり、積み木の積み方や個数をその都度変化させて遊ぶのがおすすめである。
赤ちゃんは同じことを何度も何度も繰り返して学習していく。もしも赤ちゃんが喜んだら、ぜひその遊び方を繰り返してあげたい。
3. 積み木を「重ねて」楽しむ遊び方

保健センターなどで実施される1歳6か月健診では発達の状態を確認するために「積み木を指先でつまんで2~3個重ねられるかどうか」について検査が実施される。
このことからも1歳を過ぎたら、積み木本来の「積み木を積み重ねる」という遊びにチャレンジしてもよいだろう。はじめは上手にできなくても少しずつできるようになっていくため、焦らずに見守ることが大切である。
このことからも1歳を過ぎたら、積み木本来の「積み木を積み重ねる」という遊びにチャレンジしてもよいだろう。はじめは上手にできなくても少しずつできるようになっていくため、焦らずに見守ることが大切である。
遊び方の例
積み重ね遊びは、積み木を重ねる方法を赤ちゃんにお手本として見せて声掛けをしながら「自分でもできる」ことを体験してもらうことを目標に一緒に楽しむとよいだろう。積み木のピースを2つ組み合わせて「おうちができたよ」などと赤ちゃんでも分かりやすいものを作ったり「こんなに高くもできるよ」といくつか積み木を重ねたタワーを見せたりするのもよい。この年齢になると大人の指示も理解することができるため、分かりやすい言葉でアドバイスしてコミュニケーションも楽しみながら遊ぶのもおすすめである。
まだ言葉を話すことが難しい月齢であっても、目で見た様子を大人が言葉にして伝えてあげることで、「こういう時にはこう言うのだな」と学習する機会が生まれる。赤ちゃんの言葉の発達を促すためにも、ぜひやりとりを取り入れながら一緒に遊んでみよう。
まだ言葉を話すことが難しい月齢であっても、目で見た様子を大人が言葉にして伝えてあげることで、「こういう時にはこう言うのだな」と学習する機会が生まれる。赤ちゃんの言葉の発達を促すためにも、ぜひやりとりを取り入れながら一緒に遊んでみよう。
結論
今回は、赤ちゃんとの一緒に楽しめる積み木遊びの方法について紹介したがいかがだっただろうか。こちらでは赤ちゃんの興味をそそる遊び方を紹介したが、これはほんの一部にすぎず、積み木は赤ちゃんの個性や発想によって遊び方が無限にある。「こうしないといけない」「積み木はこう遊ぶべき」とこだわらず、赤ちゃんが気に入った遊び方を繰り返したり、赤ちゃんの発想を大切にぜひ一緒に楽しんでいただきたい。